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初代教会に溢れる聖霊の臨在 万代栄嗣牧師

2013年6月17日08時12分
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万代栄嗣牧師+
 また、使徒たちの手によって、多くのしるしと不思議なわざが人々の間で行なわれた。みなは一つ心になってソロモンの廊にいた。ほかの人々は、ひとりもこの交わりに加わろうとしなかったが、その人々は彼らを尊敬していた。そればかりか、主を信じる者は男も女もますますふえていった。…ペテロが通りかかるときには、せめてその影でも、だれかにかかるようにするほどになった。また、エルサレムの付近の町から、大ぜいの人が、病人や、汚れた霊に苦しめられている人などを連れて集まって来たが、その全部がいやされた。(使徒の働き5章12節~16節)

1.ひとつ心で集まる人々がいる

 使徒たちは大活躍しましたが、癒やしと悪霊の解放は、人々がひとつ心になって集まるところでなされたのです。最近は技術発展により、世界中とつながることができます。しかし逆に、人間関係は希薄になり、本当に信頼し、愛し合える人が少なくなりました。アメリカ政府がネット関連企業から個人情報を収集していたことが発覚。愛のある信仰による交わりではなく、情報だけに人がつながる時代になりました。

 しかし、神がアダムにエバを与えた以上、生身の人間が愛と命を寄せて集まるところに本当の幸せがあるのです。初代教会が用いられたのは、生きた信仰と主キリストの愛をもって集まる人々がいたからです。

2.増加し続ける人々の集まりがあった

 生きた教会には、イエスの命があり、聖霊が注がれ、成長、前進、発展、増加があります。温かい命のあるところには、人々はどんどん集まるのです。命があると言いながら人が集まらないのは、聖霊の命が燃えていないからです。

 教会が初代教会と同じように聖霊の命をいただいているとき人々は増えるのです。インドでは、法律で、クリスチャンになることを制限されていながら、それでも教会は成長しています。私たちも、成長し続ける教会を目指しましょう。

3.しるしと不思議が現わされる

 12節や15~16節を見ると、ごく当たり前にしるしと不思議が現わされています。命のある教会として、もっと鮮やかな主による癒やしと悪の力からの解放の業が現わされる、本物の教会としての恵みをいただきたいのです。

 初代教会から二千年経ちましたが、イエスを信じることにおいては常に本物の教会であり続けたいと願います。日本は、世界で最も宣教の難しい地かもしれませんが、それでも挑戦するのです。命の溢れる教会をさらに成長させていきましょう。

 昨日も今日もいつまでも変わらないイエスの十字架の恵みがある教会とならせていただきましょう。


◇

万代栄嗣(まんだい・えいじ)

 松山福音センターの牧師として、全国各地、そして海外へと飛び回る多忙な毎日。そのなかでも宗教を超えた各種講演を積極的に行っている。国内では松山を中心に、福岡、鹿児島、東京、神戸、広島、高松にて主任牧師として活動中。キリスト教界のなかでも、新進気鋭の牧師・伝道者として、注目の的。各種講演会では、牧師としての人間観、ノイローゼのカウンセリングの経験、留学体験などを土台に、真に満足できる生き方の秘訣について、大胆に語り続けている。講演内容も、自己啓発、生きがい論、目標設定、人間関係など多岐にわたる。

 また、自らがリーダー、そしてボーカルを務める『がんばるばんど』の活動を通し、人生に対する前向きで積極的な姿勢を歌によって伝え続け、幅広い年齢層に支持されている。

 国外では、インド、東南アジア、ブラジル等を中心に伝道活動や、神学校の教師として活躍している。



※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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