東日本大震災から1年11カ月となった11日、第23回東日本大震災3・11復興支援超教派一致祈祷会が東京都新宿区の淀橋教会で開かれ、教派を超えて集まったキリスト者が被災地復興を祈った。
日本プロテスタント宣教150周年記念大会の実行委員らが呼びかけ、震災1カ月後の2011年4月11日から、毎月開いている。この日は、救世軍震災支援事務局長の石川一由紀氏が、救世軍の被災地支援について報告した。
石川氏は、ある専門家の話として、被災者がこの時期に感じる落ち込みは震災直後の2倍だとの分析を紹介し、被災者の精神状態について「いまが一番大変な時」と述べた。その上で、「(被災地にボランティアとして)これから入っていく方もたくさん求められている」とし、「現地の方々と喜びも共にし、失ったものに対する痛みの気持ちも共に持ちながら、これからも関わりを持ち続けていく責任があるのではないか」と語った。
石川氏は、キリスト教に対して抵抗感を持つ被災者との出会いにも触れ、「すべての人と平和に暮らすために、その地にキリストの思いが根付いていくことができるように、一歩一歩進んでいく者でありたい」と話した。
次回は震災から2年に当たる3月11日、東京都新宿区百人町1丁目17-8の淀橋教会で開かれる。講師は、基督聖協団宮城聖書教会牧師の田中時雄氏。音楽ゲストにユーオーディア・アンサンブルのクラリネット奏者、柳瀬洋氏を迎える。
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