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ささきみつおの「ドント・ウォリー!」 (11)

2007年3月20日11時02分
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佐々木満男弁護士+
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 『どんなことにもくよくよするな!』(イーグレープ出版)の著者、佐々木満男弁護士のコラムを連載します。ラジオ大阪で現在放送中の人気番組「ささきみつおのドント・ウォリー!」(放送時間:毎週日曜日朝9:30〜、インターネットhttp://vip-hour.jp/で24時間無料配信中)でこれまでに放送された内容を振り返ります。「ミスター・ドント・ウォリー」こと佐々木弁護士が、ユニークな視点から人生のさまざまな問題解決のヒントを語ります。今日はその第11回目です。



                                     ◇
「恐れるな」



 あなたは何かを恐れたことがありますか。もちろんありますよね。「いつも何かを恐れている」――これが人間です。病気になるんじゃないか、交通事故にあうんじゃないか、家に泥棒が入るんじゃないか、試験に落ちるんじゃないか、仕事で失敗するんじゃないか。いろいろなことがありますが、恐れのない人はいませんよね。自分や家族を守るためとか、試験をパスするため、仕事を成功させるためには、適度に恐れることは必要なことです。



 でも、「恐れ」はつい過剰になってしまいます。「恐れすぎる」ことになって、かえって自分を縛り、もっとうまくいかなくなってしまうのです。それに、「恐れ」って、まるで伝染病みたいに広がりますよね。「恐れ」は、自分だけでなく伝染して他の人たちも縛っていくんですね。



 何年か前に、精神異常者が校内に侵入して子供たちを殺してしまいました。池田小学校事件です。この事件で全国の学校に「恐れ」が広がりました。多くの学校が、「学校に早くきてはいけない」、「放課後は学校内に残ってはいけない」と言って、生徒たちを学校から締め出してしまったのです。こうして、遊び場と友だちを失った子どもたちは、家でゲームをしたり、町の盛り場を出歩くようになってしまいました。警備員を増員して前向きに対処するならともかく、学校側の責任を逃れるため生徒たちを犠牲にしてしまったのです。非常に残念なことです。



 ある一人暮らしの女性が、知り合いの男性からストーカーをされるようになりました。男は毎日家の前や買い物先で待ち伏せしています。怖くなって、帰宅時間をずらしたり、遠回りして買い物するようにしましたが、どこにでもつけてくるのです。そのうち男は彼女の家の窓をこじ開けて侵入して暴行しようとしてきました。自分の家から逃げ出して、彼女は車で警察署に飛び込みました。事情を話してすぐに逮捕して欲しいと訴えたのですが、「男女の恋愛関係には警察は介入いたしません」と言って、事件を取り上げてくれません。彼女は、その晩から怖くて家で寝ることができず、知人の家やホテルを点々と泊まり歩く生活になりました。それでも、よく寝れず、会社では仕事にも集中できません。男は24時間かまわず彼女に電話をかけてきます。「君が好きだ」とか、「結婚しよう」とか、「一緒に映画をみたい」とか、内容は脅しではないのですが、逃げまわっている彼女にとっては恐ろしい脅迫です。でも、何度警察に行っても取り合ってくれません。



 ついに彼女はノイローゼになって、仕事をやめてしまいました。そして大量に睡眠薬を飲んだりして自殺しようとしました。しかし、薬では死ぬことができず、最後の手段として、泊まっているホテルの屋上から飛び降りて死ぬことに決心したのです。「飛ぶ鳥後を濁さず」と思い、ホテルの部屋で自分の荷物を整理している時、テーブルの引き出しに入っていた聖書にふと目がとまりました。「今日が自分のこの世の最後の日だ、今まで一度も読んだことがない聖書を読んで冥土のみやげにしよう」なんて思ったのですね。



 パッと聖書のまん中を開いて読んでみましたが、知識が無いためよく意味がわかりません。でも、「恐れるな」ということばが心にささったのです。次の箇所を開きました。そこにも「恐れるな」と書いてあります。開くページ、開くページに必ず、「恐れるな」とか、「おののくな」とか、「心配するな」とか、「思いわずらうな」という言葉があって、心が落ちついてきました。



 「そうだ、恐れてはいけないんだ!悪い人のためにどうして自分が死ななければならないのか。自分が死んだら。あの男は今度は別の女性を追いかけまわすだろう。被害者が増えるだけだ。死んだつもりになって、あの男と対決しよう!」という勇気が湧いてきたのです。



 どうしたらあの男をやっつけることができるだろうかと考えていたら、自分の知人の遠縁に元警視庁幹部の政治家がいたことを思い出しました。早速、ホテルの部屋から知人に電話をしました。知人はすぐに車で迎えにきてくれて、霞ヶ関の議員会館でその政治家に合わせてくれたのです。彼女の涙ながらの訴えに非常に心を動かされた議員は、その場で所轄の警察署の署長を電話で呼び出しました。「なぜこれほどの事件を放っておいたのだ。被害者は自殺するところだったんだぞ。警察の重大な責任だ。すぐに対応しろ!」と怒鳴りつけました。



 なんと、男はその日に逮捕され留置所にぶち込まれたのです。すごいですねぇ、「恐れない」ってことは。



 「恐れるな!」、これが問題解決の秘訣なんですね。
                                     ◇



 佐々木満男(ささき・みつお):国際弁護士。宇宙開発、M&A、特許紛争、独禁法事件などなどさまざまな国際的ビジネスにかかわる法律問題に取り組む。また、顧問会社・顧問団体の役員を兼任する。東京大学法学部卒、モナシュ大学法科大学院卒、法学修士(LL.M)。

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