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ワールドミッションレポート

ワールドミッションレポート(6月1日):中東 投獄された元イスラム教徒にイエスが毛布を届けた

2024年6月1日14時40分 執筆者 : 石野博
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ハミドというイスラム教徒の男性は、兄の証しを通してイエスに出会った。しかし、彼は頭では受け入れたものの、心では神の愛を十分に理解することができないでいた。

信仰に対して臆病なハミドは、自分が信じた信仰を、危険を冒してまで他の人に伝えようとはしなかった。ハミドと彼の兄弟は、デニスという奉仕者と会うようになった。デニスは2人がイエスへの理解を深めることができるよう助けた。デニスは2人に、主と共に静かな時間を過ごし、みことばを通して主が語ってくださることに耳を傾けるよう勧めた。彼らはイスラム教でこのようなことを学んだことがなかったため、霊的な実践にはなかなかなじめなかったのだ。

何カ月も、ハミドは神からの語りかけが何もないと感じていた。ある日、彼は公園で聖書を読んでいた。すると警察官がそれを見つけ、乱暴に彼を拘束して留置場に入れたのだ。ハミドは茫然自失となってしまった。彼は独房で、むき出しの冷たい床の上で寒さに震え、惨めな気持ちになっていた。一晩中、凍て付く寒さに耐えていたが、いつの間にか彼は眠りに落ちた。

そして驚くべきことが起こったのだ。その夜、彼は不思議な夢を見た。それは夜中にイエスが近づいてきて、彼を抱きしめ、毛布をかけてくれるというものだった。翌朝、ハミドは魂の奥底にただならぬ平安を感じて目が覚めた。彼は生まれて初めて、神の愛が個人的に彼に触れたと感じたのだ。その直後、彼は人知をはるかに超えて働く神の不思議な御業に驚嘆することになる。目覚めた彼は、なんと毛布に包まれていたのだ。そう、その毛布とは、まさに彼が夢で見たイエスがかけてくれた毛布と全く同じ毛布だった! もちろん彼が眠りについたとき、独房には毛布などは何もなかった。

看守たちは毛布に覆われている彼を見つけ、驚いたと同時に恐れを抱いた。彼らが釈放したので、彼は家に戻ることができた。次の夜、ハミドはまたイエスの夢を見た。今度は夢の中で主イエスは、ハミドに翌朝、最初に職場で会った2人の人物に福音を伝えるようにと言われたのだ。

以前のハミドであれば、きっと恐れでいっぱいになったことだろう。彼はそれまでイエスのメッセージを誰にも伝えたことがなかったからだ。しかしその朝、彼は恐れなく確信を持って目覚めた。失うものは何もない。留置場で一夜を過ごした経験により、ハミドはキリストがいつも共にいてくださり、その完全な愛はいっさいの恐れを締め出してくれると知ったのだ。

福音を伝えることで、たとえもっと大きな迫害を受けることになっても、主の臨在は自分を支えるには十分だと確信したのだ。ハミドは主の命令に従い、その朝、最初に会った2人の同僚に福音を分かち合った。ハミドは自分の体験談を証ししながら福音を伝えた。するとなんと彼らはすぐに信じたのだ。

それからの数週間、ハミドは彼らと共に聖書を学び、イエスの弟子になる方法を教え始めた。この経験は、ハミドと他の信者たちを励ました。彼らはより大胆に福音を伝え始めた。ハミドはそれ以来、新たに7つの聖書研究グループを立ち上げた。そしておよそ1年間で40人近くの男女がキリストに従うようになったのだ。

毛布など手に入るはずのない独房で、ハミドに毛布をかけてくださった主はなんとお優しいのだろう。その恐れを締め出す神の愛に応えるべく、ハミドは今日も伝道に励んでいる。

迫害の北風が強い中東では近年、キリスト者が目覚ましく増えている。困難を乗り越えて伝道に励む中東の兄姉たちを覚えて祈っていただきたい。

◇

石野博

石野博

(いしの・ひろし)

2001年より、浜松の日系ブラジル人教会で日本人開拓、巡回伝道者として従事。12年より、奥山実牧師のもと宣教師訓練センター(MTC)に従事、23年10月より、浜松グッドニュースカフェMJH牧会者として従事。18年3月より、奥山実牧師監修のもと「世界宣教祈祷課題」の執筆者として奉仕。23年10月より「世界宣教祈祷課題」を「ワールドミッションレポート」として引き継ぎ、執筆を継続している。

※ この記事は、石野博牧師の「ワールドミッションレポート」を、若干の編集を加えた上で転載したものです。
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