Skip to main content
2025年6月15日20時35分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 教会
  3. 教団・教会

涌谷保育園元園長牧師のパワハラ訴訟、仙台地裁で第1回口頭弁論

2021年8月12日19時30分 記者 : 井手北斗
  • ツイート
印刷
関連タグ:涌谷保育園
涌谷保育園元園長牧師のパワハラ訴訟、仙台地裁で第1回口頭弁論+
仙台地裁での口頭弁論の後、記者会見で陳述内容を読み上げる元職員ら(写真:涌谷保育園労働組合提供)

日本基督教団涌谷(わくや)教会(宮城県涌谷町)が設立した「涌谷保育園」の元職員らが、同教会の元牧師で元園長の瀧澤雅洋氏によるパワーハラスメントを訴えている訴訟の第1回口頭弁論が10日、仙台地裁で行われた。昨年退職した元職員17人のうち12人が1月、同園を運営する社会福祉法人涌谷みぎわ会に対し、計2640万円の損害賠償を求める労働審判を申し立てていたのが民事訴訟に移行したもので、この日は元職員らが記者会見も開いた。

口頭弁論では、同園の労働組合委員長で、短大卒業後42年間保育士として勤務してきた元職員が原告の一人として意見陳述。同園と同教会の関係や、瀧澤氏着任前の様子を説明するとともに、元職員らが受けてきたパワハラ被害を訴えた。

元職員の意見陳述によると、同園は宗教法人日本基督教団涌谷教会の付属保育園として、1946年に開設。その後、2004年に社会福祉法人化した際、キリスト教保育を継続するため、同教会の牧師を涌谷みぎわ会の理事長、また同園の園長にするという協定書が交わされた。そのため開園以来、同園の園長は無牧などの時を除き、同教会の牧師が兼務してきた。

元職員は、瀧澤氏着任前の同園について「園長を中心にした家族的な良い関係の中で、私たち保育士は一人一人がお互いを大切に認め合い、協調し合いながら大きな愛の中で和やかに保育をし、地域に貢献しているという誇りを持って働いてきました」と陳述。卒園生が小学生や中学生になっても訪ねてくることがあり、町の成人式に保育士が参列するほど地域に愛された保育園だったとした。瀧澤氏の着任前年には、勤続20年以上のベテラン保育士が半数以上を占め、多くが定年まで勤務することを考える良好な職場環境だったという。

しかし、2015年4月に瀧澤氏が同教会の牧師として着任してから状況が一変した。瀧澤氏はまず理事長と副園長に就任し、翌16年4月に園長に就任。その後、瀧澤氏のパワハラにより毎年数人が職場を去るようになり、昨年11月までに計28人が退職する事態になったという。

保育士が業務中に園長室に呼ばれてすぐに対応できないときには、「理事長、園長の瀧澤が呼んでいるのになぜすぐに来ないのか」と叱責。一度でも意見すれば、「先生」ではなく「さん」付けで呼ぶなどあからさまに差別し、あいさつしても無視することが日常的に起きたという。

瀧澤氏のパワハラによって、保育士らが動悸(どうき)や頭痛、吐き気、不眠などの心身の不調を来たすようになったため、理事に複数回相談したが、瀧澤氏が訴えに耳を貸すことはなく、改善されることはなかったという。そのため、19年11月に労働組合を結成し団体交渉を開始。しかし、解決には至らず、20年3月に職員17人が退職届を提出した。瀧澤氏は園長辞任を約束したが、理事会は「瀧澤氏を施設管理者とする」と決議し、約束を実質的に反故にした。瀧澤氏のパワハラはその後も継続したため、耐えられなくなった17人は同年11月までに退職した。

同園の保護者会が瀧澤氏に説明を求めたが、保護者会の求める形で説明がなされることはなく、保育士不足や瀧澤氏に対する不信感により転園が続出。20年度には120人いた園児は、30数人にまで減ったという。

瀧澤氏はパワハラを理由に19年10月、同教会の総会で牧師の職を解任されており、協定書に従うならば、理事長と園長の職も退く必要がある。しかし、解任の無効を求めて教会を相手取って提訴し、現在も訴訟が続いている。元職員らによる今回の訴訟でも、パワハラを否認する姿勢を貫いている。 

関連タグ:涌谷保育園
  • ツイート

関連記事

  • 涌谷保育園元園長のパワハラ問題、保護者会が指導監査求め宮城県に請願

  • 宮城労働局が涌谷保育園元園長牧師のパワハラ認定、日本基督教団議長「解決に向けて全力尽くす」

  • 涌谷保育園の元職員12人、元園長牧師のパワハラ訴え2640万円の賠償請求

  • 涌谷保育園の元園長牧師、保護者説明会でパワハラ否定し陰謀論主張 現場には警察も

  • 涌谷保育園元園長牧師パワハラ問題 新園長、就任1カ月たたずに退職届

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(5)時の賛歌 臼田宣弘

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • ワールドミッションレポート(6月14日):スイス 信仰で買ったトラクター、ローレン・カニングハムとYWAMに託された農場の奇跡

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • ワールドミッションレポート(6月12日):ベルギーのために祈ろう

  • ワールドミッションレポート(6月15日):ベラルーシのために祈ろう

  • 戦時下でも福音は止まらない ウクライナの伝道者が欧州伝道会議で講演

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(224)音楽が支える聖霊による祈り 広田信也

  • ワールドミッションレポート(6月9日):カンボジア ポル・ポトの迫害を乗り越えた西チャム族のために祈ろう

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • ウォルター・ブルッゲマン氏死去、92歳 現代米国を代表する旧約聖書学者

  • 戦時下でも福音は止まらない ウクライナの伝道者が欧州伝道会議で講演

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • フランクリン・グラハム氏、ゼレンスキー大統領と面会 和平求め祈り

  • 淀橋教会、峯野龍弘主管牧師が引退し元老牧師に 新主管牧師は金聖燮副牧師

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • ウォルター・ブルッゲマン氏死去、92歳 現代米国を代表する旧約聖書学者

編集部のおすすめ

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • イースターは「揺るぎない希望」 第62回首都圏イースターのつどい

  • 2026年に東京のスタジアムで伝道集会開催へ 「過去に見たことのないリバイバルを」

  • 「山田火砂子監督、さようなら」 教会でお別れの会、親交あった俳優らが思い出語る

  • 日本は性的人身取引が「野放し」 支援団体代表者らが院内集会で報告、法規制強化を要請

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.