Skip to main content
2026年1月16日17時04分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. ワールドミッションレポート
ワールドミッションレポート

ワールドミッションレポート(8月24日):イラク シャバック族のサリムと父なる神

2025年8月24日07時57分 執筆者 : 石野博
  • ツイート
印刷
関連タグ:イラク

聖書にゆかりのあるイラク北部のニネベ平原に住むシャバック族は、長らくその存在が広く知られていなかったが、近年の紛争と迫害を通じて、その独自のアイデンティティーと信仰が明らかになってきた。約20万人から50万人と推定されるシャバック族は、主にモスル周辺のバルテラ、バシカ、ニムルードなどの村に住んでおり、自分たちをクルド人と認識し、日常的にシャバキ語を話している。しかし、1987年の国勢調査でイラク政府は、彼らをアラブ人として分類した。このため、シャバック族は自分たちの土地や権利を認められず、土地を奪われたり、強制収容所に送られたりするなど、多くの苦しみを経験した。

宗教的にはシャバック族の約70%がシーア派イスラム教徒であり、残りはスンニ派やヤルサニ派(カカイ)である。しかし、彼らの信仰はイスラム教の教義と儀式に加え、キリスト教やヤジディ教の要素を取り入れた独自の形態を持つ。このため、シャバック族の宗教は「シャバック教」とも呼ばれ、神秘主義やオカルト的な側面を強く持っている。

2014年、ISISの侵攻により、シャバック族は再び大きな危機に直面した。多くのシャバック族が避難を余儀なくされ、家族やコミュニティーが分断され、信仰の自由も奪われた。現在も多くのシャバック族がドホークやアルビールなどのクルド地域に避難しており、帰還を果たした者も経済的困難や治安の不安定さに苦しんでいる。このような状況の中、シャバック族の間で福音の種がまかれ始めている。

年配のシャバック族の男性サリムは、聖書をシャバック語に翻訳するチームの手伝いをしていた。彼はシャバック族の一般人として、翻訳箇所が理解しやすいかを確認するのが役割だった。聖書翻訳において、現地の母語話者が読み、翻訳の表現が自然か、意味が正確に伝わるかをテストするのは重要な役割だ。

ある日、サリムはルカ15章を読むことになった。放蕩息子に走り寄る父親の場面をサリムは「まだ遠くにいるうちに、父親は息子を見つけ、走り寄り、腕を回して抱きしめ、そしてキスした」と書いてあるまま理解した。

サリムの考える神のイメージでは、神が自ら罪人のもとに走り寄ることはあり得なかった。だから、彼にとってこの例え話は「父が息子を抱きしめる場面」としか理解できなかったのだ。この反応は、イエスが当時の聴衆に語ったときも同じようにあったもので、サリムにとっても非常に自然な反応であった。

翻訳チームは、実際にはこの箇所が神、すなわち天の父が罪人に向かって走り寄ることを描いているのだと丁寧に説明した。その話はサリムにとってショックだったが、同時に彼は心が熱くなるのを感じた。その後数週間、サリムはある信者と出会い、共に祈るようになったのだ。

現在、シャバック語の聖書は存在しないが、ルカ福音書を翻訳するチームが活動を進めている。こうして、母語で神の言葉を理解できる機会が生まれ、信仰の種がシャバック族の間にまかれつつあるのだ。

シャバック語の聖書の完成とともに、シャバック族の救いのために祈っていただきたい。

■ イラクの宗教人口 ※内線前統計
イスラム 98・6%
プロテスタント 0・2%
カトリック 0・04%
正教会 0・3%

◇

石野博

石野博

(いしの・ひろし)

2001年より、浜松の日系ブラジル人教会で日本人開拓、巡回伝道者として従事。12年より、奥山実牧師のもと宣教師訓練センター(MTC)に従事、23年10月より、浜松グッドニュースカフェMJH牧会者として従事。18年3月より、奥山実牧師監修のもと「世界宣教祈祷課題」の執筆者として奉仕。23年10月より「世界宣教祈祷課題」を「ワールドミッションレポート」として引き継ぎ、執筆を継続している。

※ この記事は、石野博牧師の「ワールドミッションレポート」を、若干の編集を加えた上で転載したものです。
関連タグ:イラク
  • ツイート

関連記事

  • ワールドミッションレポート(8月23日):アルゼンチンのために祈ろう

  • ワールドミッションレポート(8月22日):コンゴのレンドゥ族のために祈ろう

  • ワールドミッションレポート(8月19日):ガーナのレレミ族のために祈ろう

  • ワールドミッションレポート(8月17日):オランダ ペルシャ語教会の静かなるリバイバル(1)

  • ワールドミッションレポート(8月16日):コンゴのレレ族のために祈ろう

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 同志社前総長の大谷實氏死去、91歳 犯罪被害者支援に尽力

  • カトリックとプロテスタントが合同開催 キリスト教一致祈祷週間、18日から

  • 韓国の李在明大統領、国内の宗教指導者らと懇談会 旧統一協会や新天地の問題にも言及

  • 「信徒の友」「こころの友」などが休刊へ、日本キリスト教団出版局の事業整理・縮小で

  • 矯風会、旧姓の通称使用法制化に反対 「選択的夫婦別姓制度の代替にはなり得ない」

  • 電車がレールの上を走るとき、自由なように 菅野直基

  • 英ポルノ女優リリー・フィリップスさんが受洗 心からの回心?売名行為? 真意巡り議論

  • ゴスペル歌手で牧師のドニー・マクラーキン氏、元秘書による性的暴行告発を否定

  • ワールドミッションレポート(1月16日):ブルガリア かたくなな心を溶かす愛の記念碑

  • キリストの心と思いが与えられている恵み(10)心と思いを主に委ね、行動に集中する 加治太郎

  • 「信徒の友」「こころの友」などが休刊へ、日本キリスト教団出版局の事業整理・縮小で

  • 米福音派の著名作家、フィリップ・ヤンシー氏が不倫を告白 執筆・講演活動から引退

  • いのちのことば社、元職員の不適切な会計処理巡る質問・意見への回答を公表

  • 英ポルノ女優リリー・フィリップスさんが受洗 心からの回心?売名行為? 真意巡り議論

  • ゴスペル歌手で牧師のドニー・マクラーキン氏、元秘書による性的暴行告発を否定

  • いのちのことば社元職員が不適切な会計処理、数千万円規模か 社長は引責辞任へ

  • 日本聖書神学校、2026年度から「基礎科」新設

  • 韓国の李在明大統領、国内の宗教指導者らと懇談会 旧統一協会や新天地の問題にも言及

  • この四半世紀に殉教したカトリックの宣教師・司牧従事者は626人 バチカン最新統計

  • 日本福音ルーテル教会、「深い憂慮」表明し抗議 米のベネズエラ軍事行動巡り

  • いのちのことば社元職員が不適切な会計処理、数千万円規模か 社長は引責辞任へ

  • いのちのことば社、元職員の不適切な会計処理巡る質問・意見への回答を公表

  • 米福音派の著名作家、フィリップ・ヤンシー氏が不倫を告白 執筆・講演活動から引退

  • 米のベネズエラ攻撃・大統領拘束に対する現地の福音派キリスト者の反応

  • 英ポルノ女優リリー・フィリップスさんが受洗 心からの回心?売名行為? 真意巡り議論

  • 「信徒の友」「こころの友」などが休刊へ、日本キリスト教団出版局の事業整理・縮小で

  • 【クリスマスメッセージ】この世に来られた救い主―イエス・キリスト 渡部信

  • 日本聖書神学校、2026年度から「基礎科」新設

  • ノートルダム大聖堂のステンドグラス変更に33万人以上が反対 マクロン大統領の肝いり

  • 韓国の国民的俳優、アン・ソンギ氏死去 カトリック信者、教皇司式のミサで聖書朗読も

編集部のおすすめ

  • 上智大学キリシタン文庫が初の貴重資料展、キリシタン版や大友宗麟書状など30点を公開

  • 給食で子どもたちに笑顔と教育の機会を 最貧国マラウイを支援する「せいぼじゃぱん」

  • 日本聖書協会が恒例のクリスマス礼拝、聖書普及事業150年を感謝しコンサートも

  • 「神の霊によって、主はこの国を造り替えられる」 日本リバイバル同盟が「祈りの祭典」

  • 15人の演者でマルコ福音書を再現、観客をイエスの物語に引き込む「マルコドラマ」

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2026 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.