同性愛カップルの結婚を認めるよう憲法の改正を準備する英国政府に対し、新しいキリスト教団体「コアリション・フォー・マリッジ(C4M)」が反対運動を開始した。
英政府は、ノルウェー、スウェーデン、スペイン、ベルギー、オランダに続いてヨーロッパで同性婚を認める6番目の国になるため、結婚に関する憲法を改正すべきだと表明している。C4Mはこの動きを「重大な反民主主義」と非難している。
C4M議長でキリスト教会指導者のコリン・ハート氏は、「この国の2400万人の既婚者は、結婚に関する憲法の改正をどう思うか尋ねられもしないだろう」と述べている。
C4Mの指導者で英国国教会の前カンタベリー大主教であるジョージ・ケアリー氏も、「結婚の高潔な地位は国や教会に先行するものだ。いずれの機関もこのような基本的なことを再定義する権利はもっていない」と英政府の計画に強い口調で反対した。
さらに同氏は英デイリー・メール紙に対し、「一人の男性と一人の女性の結合は何千年もの間、文化を超えた社会の基盤になってきた。結婚は社会の基本だ。大衆はこの基礎を変えようという試みに反対することだろう」と語った。
C4Mは、同性婚反対運動への参加を広く呼び掛けており、英政府による結婚の再定義を防ぐための多くの署名活動を展開している。
クリスチャントゥデイからのお願い
皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。
人気記事ランキング
-
ローマ教皇フランシスコの死去に対する日本国内の他教派の反応
-
日本人に寄り添う福音宣教の扉(221)音楽葬に導かれて 広田信也
-
保育の再発見(30)もはやロマンで保育は語れない時代に
-
イエス・キリストの生涯描いた映画「ジーザス」、提供言語が2200言語に到達
-
イースターは「揺るぎない希望」 第62回首都圏イースターのつどい
-
フランスのカトリック教会、復活祭に成人1万人以上が受洗 昨年比45%増
-
不利益を被って困ったとき 菅野直基
-
花嫁(25)生きたささげものとして 星野ひかり
-
ワールドミッションレポート(4月28日):全体的な宗教離れが加速 一方で驚くべき例外も
-
ワールドミッションレポート(5月4日):キルギス ダンガン族のために祈ろう
-
次期ローマ教皇の有力候補4人
-
「壁ではなく橋を」 平和願い続けた教皇フランシスコ 葬儀に25万人参列
-
ローマ教皇フランシスコの死去に対する日本国内の他教派の反応
-
イースターは「揺るぎない希望」 第62回首都圏イースターのつどい
-
京都ノートルダム女子大学、2026年度以降の学生募集を停止
-
ローマ教皇フランシスコの死に相次いで哀悼のコメント キリスト教指導者7人の反応
-
21世紀の神学(26)ヘルマン・ヘッセが感じた重圧とキリスト教の本質 山崎純二
-
フランスのカトリック教会、復活祭に成人1万人以上が受洗 昨年比45%増
-
イエス・キリストの生涯描いた映画「ジーザス」、提供言語が2200言語に到達
-
2026年に東京のスタジアムで伝道集会開催へ 「過去に見たことのないリバイバルを」