Skip to main content
2025年6月17日06時18分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 世界宣教祈祷課題
世界宣教祈祷課題

世界宣教祈祷課題(2月1日):ウズベキスタン

2023年2月1日15時03分 執筆者 : 奥山実
  • ツイート
印刷
世界宣教祈祷課題(2月1日):ウズベキスタン+
ウズベキスタンの都市ブハラ(写真:Pixoos)

世界最古の都市の一つであるウズベキスタンのブハラが、今リバイバルに燃えている。

シルクロードにある交易都市ブハラが、歴史上初めて言及されたのは紀元前500年ごろで、この地は貿易や文化、科学や宗教などの中心地だったことが分かっている。古代の著述家たちはブハラを「知識にあふれた都市」と呼んだ。

1993年、ユネスコはこの街の歴史的中心部を世界遺産に登録した。現在、ブハラはアフガニスタンやイランと国境を接する中央アジアの要衝で、ブハラ州の州都だ。砂漠に囲まれた地域にあるこの街は、旅人らを潤すオアシスなのだ。

ブハラでは、ネストリウス派のキリスト教が7世紀に伝播するまで、モンゴルの支配下で仏教が栄えていた。しかし、ネストリウス派が伝播して以降8世紀ごろまで、ブハラでは、キリスト教が支配的だった可能性が高い。この地域に多くあるキリスト教のシンボルが描かれたコインや遺跡は、悠然にそれを物語っている。

ところが、隆盛を極めたネストリウス派キリスト教も9世紀後半からは、次第にイスラムが浸透し、14世紀にはイスラムが大勢となって国外追放されてしまうことになる。

このような中央アジアの要衝の都市ブハラにキリスト教が戻ってきたのは20世紀のことだ。ウズベキスタンはロシアとソ連の支配を受けたが、その間、ロシア、ドイツ、朝鮮、アルメニア、ポーランドのキリスト教徒が、しばしば強制的にこの地に住み着いた。

それによって正教会、カトリック、アルメニア使徒教会、ルーテル教会、メノナイト教会、バプテスト教会、聖霊派教会が建てられ、ブハラにもそれらの教会のブランチが設立された。当初これらの教会は、移民を対象に仕えていたが、1985年以降、ウズベク人やタジク人への伝道が進み、信者が増えていった。

91年のソ連の解体に伴い、ウズベキスタンが独立すると、キリスト者は政府による激しい迫害を受け、多くのロシア系とドイツ語圏の信者らが国外へ出ていった。

しかし、現大統領のシャフカト・ミルジヨエフのもと、政府と教会の関係が改善されると、イスラム教からの改宗者が増え始めた。

現在ウズベキスタンでは、福音派が驚異的な成長を遂げており、ブハラでは5つの福音派教会が毎週日曜日、主にウズベク人とタジク人の信者数百人を集めて礼拝を行っている。これらの教会は、この地域で積極的に福音を広めているのだ。

以下に、その3つの特徴を記す。

1)社会的弱者へのリーチ

一人の牧師は「自己完結的なペンテコステ教会から、地域に奉仕する会衆になった」と述べる。これらの教会の改宗者の中には、聴覚障害者も多く含まれている。「今日、この地域でろう者のための教会を持たない村はほとんどありません」と牧師は言う。「私たちは彼らに仕え、文字や読み書きを教え、手話を教えます。これらの働きは、日曜の集会では欠かせない役割を担っています。私たちのチームはその場所を訪れ、社会的なケアをし、聖書の勉強会も進めています。その結果、これまでに何百人もの人々が洗礼を受けています。私たちが、地域社会から追放された人たちを集中的にケアすることで、彼らの家族も心を開き始めているのです」

2)地域のニーズに仕える教会

彼らの住む地域を訪問することは、非常に困難な仕事だ。道路は悪く、バスも少ない。徒歩か自転車でしか行けない場所も多い。そのためブハラの福音主義者たちはあらゆる機会を用いる。パンデミックの間、教会はマスク作りや、基本的な食料パックの提供、そして何よりもきれいな水を人々に届けた。

教会には浄水設備があり、1時間に500リットルもの浄水を作ることができる。この水は近隣の人々に配られ、わずかな利益で販売されている。貧しい人々には無料で提供される。キリスト者だけではなく、イスラム教徒も無神論者も、差別なく利用できるのだ。

ブハラの信者らは、このような浄水設備をこの地域の全ての村に設置することを夢見ている。一般に手に入る水は、苦くて衛生面で危険なことも多い。ある牧師は「きれいな水は人々にとって良き知らせであり、それが私たちキリスト者によってもたらされるとき、私たちは人々にとって良き知らせになるのです」と言う。

別の牧師はこう言う。「地域社会の人々の幸福を考えることは、常に病人のための祈りも含みます。私たちはあえてCOVIDに感染した人々のところに行き、彼らとその家族を慰め、癒やしのために手を置いて祈りました。すると多くの人が瞬時に癒やされたのです。これもまた、人々をイエスに近づける機会となりました。神の癒やしを体験することで、第一世代の若い信者たちも信仰が強められました。彼らは、今も生きて働くイエスの力を目の当たりにしているのです」

3)姉妹たちの活発な伝道

ブハラでの驚異的な発展で見過ごせないのは、同地域の伝道における姉妹たちの活躍だ。実際、新しい信者の小グループで、世話人の大半は女性だ。ソ連時代や独立後、高度な教育を受けた女性が少なくない一方、女性は部族社会で二級市民として扱われ、聴覚障害者と同様に差別されてきた。そのような中、人生の意味を求めてキリストに答えを見いだし、信者となる女性が少なくないのだ。

ブハラには、夫が出稼ぎ労働のために何年も国外(多くがロシア)にいて、留守をしている家庭がたくさんある。そのため、残された妻たちの負担は決して小さくない。教会の姉妹たちは、これらの女性たちを支援し、ケアしているのだ。

信者となった女性たちは、信仰によって大きな力を受けるが、それと同時に教会共同体を通して、夫不在の困難を生き抜くための助けを受ける。その結果、彼女たちは近所の他の女性たちにイエスのことを証しし、聖書の勉強会や、生活のための小ビジネスのグループを始めて共助している。

ある牧師は「姉妹たちの活躍は、ウズベキスタンの福音主義運動の大きな活力の一つとなっています」と証言する。ウズベキスタンやタジキスタンのキリスト者には若者が多い。女性たちも、18歳から25歳の若いリーダーが女性グループの設立やリーダーをしているケースが少なくない。女性をケアし、導き、伝道する働きは、男性信者よりも女性信者の方が適任なのだ(テトス2:3〜5)。

イスラムの強いウズベキスタンにあって、これらの活発な兄姉らが、なお一層地域に根差し、社会で疎まれている人々に届き、継続するリバイバルが周辺にも飛び火していくよう祈っていただきたい。

■ ウズベキスタンの宗教人口
イスラム 84・9%
プロテスタント 0・4%
カトリック 0・01%
無神論者 13・8%
正教会関係 0・3%
ユダヤ教 0・2%

※ この記事は、世界宣教センター所長の奥山実牧師のフェイスブックに掲載された「世界宣教祈祷課題」を、若干の編集を加えた上で転載したものです。
  • ツイート

関連記事

  • 世界宣教祈祷課題(1月31日):バヤット族

  • 世界宣教祈祷課題(1月30日):バツィ族

  • 世界宣教祈祷課題(1月29日):ルクセンブルク

  • 世界宣教祈祷課題(1月28日):ギリシャ

  • 世界宣教祈祷課題(1月27日):バテグ族

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • リック・ウォレン牧師、カトリックのイベントで講演 宣教による一致を語る

  • ウォルター・ブルッゲマン氏死去、92歳 現代米国を代表する旧約聖書学者

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 「もうひとりの助け主」の恵みを受けよう 万代栄嗣

  • 待ち望む力 佐々木満男

  • コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(5)時の賛歌 臼田宣弘

  • 自分の考えを大切に生きよう 菅野直基

  • 花嫁(27)絶えず喜んでいなさい 星野ひかり

  • 平安を探る道 穂森幸一

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • リック・ウォレン牧師、カトリックのイベントで講演 宣教による一致を語る

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(5)時の賛歌 臼田宣弘

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(224)音楽が支える聖霊による祈り 広田信也

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • ウォルター・ブルッゲマン氏死去、92歳 現代米国を代表する旧約聖書学者

  • 「もうひとりの助け主」の恵みを受けよう 万代栄嗣

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 自分の考えを大切に生きよう 菅野直基

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • フランクリン・グラハム氏、ゼレンスキー大統領と面会 和平求め祈り

  • 淀橋教会、峯野龍弘主管牧師が引退し元老牧師に 新主管牧師は金聖燮副牧師

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

編集部のおすすめ

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • イースターは「揺るぎない希望」 第62回首都圏イースターのつどい

  • 2026年に東京のスタジアムで伝道集会開催へ 「過去に見たことのないリバイバルを」

  • 「山田火砂子監督、さようなら」 教会でお別れの会、親交あった俳優らが思い出語る

  • 日本は性的人身取引が「野放し」 支援団体代表者らが院内集会で報告、法規制強化を要請

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.