Skip to main content
2025年10月17日10時23分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 社会
  3. 全般

人身取引は誰もが加害者になり得る問題 日本の宗教者らが声明、内閣府や国連に提出

2021年7月27日23時01分
  • ツイート
印刷
関連タグ:人身取引(人身売買)世界宗教者平和会議(WCRP)外国人技能実習生性奴隷
人身取引は誰もが加害者になり得る問題 日本の宗教者らが声明、内閣府や国連に提出+
政府の人身取引対策推進会議を担当する内閣府の森本敦司参事官に声明を手渡す世界宗教者平和会議(WCRP)日本委員会・人身取引防止タスクフォースのメンバーら=27日、内閣府で(写真:WCRP日本委員会提供)

国連が定めた「人身取引反対世界デー」(7月30日)を前に、世界宗教者平和会議(WCRP)日本委員会が27日、「人身取引反対声明」を発表した。被害者が世界で4千万人を超えるとされる人身取引は、技能実習制度や性的搾取の問題がニュースで取り上げられる日本も無縁ではない。声明は、誰もが自覚の有無を問わず加害者になり得る問題だとし、政府や企業、日本社会に対し「根絶に向けた早急の行動」を呼び掛け、同委として今後取り組む行動を表明した。

日本は、米国務省の「人身取引報告書」で毎年改善が求められており、2021年版でも取り組みの不足や努力の不十分さが指摘されている。声明は、政府や企業、日本社会に対し「人身取引の全面的防止、被害者の救出、被害者の尊厳の回復、被害者の社会への再統合、加害者への対策強化という法的措置も含めた基本的な対応の徹底的な実施」を要求。同委としては今後、①啓発活動、②アドボカシー活動、③NGO・市民団体などとの連携、④被害者支援の4つを柱に取り組むとした。

同委の人身取引防止タスクフォース(TF)の代表者らはこの日、内閣府を訪問。政府の人身取引対策推進会議を担当する森本敦司参事官に声明を手渡すとともに意見を交換した。訪問後は日本プレスセンタービルで記者会見を開催。同委の篠原祥哲(よしのり)事務局長は、政府も人身取引を重大な人権侵害と認識している一方、幅広い取り組みが必要な課題であり現在の対応が不十分であることも認識していたとし、助言や情報提供を含め協力を求められたことを伝えた。

記者会見には、人身取引防止TFのメンバーとして、ベリス・メルセス宣教修道女会のシスターである弘田しずえ氏とカトリック信徒の小宮山延子氏も出席。弘田氏は「人身取引は絶対あってはならない問題であり、グローバルな問題。送り出し国と受け入れ国、また中間国があり、それぞれの政府と民間の協力が不可欠」と指摘。日本は人権意識の低さが海外から批判されている状況があるとし、「人間を基軸とした法整備と具体的な対策を講じることがない限り、21世紀の世界のリーダーとして活躍することは不可能だと思う」と話した。

東京・四谷の聖イグナチオ教会の信徒である小宮山氏は、同教会でも年々外国人労働者が増えていることを紹介。こうした外国人労働者により日本の経済が支えられているにもかかわらず、劣悪な労働条件で働かされている現実があるとし、改善の必要性を訴えた。その上で、ローマ教皇フランシスコの言葉を引用しつつ、「共に生き、共に働き、共に生活し、喜びを分かち合う生き方がグローバルな生き方ではないか」と問い掛けた。

人身取引は誰もが加害者になり得る問題 日本の宗教者らが声明、内閣府や国連に提出
声明発表の記者会見で語るWCRP日本委員会・人身取引防止タスクフォースのメンバーら=27日、日本プレスセンタービル(東京都千代田区)で

同委の人身取引防止TFは昨年発足したばかり。発足後の1年間は、オンラインシンポジウムや国内外の支援現場をオンラインで訪問するスタディーツアーを開催するなどして、人身取引に関する学びを深めてきた。今回の声明にもこれまで学んできた内容が反映されており、希望を抱いて来日した外国人技能実習生が、劣悪な労働環境と苛烈ないじめに遭遇し、「日本は好きだったのに、今は日本人が怖い」と話す現実があることなどを盛り込んでいる。

人身取引防止TFが発足したのは、同委の和解の教育TFが2年前、フィリピンのミンダナオ島を訪問した際、人身取引の問題に直面したことが一つの契機となった。「買う」側が存在するから「売る」側も存在するのが人身取引。主に貧困により子どもが人身取引の犠牲になっているフィリピン現地の人々から「この問題は先進国の問題」だと指摘されたという。

人身取引防止TF責任者の宍野史生氏(神道扶桑教管長)は、人身取引は日本でも昔からある問題であり、それに長年目をつぶってきた現実があると指摘。「この問題について経済界、一般の地域住民の指導者たちが声を出して言えるでしょうか。言えないからこそ、われわれは声を出して言う使命がある。信仰者だから言える、その使命を果たしていきたい」と力を込めた。

声明は内閣府のほか、国連の人身取引問題窓口となる国連薬物犯罪事務所(UNODC)にも提出した。WCRPは世界90カ国以上で活動する国際組織で、同委は今後、国内外に広がる宗教者間のネットワークを用いて活動を進めていくという。

関連タグ:人身取引(人身売買)世界宗教者平和会議(WCRP)外国人技能実習生性奴隷
  • ツイート

関連記事

  • 世界で4千万人が被害 人身取引テーマにシンポ、宗教者ら約100人参加

  • 「クリスチャンだからこそ、もっと知って祈って関わってほしい」 人身取引に取り組む「ゾエ・ジャパン」

  • 歌舞伎町で夜回り3年、レスキュー・ハブの坂本新さん 「一歩踏み込んだ支援が必要」

  • 「在日外国人が搾取・管理・排除の対象になっている」 外キ協、第34回全国キリスト者集会宣言を発表

  • 止めよ、性的人身売買! 米エミー賞受賞映画『ザ・ピンク・ルーム』(無料視聴可能)

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • やなせたかしさんの妻・小松暢さんはクリスチャン、朝ドラ「あんぱん」きっかけに判明

  • 中国当局、政府非公認教会の著名牧師ら約30人を拘束 米国務長官が非難声明

  • キリストの心と思いが与えられている恵み(5)妥協せず、信仰を働かせる 加治太郎

  • 花嫁(35)古い人を脱ぎ捨てて 星野ひかり

  • 「アジア太平洋伝道会議」2027年に開催決定 50カ国・地域から2500人が参加へ

  • シリア語の世界(34)ウルファ(トルコ南東部)の洪水について(1) 川口一彦

  • 栄光への脱出の道 穂森幸一

  • イスラエルとハマスが和平合意、生存人質20人全員解放 キリスト教界から歓迎の声

  • グラミー賞受賞のクリスチャンソングライター、飛行機事故で死亡

  • ビリー・グラハム伝道協会とサマリタンズ・パース、福音主義財務責任協議会を脱退

  • やなせたかしさんの妻・小松暢さんはクリスチャン、朝ドラ「あんぱん」きっかけに判明

  • グラミー賞受賞のクリスチャンソングライター、飛行機事故で死亡

  • ビリー・グラハム伝道協会とサマリタンズ・パース、福音主義財務責任協議会を脱退

  • 「ザ・チョーズン」がギネス記録、イエス・キリストの生涯描いた長編連続ドラマ

  • 中国当局、政府非公認教会の著名牧師ら約30人を拘束 米国務長官が非難声明

  • イスラエルとハマスが和平合意、生存人質20人全員解放 キリスト教界から歓迎の声

  • チャーリー・カーク氏の妻、殺害者を赦す 「キリストはそうしたし、夫もそうする」

  • 加速する聖書翻訳、3日に1つのペースで新しい言語訳の聖書が誕生

  • 「神の言葉を全ての人に」 日本の聖書普及事業150年で記念式典・レセプション

  • 「日本イスラエル・クリスチャン交流会」が発足、世界62カ国に広がる議員ネットワーク

  • チャーリー・カーク氏の妻、殺害者を赦す 「キリストはそうしたし、夫もそうする」

  • 米メガチャーチ牧師、当時12歳の少女に性的虐待 罪認め6カ月収監へ

  • 「神の言葉を全ての人に」 日本の聖書普及事業150年で記念式典・レセプション

  • 「ジーザス・ムーブメント」指導者チャック・スミス氏のディボーションブック邦訳出版

  • 日本キリスト教病院協会第5回総会 人材確保や人材育成などを討議

  • 英国国教会トップのカンタベリー大主教に初の女性、ムラリー主教の任命を国王が承認

  • 「ザ・チョーズン」がギネス記録、イエス・キリストの生涯描いた長編連続ドラマ

  • イラク人難民のキリスト教徒、フランスでライブ配信中に殺害される

  • 中国東部で教会活動に対する大規模取り締まり、キリスト教徒70人以上拘束

  • 「日本イスラエル・クリスチャン交流会」が発足、世界62カ国に広がる議員ネットワーク

編集部のおすすめ

  • 「神の言葉を全ての人に」 日本の聖書普及事業150年で記念式典・レセプション

  • 教団・教派超えて神の平和求める 戦後80年で「日本国際朝餐祈祷会」初開催

  • イエスの統治を祝う祭典「ジーザス・レインズ」が10周年 ラップ賛美など新しい試みも

  • 「聖書を読まなかったら、今の自分はない」 元ヤクザの進藤龍也氏と山崎純二氏が対談

  • 「20世紀のフランシスコ・ザビエル」 聖心女子大学で岩下壮一神父の特別展

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.