Skip to main content
2025年12月22日21時21分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム

世界の平和を願い、近江兄弟社学園にヴォーリズ平和礼拝堂が完成

2007年4月19日07時14分
  • ツイート
印刷
3月27日にヴォーリズ平和礼拝堂で行われた近江兄弟社学園本館の竣工式の様子。学生たちがメサイアコーラスを披露した=近江兄弟社学園提供+
+

 キリスト教精神に基づき、イエス・キリストを模範とする人間教育を目指す近江兄弟社学園(滋賀県八幡市)に、同学園の創始者であるウィリアム・メレル・ヴォーリズ氏(1880−1964)の来日100周年を記念した「ヴォーリズ平和礼拝堂」が完成したことが18日、わかった。同礼拝堂は、近江兄弟社学園本館の改築に合わせて昨年から建築が進められていた。



 ヴォーリズ平和礼拝堂は、先月27日に竣工式が行われた同学園本館の5階に位置し、広さが約550平方メートルで半円状に550席(補助席を入れると750席)が設けられている。礼拝堂内には、ヴォーリズ氏の妻である一柳満喜子氏ゆかりのピアノが設置されたほか、ヴォーリズ氏ゆかりのハモンドオルガンも設置された。



 「キリスト者として、生涯にわたって世界平和を願ったヴォーリズ氏の意思を引き継ぎたい」との思いから建設された同礼拝堂は、今後は生徒たちの礼拝所として、また世界平和のために祈る場として用いられるという。礼拝堂の完成にあたり、同学園の道城献一牧師は「近江兄弟社学園には長年チャペルがありませんでしたが、今回100周年を迎えてやっと礼拝堂が与えられました。教職員も生徒たちも大変喜んでいます。また、地域の人たちも大変期待しています。世界平和を願ったヴォーリズ氏の思いを受け継ぎ、この場で数々の平和のメッセージが伝えられることを願います」と語った。



 来月19日には、仏教や神道、キリスト教など各宗教界から代表者を招き、地域、文化、宗教の壁を越えて世界平和のために祈る集いを、同礼拝堂にて初めて開催する予定だ。この集会は、「宗教は異なっていても、まず人間としての深い思いやりを持ち、相手と真摯に接すること」や「信仰の押し付けを避け、相手の主体性を尊重し、相手が『神の真理』に共鳴することを期待して接触し続けること」などを伝道の精神として掲げ、世界平和を願ったヴォーリズ氏の意向を汲んだもの。



 具体的には、比叡山延暦寺(大津市)や多賀大社(多賀町)、同志社大(京都市)などから約100人の指導者たちを招待するという。関係者によると、集会全体では600人規模になる予定。また、10月下旬にもゲストスピーカーを呼び、平和に関するメッセージを伝える講演会を行う計画がある。世界平和を願い、同学園では今後も年に数回のペースで講演会を行っていく方針だ。



 1900年代初頭に来日したヴォーリズ氏は、近江八幡の地で英語の教師をする傍ら聖書研究会を開き、YMCAを結成して日本の地に福音を宣べ伝えた。さらに、1910年には独立自給の「近江ミッション」を設立し、建築設計や医薬品の輸入・販売、ハモンドオルガンの輸入などを行って自活し、福音に基づくキリスト教的生活の実践を試みた。こうして、出版事業、医療事業、図書館の運営など数々の社会事業が展開されるようになり、その後生まれたのが近江兄弟社だ。近江兄弟社は、皮膚薬として有名なメンソレータム(現メンターム)を広く日本に普及させた企業として知られている。そのメンソレータムの輸入・販売業務を最初に行ったのがヴォーリズ氏だった。



 一方、建築家としての才能があったヴォーリズ氏は、建築・設計事業にも多く携わった。今回ヴォーリズ平和礼拝堂の設計を担当したのは一粒社ヴォーリズ建築事務所。同建築事務所はヴォーリズ氏によって設立され、同氏の願いと思いを継承した設計・建築活動を行っている。同建築事務所が設計した代表的な作品には、大丸大阪心斎橋店(大阪、1922年)やフェリス女学院中学校・高等学校1号館(横浜、2002年)、日本基督教団聖ヶ丘教会(東京、2004年)などがあり、学校等の教育機関から教会、企業、介護施設まで多岐にわたっている。



 「このような事業の全ては収益を目的としたものではなく、『様々な職業を通じて、人間生活の基準となるようなキリスト的生活を徹底的に実践すること』を目指した彼の伝道そのものだった」と関係者は証ししている。

  • ツイート

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 上智大学キリシタン文庫が初の貴重資料展、キリシタン版や大友宗麟書状など30点を公開

  • ニカラグア、入国者の聖書の持ち込みを禁止

  • イーロン・マスク氏、最も尊敬するのは「創造主」 宇宙を創造した神の存在を肯定

  • 『幸福論』 カール・ヒルティが贈る聖書を土台とした人生論

  • シリア語の世界(39)マル・マリの働き②土地を耕し種をまき、収穫を得よ 川口一彦

  • ワールドミッションレポート(12月21日):南米の霊的乾燥地帯―世俗化著しいウルグアイ

  • ワールドミッションレポート(12月22日):インド・マハーラーシュトラ州のマン族のために祈ろう

  • 金城学院大学と名古屋YWCAが協定締結、外国ルーツの子ども支援で協力

  • 聖心女子大学と鹿児島純心女子中学・高校が協定締結 共にカトリック系

  • 第4回ローザンヌ世界宣教会議で発表の「ソウル声明」 日本語版が公開

  • 2025年に最も人気のあった聖句はイザヤ書41章10節 この6年で4回目

  • 英聖公会の聖職者ら約700人がカトリックに、この30年余りで 女性司祭導入後に急増

  • 給食で子どもたちに笑顔と教育の機会を 最貧国マラウイを支援する「せいぼじゃぱん」

  • 聖なる励まし 穂森幸一

  • 綱渡りのような人生 菅野直基

  • 『幸福論』 カール・ヒルティが贈る聖書を土台とした人生論

  • 第4回ローザンヌ世界宣教会議で発表の「ソウル声明」 日本語版が公開

  • 元阪神マートンさんが来日ツアー「クリスマスの贈り物」 関西学院大でトークイベントも

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(237)聖霊による傾聴活動は日本社会を覚醒する(後編) 広田信也

  • キリストの死によって与えられる新しいいのち 万代栄嗣

  • 元阪神マートンさんが来日ツアー「クリスマスの贈り物」 関西学院大でトークイベントも

  • 2025年に最も人気のあった聖句はイザヤ書41章10節 この6年で4回目

  • 英聖公会の聖職者ら約700人がカトリックに、この30年余りで 女性司祭導入後に急増

  • 「神の霊によって、主はこの国を造り替えられる」 日本リバイバル同盟が「祈りの祭典」

  • 【書評】鶴見太郎著『ユダヤ人の歴史―古代の興亡から離散、ホロコースト、シオニズムまで』

  • 日本聖書協会が恒例のクリスマス礼拝、聖書普及事業150年を感謝しコンサートも

  • 英国で「路傍伝道者憲章」 相次ぐ街頭説教中の逮捕受け

  • 京都ノートルダム女子大学、次期学長に酒井久美子氏 学生募集停止の来年4月から

  • 東洋英和女学院大学、次期学長に藁谷友紀氏

  • ニカイア公会議1700周年を記念、開催の地で一致求め祈る 教皇や全地総主教らが参加

編集部のおすすめ

  • 日本聖書協会が恒例のクリスマス礼拝、聖書普及事業150年を感謝しコンサートも

  • 「神の霊によって、主はこの国を造り替えられる」 日本リバイバル同盟が「祈りの祭典」

  • 15人の演者でマルコ福音書を再現、観客をイエスの物語に引き込む「マルコドラマ」

  • 全ての人に福音伝えるための「イエスのモデル」 WEA総会でリック・ウォレン氏が講演

  • 「神の言葉を全ての人に」 日本の聖書普及事業150年で記念式典・レセプション

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.