Skip to main content
2025年8月20日11時06分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 国際
  3. 全般

信仰を理由に殺害されたキリスト教徒は1年間で約5千人 最新の迫害報告書発表

2024年1月22日18時28分
  • ツイート
印刷
関連タグ:オープンドアーズワールド・ウォッチ・リスト迫害北朝鮮ナイジェリア中国
信仰を理由に殺害されたキリスト教徒は1年間で約5千人 最新の迫害報告書発表+
※ 写真はイメージです。(写真:Kittirat Roekburi / Shutterstock)

国際的なキリスト教迫害監視団体「オープンドアーズ」は17日、世界各国におけるキリスト教徒に対する迫害状況をまとめた報告書「ワールド・ウォッチ・リスト」(WWL)の最新版を発表した。それによると、キリスト教徒や教会に対する暴力は世界各地で増加しており、信仰を理由に殺害されたキリスト教徒はこの1年間で5千人近くに上った。

発表されたのはWWLの2024年版(英語)で、2022年10月から23年9月までの1年間を対象に統計をまとめている。それによると、この1年間に信仰を理由に殺害されたキリスト教徒は4998人に上り、平均すると1日に13人が殺害されていることになる。

また、教会やキリスト教施設に対する攻撃は、少なくとも1万4766件が発生。これは前年の7倍で、「教会やキリスト教施設に対する攻撃は23年に急増し、記録されている以上に多くのキリスト教徒が暴力的な攻撃に直面した」としている。

高いレベルの迫害に直面しているキリスト教徒の数は3億6500万人を超え、これは世界のキリスト教徒の7人に1人の割合になる。

米キリスト教メディア「クリスチャンポスト」(英語)の取材に応えたオープンドアーズ米国支部のライアン・ブラウン最高責任者(CEO)は、キリスト教徒に対する暴力が増加している理由の一つとして、加害者が犯行後の処罰を恐れずに行動できる状況があるのではないかと推測した。そのため、国によって事情の違いはあるものの、既存の法律などを通じ、キリスト教徒を保護するよう各国政府に呼びかけた。

その上で、イエス・キリストが、キリスト教徒は信仰のために憎悪や虐待に直面すると繰り返し警告していたことを挙げ、次のように話した。

「皮肉なことですが、キリストの御手による働きが実際に至る所で見られます。敵が悪を意図することは、実際には逆効果なのです。多くの場合、そのような文脈の中で教会は勇気付けられ、強められるのです」

「私たちは、世界中の兄弟姉妹が、高まる暴力に直面し、その犠牲を数えつつ、神の国がそこにあると認識しているのを目にしています。彼らがキリストを追い求めてキリストと関係を築くことは、彼らが耐えている暴力や彼らが苦しんでいる迫害よりも価値があるのです」

信仰を理由に殺害されたキリスト教徒は1年間で約5千人 最新の迫害報告書発表
WWL(2024年版)に基づき、キリスト教徒に対する迫害が深刻な50カ国を示した地図。赤色が「極度」、だいだい色が「非常に高度」の迫害を示す。(画像:オープンドアーズ)

迫害国のランキングでは、キリスト教徒が信仰を実践する上で最も困難な国として、北朝鮮が前年に続きワースト1位になった。北朝鮮は、22年は2位だったものの、それ以外は過去20年以上にわたって、世界最悪の迫害国とされている。

北朝鮮では、キリスト教徒は「政治犯として労働収容所に強制送還されるか、その場で殺される」とし、北朝鮮でキリスト教信仰を持つことは、同時に「事実上の死刑宣告」を受けるに等しい状況だという。WWLの北朝鮮に関するファクトシート(英語)には、次のように書かれている。

「礼拝のために会うことはほとんど不可能であり、(礼拝は)極秘のうちに、重大な危険を冒して行わなければならない。23年5月には、祈りと聖書の勉強のために集まった家族5人が逮捕され、キリスト教に関する文献が押収された。彼らは毎週集会を開いていたが、情報提供者により密告され、逮捕された」

オープンドアーズはまた、アフリカのサハラ砂漠以南の国々におけるキリスト教徒に対する暴力を取り上げた。この地域では、26カ国が「高度」の迫害レベルにあり、このうち15カ国は「暴力」による迫害が「極めて高度」とされた。WWLには、次のように記されている。

「迫害の全体的レベルが『高度』以上であったサハラ砂漠以南の26カ国のうち18カ国では、23年9月30日までに、少なくとも4606人のキリスト教徒が信仰を理由に殺害された。残りの8カ国では、殺害の記録はなかった」

このうち最も多くの人が犠牲になったのは、世界6位の迫害国とされたナイジェリアで、サハラ砂漠以南の国々における死者の9割に相当する4118人が命を奪われた。オープンドアーズは、この地域では紛争が続いているため、実際の死者はより多い可能性が高く、信頼できる統計を得ることは困難だとしている。

ナイジェリアでは、「ボコ・ハラム」や「イスラム国西アフリカ州」(ISWAP)といったイスラム過激派グループや、イスラム教徒が主体の遊牧民「フラニ族」の過激派などが、国内のキリスト教徒を標的に攻撃を行っている。

信仰を理由に殺害されたキリスト教徒は1年間で約5千人 最新の迫害報告書発表
WWL(2024年版)の表紙

中国は19位だったが、教会に対する攻撃件数では上位10カ国にランクインした。中国では1万もの教会が閉鎖されたり、攻撃されたりしているとされ、WWLには次のように記されている。

「閉鎖された教会数が圧倒的に多いのは、中国のいわゆる『家の教会』だ。中国の文脈におけるこの用語は、しばしば誤解を招いてきた。『家の教会』は当初、礼拝のために集まった小規模で未登録の家庭的グループとして始まったが、その多くはホテル施設や賃貸オフィスのフロアなど公共の場所で集会を開き、大きく成長した」

「これらの教会には毎週何百人、何千人ものキリスト教徒が参加していた。しかしその自由は、新型コロナウイルスのための当局による措置が利用されたこともあり、今は終わってしまった。『家の教会』は現在、原点に戻り、あまり目立たない無数の家庭的グループとして分かれており、その多くは限られた教会指導者や資源しか持っていない」

ブラウン氏は、米政府が迫害されているキリスト教徒を保護する一つの方法として、国際社会で地位を望む国々に対し、信教の自由の保護を拡大するよう奨励することを挙げた。

「中国は経済大国になりましたが、信教の自由はそれに伴っていません。私は、それらを結び付けるような政策、つまり、貿易パートナーになることを望む国々に基本的人権の保障を促す政策が、確かに必要だと考えています」

その上でブラウン氏は、政治的働きかけ以上に重要なのは祈りの力だと述べ、米国内の教会に対し、同胞である世界中のキリスト教徒たちを支えるよう呼びかけた。

「教会には、祈りによって兄弟姉妹を支えるための大きな機会があると思います。自分たちは忘れられていない、自分たちは一人ではない、祈りによって自分たちを支えてくれる兄弟姉妹が世界中にいると知るだけで、世界各地の人々がどれほど励まされているかを聞き、私は謙虚にさせられ、また驚かされ続けています」

WWL(2024年版)に掲載された迫害国上位50カ国は下記の通り。

1. 北朝鮮
2. ソマリア
3. リビア
4. エリトリア
5. イエメン
6. ナイジェリア
7. パキスタン
8. スーダン
9. イラン
10. アフガニスタン
11. インド
12. シリア
13. サウジアラビア
14. マリ
15. アルジェリア
16. イラク
17. ミャンマー
18. モルディブ
19. 中国
20. ブルキナファソ
21. ラオス
22. キューバ
23. モーリタニア
24. モロッコ
25. ウズベキスタン
26. バングラデシュ
27. ニジェール
28. 中央アフリカ
29. トルクメニスタン
30. ニカラグア
31. オマーン
32. エチオピア
33. チュニジア
34. コロンビア
35. ベトナム
36. ブータン
37. メキシコ
38. エジプト
39. モザンビーク
40. カタール
41. コンゴ民主共和国
42. インドネシア
43. カメルーン
44. ブルネイ
45. コモロ
46. タジキスタン
47. カザフスタン
48. ヨルダン
49. マレーシア
50. トルコ

※ この記事は、クリスチャンポストの記事を日本向けに翻訳・編集したものです。一部、加筆・省略など、変更している部分があります。
関連タグ:オープンドアーズワールド・ウォッチ・リスト迫害北朝鮮ナイジェリア中国
  • ツイート

関連記事

  • 米、信教の自由「特に懸念のある国」に12カ国指定 ナイジェリアやインド除外で批判

  • キリスト教徒を最も迫害している10カ国、6つの組織、5人の個人

  • 最新のキリスト教迫害国ランキング発表 「この30年で最悪の水準」

  • オープンドアーズ米国支部の会長兼CEOが退任、迫害の撲滅目指す新団体設立

  • トルコで巨大な地下都市跡発見、最大7万人居住 迫害下の初期キリスト教徒らが建設か

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 福音派増えるベネズエラ、大統領が「マーチ・フォー・ジーザスの日」制定 全国で行進

  • N・T・ライト著『わたしの聖書物語』が大賞 キリスト教書店大賞2025

  • 世界福音同盟、新総主事にアラブ系イスラエル人弁護士を選出

  • 新約聖書学者の田川建三氏死去、89歳 新約聖書の個人全訳を出版

  • ワールドミッションレポート(8月20日):オランダ ペルシャ語教会の静かなるリバイバル(3)

  • 篠原元のミニコラム・聖書をもっと!深く!!(240)聖書と考える「レプリカ 元妻の復讐」

  • ワールドミッションレポート(8月17日):オランダ ペルシャ語教会の静かなるリバイバル(1)

  • 嫌いと無関心 菅野直基

  • 米韓政府の政策で対北朝鮮ラジオ放送が80%減少、キリスト教迫害監視団体が懸念

  • ワールドミッションレポート(8月18日):オランダ ペルシャ語教会の静かなるリバイバル(2)

  • 福音派増えるベネズエラ、大統領が「マーチ・フォー・ジーザスの日」制定 全国で行進

  • N・T・ライト著『わたしの聖書物語』が大賞 キリスト教書店大賞2025

  • 世界福音同盟、新総主事にアラブ系イスラエル人弁護士を選出

  • 米韓政府の政策で対北朝鮮ラジオ放送が80%減少、キリスト教迫害監視団体が懸念

  • 新約聖書学者の田川建三氏死去、89歳 新約聖書の個人全訳を出版

  • いのちの書に名を記される幸い 万代栄嗣

  • 嫌いと無関心 菅野直基

  • シリア語の世界(30)シリア語新約聖書の和訳(1)マタイ福音書からテサロニケ人への手紙第二まで 川口一彦

  • 主は生きておられる(240)黒い雨 平林けい子

  • ドイツで神学生が大幅に減少、5年前の3分の2に

  • 根田祥一氏の敗訴確定、最高裁が上告棄却 本紙に対する名誉毀損で賠償命令

  • 新約聖書学者の田川建三氏死去、89歳 新約聖書の個人全訳を出版

  • キリスト教徒が人口の過半数を占める国・地域、この10年で減少 米ピュー研究所

  • 「20世紀のフランシスコ・ザビエル」 聖心女子大学で岩下壮一神父の特別展

  • N・T・ライト著『わたしの聖書物語』が大賞 キリスト教書店大賞2025

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(10)「苦しみ」から「苦しみ」へ 三谷和司

  • 日本キリスト教協議会、戦後80年の平和メッセージ キリスト者の戦争加担にも言及

  • 日本基督教団、戦後80年で「平和を求める祈り」 在日大韓基督教会と平和メッセージも

  • コンゴで教会襲撃、子ども含む43人死亡 徹夜の祈祷会中に

  • ドイツで神学生が大幅に減少、5年前の3分の2に

編集部のおすすめ

  • 「罪のない赤ちゃんを殺さないで」 東京でマーチフォーライフ、中絶の問題を訴え

  • 教育改革が「日本のリバイバルにつながっていく」 牧師の金子道仁参院議員が講演

  • いのちの言葉聖書学校、日本語クラス2期生7人が卒業

  • 淀橋教会で新主管牧師就任式・祝賀会 金聖燮牧師が6代目に

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.