東日本大震災から2年4カ月となった11日、第28回東日本大震災3・11復興支援超教派一致祈祷会が東京都新宿区の淀橋教会で開かれ、東日本大震災救援キリスト者連絡会(DRCnet)前事務局長でアンテオケ宣教会事務局長の稲垣博史氏が講演した。稲垣氏は、「被災地で苦しんでいる方々の声を聴きたい」と強調し、2年4カ月を経過したいまこそ、助けを求める被災者の声に耳を傾け、行動すべきだと訴えた。
稲垣氏は、使徒パウロがヨーロッパ宣教へと導かれた使徒言行録16章の記事を引用し、使徒パウロがいつも敏感に主の導きを聴く姿勢を持っていたことを強調した。また、「確信するに至った」(10節)との訳語を強調し、「(主の御心を求めて)よく祈り、話し合う人たちだった」と説いた。
稲垣氏は、「(助けを求める被災者の)声を聞き分ける、敏感な感性や主の前でのあり方をわからせていただきたい。そして、自分のいまの立場、与えられている賜物、状況のすべてを結び合わせ、組み合わせて、自分に対する主の御心を知り、行動する者でありたい。祈る者でありたい」と述べた。
祈祷会は、日本プロテスタント宣教150周年記念大会の実行委員らが中心となり、震災1カ月後の2011年4月11日から毎月開いている。この日も、教派を超えて集まったキリスト者約30人が具体的な祈祷課題を挙げて被災地復興を祈った。
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