Skip to main content
2025年6月16日19時18分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 世界宣教祈祷課題
世界宣教祈祷課題

世界宣教祈祷課題(2月4日):ナイジェリア

2021年2月4日10時48分 執筆者 : 奥山実
  • ツイート
印刷
関連タグ:ナイジェリアボコ・ハラム
世界宣教祈祷課題(2月4日):ナイジェリア+
ボコ・ハラムにより、2018年2月19日にナイジェリアで拉致された女子生徒110人のうち、現在も唯一拘束されているレア・シャリブさん(写真:世界福音同盟=WEA)

2018年2月19日、ナイジェリア北部ヨベ州ダプチの科学技術教育学校から109人の女生徒と共に誘拐され、ボコ・ハラムの囚われの身となってしまったキリスト者の少女レア・シャリブ姉妹の事件から、早くも3年の歳月が流れる。

この祈祷課題では彼女のことを幾度も取り上げた。もちろんレア姉妹の殺害情報などは聞こえてこないが、いまだに行方不明の状態が続いている。きっと彼女はどこかでボコ・ハラムのもと囚われの生活を送っていることだろう。

レアは3年前の2月19日夜、ナイジェリアのダプチにある政府科学技術教育学校から、109人の少女と共にボコ・ハラムによって誘拐された。そのうち5人は移動中のトラックの車中で死亡してしまった。

当時から、ボコ・ハラムによる学生誘拐事件は国際世論の非難の的となっており、ナイジェリア政府や国際世論の強い圧力もあって、1カ月後の3月24日には104人の少女らが解放された。ところが当時14歳で、キリスト教徒のレアは、自身の信仰を棄ててムスリムに改宗することを拒んだため、彼女ひとりが残されてしまった。

解放された学友によると、全員が解放されたあの日、レアもすべての少女と一緒に解放されるはずだった。ところがボコ・ハラムは、レアがトラックに乗る直前、キリスト教徒からムスリムに改宗するための幾つかの儀式的宣言をするように彼女に要求した。しかしレアは「私はイスラム教徒ではないので、決してそれは言えません」と拒んだのだ。

彼らは怒って「お前がキリストを冒とくしないなら、我々と共に残ってもらおう!」と脅したが、なおも彼女はその要求を拒否した。他の学友らも――おそらくは一時的なポーズだけでも――レアに改宗するよう促したが、このわずか14歳の少女は、決して主を否んで裏切ることはしなかったのだ。

彼女は、自分だけが解放されないことを悟ると急いで母親への手紙を書き、それを解放される友人の手に託した。その時の手紙の内容を要約すると次のようになる。

「お母さん、どうか私のことで心配しないでください。お母さんは、私がいなくなって、とてもつらい思いをしていると思うけれど、どこにいても私はきっと大丈夫だと伝えたくて、急いでこの手紙を書きました。私の神様は、このような試みの中でもずっとご自身を現してくださっています。お母さんが朝のデボーションで『神様は苦しんでいる人々により近く寄り添ってくださる』と教えてくれた言葉の通りです。私は今、それが真実だと証明することができます。いつの日か、きっとお母さんに再会できると信じています。私は今お母さんのそばにいなくても、主なるイエス・キリストの内にいます」

レアの学友らは走り出すトラックから、ひとり残された彼女が見えなくなるまで見つめ、泣きながらいつまでも手を振っていたという。

昨年7月、レアはボコ・ハラムの司令官と結婚させられ子どもをもうけたとのうわさが流れたが、真相は定かではない。

ナイジェリア・ガーディアン紙は、2018年の「マン・オブ・ザ・イヤー」を「レア・シャリブ」に決定した。また、昨年の「マン・オブ・ザ・イヤー」には、横暴な警察権力に立ち向かう民衆抗議団体「EndSARS」が選出された。同紙は年末の記事で「EndSARS」と共にレア・シャリブ姉妹を取り上げ、彼女を暴力テロに屈しない「抵抗のシンボル」として描いた。「EndSARS」運動には若者を中心にSNS上で2800万人以上が賛同しており、なんとレアの解放要求も彼らの中で強く共有されているのだ。

今年1月15日にはナイジェリア西部で、礼拝を終えて帰宅する途中のカトリック神父が武装組織に誘拐され、2日後に惨殺遺体で発見された。18日には、キリスト者の大学教授が過激派のフラニ族によって誘拐されたが、これはすぐに解放された。

昨年12月11日には、ナイジェリア北西部のカティナ州カンカラ村にある政府科学中等学校が武装したボコ・ハラム戦闘員に襲われ、330人以上の男子生徒が誘拐されたが、これに対し政府は迅速に行動し、すぐに軍を出動させたため、およそ1週間で生徒は解放され、事なきを得た。

これに対して、ナイジェリア・キリスト教協会(CAN)のスーポ・アヨクンレ会長は「レアと残りのチボクの女子生徒たち(2014年の276人女生徒誘拐事件、今も100人以上が行方不明)を監禁から解放するという政府の道義的責任はまだ残っている」とコメントした。ラゴスのアデワレ大司教は、新年のメッセージでレアの解放をバフリ大統領に強く求めた。

昨今、ボコ・ハラムやイスラム過激派のフラニ族らの度を越した暴力テロに対しては、ナイジェリア国民全体の怒りの機運が高まっている。3年たつ今、レア姉妹のための祈りと想いは、風化するどころか、解放を待ち望む人々の間で強力に増幅して共有されている。米国ではレア財団が設立され、物心両面でレア姉妹解放のための労力が惜しまずささげられている。レア姉妹解放のための祈りは、ナイジェリアのみならず世界中でささげられているのだ。

人命尊重、人命尊重と連呼される昨今、あの14歳の少女は「人の人生には命よりも大切なものがある」ことを強烈に投げ掛けてやめない。我々もまた、ナイジェリアのリバイバルと共に、望みを持って、レア姉妹がまた彼女のお母さんと毎日のデボーションを行うことができる日が取り戻されるように、継続して祈ろうではないか。

■ ナイジェリアの宗教人口
イスラム 45・1%
プロテスタント 37・1%
カトリック 12・1%
英国教会 22・6%
土着の宗教 3・3%

※ この記事は、世界宣教センター所長の奥山実牧師のフェイスブックに掲載された「世界宣教祈祷課題」を、若干の編集を加えた上で転載したものです。
関連タグ:ナイジェリアボコ・ハラム
  • ツイート

関連記事

  • 誘拐された30代のカトリック神父、遺体で発見 ナイジェリア

  • ナイジェリア:イスラム過激派によるキリスト教徒の惨殺、今年だけで2200人

  • 米国務省、信教の自由「特に懸念のある国」にナイジェリアを初指定

  • 世界宣教祈祷課題(9月28日):ナイジェリア

  • イスラム過激派が処刑映像公開、キリスト教への改宗を警告 ナイジェリア

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(5)時の賛歌 臼田宣弘

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(224)音楽が支える聖霊による祈り 広田信也

  • ワールドミッションレポート(6月14日):スイス 信仰で買ったトラクター、ローレン・カニングハムとYWAMに託された農場の奇跡

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 自分の考えを大切に生きよう 菅野直基

  • ワールドミッションレポート(6月15日):ベラルーシのために祈ろう

  • 戦時下でも福音は止まらない ウクライナの伝道者が欧州伝道会議で講演

  • ワールドミッションレポート(6月12日):ベルギーのために祈ろう

  • 花嫁(27)絶えず喜んでいなさい 星野ひかり

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • ウォルター・ブルッゲマン氏死去、92歳 現代米国を代表する旧約聖書学者

  • 戦時下でも福音は止まらない ウクライナの伝道者が欧州伝道会議で講演

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • フランクリン・グラハム氏、ゼレンスキー大統領と面会 和平求め祈り

  • 淀橋教会、峯野龍弘主管牧師が引退し元老牧師に 新主管牧師は金聖燮副牧師

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

編集部のおすすめ

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • イースターは「揺るぎない希望」 第62回首都圏イースターのつどい

  • 2026年に東京のスタジアムで伝道集会開催へ 「過去に見たことのないリバイバルを」

  • 「山田火砂子監督、さようなら」 教会でお別れの会、親交あった俳優らが思い出語る

  • 日本は性的人身取引が「野放し」 支援団体代表者らが院内集会で報告、法規制強化を要請

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.