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人生の3つの関門

2005年7月15日01時07分
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人生には、数々の関門があり、その無数の関門を乗り越えながら成長し、生きて行くものだと思います。しかし今日は、その無数の関門ではなく、人生においてなくてはならない3つの関門について、ご一緒に考えてみたいと思います。

まず人は、聖書(バイブル)によるならば、生まれ付き罪人として生まれて来ます。もちろん、すぐに幼児洗礼を授けてもらうことが出来るかも知れませんが、みんな神を知らず、神から離れた状態の罪人としてこの世に誕生して来ます。

まず第一の人生の関門は、イエス様を主と告白して信じること、そして、洗礼を受けることです。この関門が永遠の黒と白を決めてしまうようなものです。/教会開拓の初期の頃、一人の教会員の存在が実に大きなウェイトをしめています。せっかく教会に来始めた人も、ちょっとしたことで教会に来なくなってしまうことがよくあるものです。ですから、教会に来て下さることだけで感謝して、出来るだけ無理強いをしないようにしています。しかし、ある人に、ちょっと無理に「洗礼を受けましょう。」と言って、洗礼を受けてもらったことがあります。しかし、そのことが突破口になって、この方はその日以来、著しく信仰が成長することが出来ました。これは特別な例かも知れませんが、この関門を乗り越えることによって、大きな祝福がありました。誰もがこの関門を通る必要があります。

しかし次に、第二の難関が待ち構えています。それは、家族との人間関係です。/日本でクリスチャンになる人の多くは、家族との人間関係がうまく行かないことから神を求めるようになっています。しかし、クリスチャンになったから自動的に家族との人間関係が良くなる訳ではありません。むしろ、価値観の相違がはっきりするようになって、ますます家族との関係が悪化することもありますし、教会に行くようになったことで、家族から迫害を受けるようになる場合もあります。しかし、この難関を乗り越えないならば、天国には行けますが、幸福なクリスチャン生活を送る事は出来ません。どうしたらいいでしょうか? この解決のために、例外として、家族と離れて暮らすことがいい場合もあります。しかし、通常は、キリストが罪深いままの私をありのままで愛して下さったように、その愛で、家族をありのままで愛し、赦し、和解や関係の修復に努めたいものです。この関係の回復は、キリストの愛によってのみ可能になると思います。

そして最後に、第三の関門が待ち構えています。それは、家族とよい関係が結べたらならば、さらに、その家族と同じように他者に関わって行くことです。世の中に結構多いのは、自分の家族にはとても寛容で優しいのに、一歩外に出たら、他人に厳しく接し、ケチになります。

しかし、最後の難関は、家族にキリストの愛で接するように、同じように、教会でもそうですし、隣人に対して接することです。家族には犠牲を払ったり、寛容に包み込み、惜しみない愛を注ぎますが、しかし、それと同じように他者と関わること、この関門は最大級のものです。もしこのことが実践できるようになれたら、世界で一番幸福な人となれると思います。また、聖書のほとんどを実践していることになるでしょうし、理想的なクリスチャンであろうと思います。それを愛と言うからです。しかし、「愛とは、もっと崇高な教えであり、そんな低俗のものではない」と言う人もいるかも知れませんが、もし、低俗の愛を含まない愛があるならば、どういう愛なのでしょうか? 家族と仲が悪く、隣人に無感心で、自分の利益だけを求めながら、口や表面だけで愛してるように見せかけたとしても、それは実体のない愛でしょう。

私たちが、この3つの人生の関門を乗り越えて、愛に生きるようになれたならば、人生の成功者だと思います。もしかしたらその人は、お金や地位や名誉はあまりないかも知れません、しかし、誰にも負けない幸福な人生を歩んでいるはずです。/ある人が世の中の大成功者を調べて、その共通点を見出しました。それは、奥さん(連れ合い)と仲がいいことだそうです。これは、10人中10人だそうです。しかし、もちろん、奥さん(連れ合い)と仲が悪く、浮気をしていたり、関係が冷え切って家庭内別居をしているような人でも、一時的には成功できても、それは長続きしないようですし、成功はしているようですが、バランスの悪い成功だと思います。世の中の成功者は、上に行くほど程孤を感じるものです。そして、家に帰ってきても家庭が壊れていたら心が休まる場所がないですし、空しいものだと思います。また、家庭で出来ないことを、他の人に出来たとしても、それは単に、外面がいいだけです。二重の生き方はどこかで破綻を来します。

ですから、この3つの人生の関門をバイパスしないで、一つ一つクリアしながら幸福な人生を歩んでいきましょう。「僕の(私の)人生は、これで良かった。最高だった。」と言えるような人生を共に歩ませて頂きましょう。祝福をお祈り致します。

◇菅野 直基(かんの なおき)=新宿福興教会牧師

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