Skip to main content
2025年8月20日11時06分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 国際

核兵器のない世界追求へ WCC

2011年10月4日11時14分
  • ツイート
印刷
関連タグ:世界教会協議会(WCC)核兵器
核兵器のない世界追求へ WCC+
スイスジュネーヴで行われたアボリション2000による軍縮のための会合の様子= 9月16日(写真:WCC)

2000以上の団体から構成されている核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)は、9月16日にスイスジュネーヴで核兵器廃絶に関する会合を行った。会合には世界教会協議会(WCC)も参加し、軍縮に向けた今後の政策の見通しについての検証が行われた。3日、WCCが発表した。

ICANによると、「核兵器のない世界が存在し得るか?」という問いに関する世界各国の市民を対象にした世論調査では、大部分の人が「存在し得る」との見解を示しているという。一方で各国政府に対する核兵器全廃の可能性に対する調査では、大方の政策指導者らが「おそらくいつかは可能であるでしょうが、私たちが生きている時代では不可能であると思われます」との回答が返ってくるという。

核兵器廃絶に関する進展が停滞していた数年の時期を乗り越え、現在核兵器廃絶を支持する声は世界的な高まりを見せている。会合に参加したニュージーランド人で世界各国の国会議員の核兵器廃絶に向けた動機付けの働きを行っているアリン・ウェア氏によると、国連では現在核兵器禁止条約(NWC)を支持する加盟国は133カ国に及んでいるという。ウェア氏は「他の軍縮条約や核兵器を保持することの世界平和に対する不条理を訴える活動の成功に伴い、核兵器廃絶に向けたより相互の団体や国々の協力関係による動きが活発化し、核兵器廃絶に向けた動きが支援されるようになってきました」と述べた。

~核兵器問題に対処するための国際人権法による取り組み~

核兵器が非合法であるという認識は日に日に高まるようになっている。ICANオーストラリアのティム・ライト氏は「私たちには国際刑事裁判所(ICC)があります。世界各国指導者たちに核兵器をそれぞれの国で保持し使用し続けるならば、それがその政策指導者自身の姿が反映されていることであることをしっかりと認識させる必要があります」と述べた。

その上でライト氏は市民社会団体らが核兵器廃絶に取り組む基盤として国際人権法を用いることで、核兵器製造に関与する企業との癒着から抜け出し、核兵器を保持する国々へ直接働きかけていくことを促した。核兵器を保持する国々では軍事兵器を最新化させていこうとする中にあって、核兵器廃絶の動きへ取り組まなければならないという法的な責務が課せられているという複雑な軍事事情を有している。

非営利団体のウエスタン・ステイツ・リーガル・ファウンデーション(WSLF)のジャッキー・カバッソ氏は「(軍縮に向けて核兵器を)より少なく、しかし最新を目指す(Fewer but newer)」という方針が核兵器を保有する軍事国各国の軍縮政策を難しくしていると指摘した。

米国政府は最近同国で保有する核兵器を最新のものに更新するために2,000億ドル(約15兆4千億円)以上を費やす決定を行った。 昨年新たに行われた米露間の戦略核兵器削減条約(START)を踏まえた上で核兵器を最新のものへと更新していくための資金として策定されたものの、同条約を守りつつ最新の兵器に更新するという費用のかかる「軍縮」政策となり、STARTの米露間の交渉は穏やかな軍縮政策にしかつながらなかったのではないかと指摘した。

核時代平和財団(NAPF)のアリス・スレイター氏は原子力発電のコストと発電後の結果に焦点を当てた活動を行っている。今年3月11日に生じた東日本大震災で地震と津波、そして原発事故による放射能被害という三重苦が生じたことを受け、世界30カ国に存在する500基の原子力発電所、および今後製造予定の60基の原子力発電所の是非に対する疑問が世界中で巻き起こるようになった。

スレイター氏は、最近ドイツ、スイス、イタリアおよびスペインが脱原発を行う方針を決定したことを称賛した。スレイター氏は世界の電力需要の半分をまかなうのに380万基の風車が必要になることを指摘し、「毎年730万台の新車が製造されている事実を踏まえて考えれば、これだけの風車を製造することは対応可能なことではないでしょうか」と提案した。

ピースボートの共同代表を務める川崎哲氏は、日本国内100都市の市長らが北東アジア圏における非核兵器地帯(NWFZ)形成のための活動に携わっていることを伝え「NWFZは核兵器のない世界の安全を示すモデルといえます」と述べた。世界の他の6地域においてはすでにNWFZが定められているにもかかわらず、北東アジア圏および中東圏ではまだ交渉段階であり、原発・核兵器被害による慢性的な不安が生じたままとなっている。

ドイツ人科学者で核兵器製造に反対するエンジニアおよび科学者による国際組織を代表するレジーナ・ヘイベル氏は、弾道ミサイル(BM)も核兵器と同様の理屈で拡散するようになっていることを指摘した。核兵器を保有する軍事各国では軍事力の基盤としてBMと核兵器の両方を保持することで一つの軍事的な強さを示す理論的説明ができると見なす傾向がある。その上でそれぞれの軍事各国が「自国で保有している分には良しとしても他諸国で保有されることは都合が悪いと考えています」とヘイベル氏は指摘した。そのためある一国がBMと核兵器による軍事力を高めようとすれば、対立国それぞれも同様に高めようとする動きに出るのだという。そのため、このような互いに軍事力を高め合う動きの主たる動機を与えているのは世界最大の軍事力を持つ米国ではないかと指摘した。

WCCは核兵器の全廃および世界6大陸の加盟諸教会とともにそのための具体的な動きを追求していくことを提唱している。

関連タグ:世界教会協議会(WCC)核兵器
  • ツイート

関連記事

  • 広島・長崎原爆から66年-WCCが声明文を発表

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 福音派増えるベネズエラ、大統領が「マーチ・フォー・ジーザスの日」制定 全国で行進

  • N・T・ライト著『わたしの聖書物語』が大賞 キリスト教書店大賞2025

  • 世界福音同盟、新総主事にアラブ系イスラエル人弁護士を選出

  • 新約聖書学者の田川建三氏死去、89歳 新約聖書の個人全訳を出版

  • ワールドミッションレポート(8月20日):オランダ ペルシャ語教会の静かなるリバイバル(3)

  • 篠原元のミニコラム・聖書をもっと!深く!!(240)聖書と考える「レプリカ 元妻の復讐」

  • ワールドミッションレポート(8月17日):オランダ ペルシャ語教会の静かなるリバイバル(1)

  • ドイツで神学生が大幅に減少、5年前の3分の2に

  • 米韓政府の政策で対北朝鮮ラジオ放送が80%減少、キリスト教迫害監視団体が懸念

  • ワールドミッションレポート(8月18日):オランダ ペルシャ語教会の静かなるリバイバル(2)

  • 福音派増えるベネズエラ、大統領が「マーチ・フォー・ジーザスの日」制定 全国で行進

  • 世界福音同盟、新総主事にアラブ系イスラエル人弁護士を選出

  • N・T・ライト著『わたしの聖書物語』が大賞 キリスト教書店大賞2025

  • 米韓政府の政策で対北朝鮮ラジオ放送が80%減少、キリスト教迫害監視団体が懸念

  • 新約聖書学者の田川建三氏死去、89歳 新約聖書の個人全訳を出版

  • いのちの書に名を記される幸い 万代栄嗣

  • 嫌いと無関心 菅野直基

  • シリア語の世界(30)シリア語新約聖書の和訳(1)マタイ福音書からテサロニケ人への手紙第二まで 川口一彦

  • 主は生きておられる(240)黒い雨 平林けい子

  • ワールドミッションレポート(8月17日):オランダ ペルシャ語教会の静かなるリバイバル(1)

  • 根田祥一氏の敗訴確定、最高裁が上告棄却 本紙に対する名誉毀損で賠償命令

  • 新約聖書学者の田川建三氏死去、89歳 新約聖書の個人全訳を出版

  • キリスト教徒が人口の過半数を占める国・地域、この10年で減少 米ピュー研究所

  • 「20世紀のフランシスコ・ザビエル」 聖心女子大学で岩下壮一神父の特別展

  • N・T・ライト著『わたしの聖書物語』が大賞 キリスト教書店大賞2025

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(10)「苦しみ」から「苦しみ」へ 三谷和司

  • 日本基督教団、戦後80年で「平和を求める祈り」 在日大韓基督教会と平和メッセージも

  • 日本キリスト教協議会、戦後80年の平和メッセージ キリスト者の戦争加担にも言及

  • コンゴで教会襲撃、子ども含む43人死亡 徹夜の祈祷会中に

  • ドイツで神学生が大幅に減少、5年前の3分の2に

編集部のおすすめ

  • 「罪のない赤ちゃんを殺さないで」 東京でマーチフォーライフ、中絶の問題を訴え

  • 教育改革が「日本のリバイバルにつながっていく」 牧師の金子道仁参院議員が講演

  • いのちの言葉聖書学校、日本語クラス2期生7人が卒業

  • 淀橋教会で新主管牧師就任式・祝賀会 金聖燮牧師が6代目に

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.