WCC、パキスタン宗教少数派の窮状把握へ

2012年8月24日17時47分 印刷
+(写真:WCC)
(写真:WCC)

パキスタンで宗教少数派のキリスト教徒らが冒とく法違反の罪で殺害される状況が依然として続いている最中、世界教会協議会(WCC)は9月17日から19日にかけてスイスジュネーヴにある国連人権理事会(UNHRC)と共にパキスタン宗教少数派の窮状を把握する国際公聴会を開催する予定である。

同公聴会はWCC国際関係委員会(CCIA)によって組織され、スイスジュネーヴにあるエキュメニカルセンターで協議会が行われる予定である。同センターは国連ジュネーヴ事務局のすぐ側にある。

WCCはこれまでパキスタンで議論の渦中にある冒とく法に違反したとの名目によって多くの宗教少数派の犠牲者が生じて来た問題について注視し、支援活動を続けて来た。冒とく罪の判決が下れば死刑に処せられる他、暴徒による暴力などが生じてきた。冒とく法の法的な中身はあいまいで自由裁量によって判決が下される所が多いと法学者から批判がなされている。

パキスタン宗教少数派の国際公聴会はWCC、国連、パキスタンの宗教少数派代表者および市民団体代表者らが共に顔を合わせ、パキスタンで生じている宗教少数派、社会コミュティに対する迫害問題について議論がなされる予定である。

CCIAディレクターのマシュー・ジョージ・シュナカラ博士は「公聴会は国際的なレベルにおいてパキスタン少数派の人々の人権が蝕まれている状況、冒とく法の濫用状況を把握することが目的です。冒とく法違反の判決が出ると、死刑を免れません。パキスタン少数派の人々のためにエキュメニカルなアドボカシー運動を蒔きこんでいくことで、社会や各国政府により大きな影響力を与えていくことができるようになることを期待しています。国際公聴会の開催によって、宗教少数派に属する人々の迫害問題についての関心を高め、彼らの声が国際レベルで、特に国連人権理事会に聞かれるようになるためのプラットフォームが形成されていくでしょう」と述べている。

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