Skip to main content
2025年12月15日19時22分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 国際

英キリスト団体、世界銀行・IMF非難

2006年7月8日16時07分
  • ツイート
印刷

 英キリスト教団体クリスチャンエイドは世界銀行、国際通貨基金(IMF)が貧しい人々に悪影響を与える政策ばかり追い求めていることを非難し、英国政府に対してこれら2機関に資金提供するのを停止するように促している。


 クリスチャンエイドによる報告はこれら国際金融機関が最貧国の発展のチャンスを阻害する条件付資金融資・債務帳消し条件を課す政策を懲りずに続行させていることをはっきりと説明している。
 
 クリスチャンエイドの資金援助分析家アンナ・トーマス氏は、「IMFと世界銀行は反貧困政策に固執しています。ですから英国はこれらの機関への資金援助を停止するべきです。今資金援助の全体的な構造が変化してきているにもかかわらず、そのような中においても世界銀行とIMFは最貧国で貧困を和らげるのに本当に必要な対策から逸脱した道を歩んでいます。これら機関による終わりのない最貧国に対する民営化、自由化を行うという方針ではただ単に古い体質を抱えたままの頑なな富裕層に有益な道を広げるだけです。英国はこのような政策は時代遅れであるということを主張する強いシグナルを国際金融機関へと発信しなければなりません」と述べた。


 この問題に関して、クリスチャンエイドでは英国政府が世界銀行とIMFに資金を提供するのを止めさせるための運動"The Beat Goes on Campaign”を8日から行う予定である。
 
 昨年、トニー・ブレア首相はクリスチャンエイドによる数年にも及ぶ運動に答えて英国政府は最貧国への発展を妨げるような資金融資条件を課さないことを約束した。


 クリスチャンエイドの最新の報告によると、「世界銀行とIMFの憂慮すべき政策続行に対する穏やかなプレッシャーを加える時期はもう過ぎ去った。今はトニー・ブレア首相が4億5千万ポンド(900億円、英国対外援助予算の9%)をIMFと世界銀行に支援するのを差し控えるべき時にさしかかっている。ノルウェーはすでにこれら機関への資金提供方針を変更することを宣言している」という。


 今回のクリスチャンエイドによる報告書では、以下のような世界銀行やIMFの政策が貧困を削減するよりもむしろ悪化させている多くの例が挙げられていた。
 
 ハイチでは、IMFがハイチ政府に対し砂糖に対する関税率を50%から3%への削減を要求したことで影響を受け、地元砂糖工場が閉鎖されたことで8万5千人もの農民、労働者らが打撃を受けている。最貧国からの安い輸入品が溢れ、地元の生産高は50%ほども削減された。


 モザンビークでは、世界銀行からの資金融資条件として銀行の民営化が行われたために地方の半数以上の銀行が閉鎖に追いやられたという。 そのために地方の農民らは現在財産を家の絨毯の下や地中に埋めるなどして貯蓄しなければならない状況にあるという。中小企業やインフォーマルセクターに資金を貸与することが最貧国民間セクターの開発のバックボーンとなるが、民営化を行うことで地方の農村への融資がこの5年間で25%削減に追いやられたという。


 ボリヴィアでは、コチャバンバ市における水道料金の値上げに反対する抗議運動のため一人が死亡し、100人が負傷したという。コチャバンバ市では世界銀行が政府に対し、市の上下水道施設を民営化するように要請したために、水道料金が3倍に跳ね上がったという。このことで貧困層の家庭では収入の4分の1を水道代にまわさなければならなくなった。このことによる社会的動揺から、政府は世界銀行との契約を取り消し、再び上下水道サービスを国営化させた。


 アンナ・トーマス氏は、「英国内の納税者はそれぞれ年間15ポンド(3000円)をIMFと世界銀行に支払っています。このようなお金が発展途上国の民営化をそれら諸国の準備が整っていないうちに促すことに繋がるわけです。英国政府はこのような政策には同意しないと発表しました。それならば今が英国民の国税をそのような政府の方針に合うように使用し、IMFや世界銀行から資金援助の手を引くときです」と述べた。

  • ツイート

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 英聖公会の聖職者ら約700人がカトリックに、この30年余りで 女性司祭導入後に急増

  • 2025年に最も人気のあった聖句はイザヤ書41章10節 この6年で4回目

  • 聖なる励まし 穂森幸一

  • 南・東南アジア各国で洪水・土砂崩れ、1700以上人が死亡 キリスト教団体が緊急支援

  • キリストの死によって与えられる新しいいのち 万代栄嗣

  • 綱渡りのような人生 菅野直基

  • サマリタンズ・パースの輸送機、南スーダンでハイジャックされる 容疑者は拘束

  • 旧統一協会の田中富広会長、道義的責任など理由に辞任 「謝罪の意を込めおわび」

  • 希望に生きる 佐々木満男

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(237)聖霊による傾聴活動は日本社会を覚醒する(後編) 広田信也

  • 2025年に最も人気のあった聖句はイザヤ書41章10節 この6年で4回目

  • 英聖公会の聖職者ら約700人がカトリックに、この30年余りで 女性司祭導入後に急増

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(237)聖霊による傾聴活動は日本社会を覚醒する(後編) 広田信也

  • 元阪神マートンさんが来日ツアー「クリスマスの贈り物」 関西学院大でトークイベントも

  • 聖なる励まし 穂森幸一

  • 綱渡りのような人生 菅野直基

  • ワールドミッションレポート(12月14日):ガザ 憎しみの英才教育―ハマス創設者の娘が語る真実(1)

  • ワールドミッションレポート(12月15日):ガザ 憎しみの英才教育―ハマス創設者の娘が語る真実(2)

  • 映画「ボンヘッファー ヒトラーを暗殺しようとした牧師」 「信仰と抵抗」の生涯描く

  • 南・東南アジア各国で洪水・土砂崩れ、1700以上人が死亡 キリスト教団体が緊急支援

  • 元阪神マートンさんが来日ツアー「クリスマスの贈り物」 関西学院大でトークイベントも

  • 映画「ボンヘッファー ヒトラーを暗殺しようとした牧師」 「信仰と抵抗」の生涯描く

  • 2025年に最も人気のあった聖句はイザヤ書41章10節 この6年で4回目

  • 「神の霊によって、主はこの国を造り替えられる」 日本リバイバル同盟が「祈りの祭典」

  • 日本聖書協会が恒例のクリスマス礼拝、聖書普及事業150年を感謝しコンサートも

  • 英国で「路傍伝道者憲章」 相次ぐ街頭説教中の逮捕受け

  • 京都ノートルダム女子大学、次期学長に酒井久美子氏 学生募集停止の来年4月から

  • 【書評】鶴見太郎著『ユダヤ人の歴史―古代の興亡から離散、ホロコースト、シオニズムまで』

  • ニカイア公会議1700周年を記念、開催の地で一致求め祈る 教皇や全地総主教らが参加

  • 東洋英和女学院大学、次期学長に藁谷友紀氏

編集部のおすすめ

  • 「神の霊によって、主はこの国を造り替えられる」 日本リバイバル同盟が「祈りの祭典」

  • 15人の演者でマルコ福音書を再現、観客をイエスの物語に引き込む「マルコドラマ」

  • 全ての人に福音伝えるための「イエスのモデル」 WEA総会でリック・ウォレン氏が講演

  • 「神の言葉を全ての人に」 日本の聖書普及事業150年で記念式典・レセプション

  • 教団・教派超えて神の平和求める 戦後80年で「日本国際朝餐祈祷会」初開催

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.