ベニー・ヒン氏、「繁栄の福音」の誤り認める 自身の神学の修正を告白

2019年9月11日17時46分 印刷
+ベニー・ヒン氏、「繁栄の福音」の誤り認める 自身の神学の修正を告白
ベニー・ヒン氏(画像:フェイスブックのライブ放送より)

「繁栄の福音」という偽りの福音を説いているとして、長年批判されてきたテレビ伝道者のベニー・ヒン氏が、批判者の意見に耳を傾け始めているようだ。

ヒン氏は2日夜に行われたフェイスブックのライブ放送(英語)で、繁栄の福音が「少しおかしなところに行ってしまった」と言い、自身の団体に千ドルささげるよう勧めることは「もうやめた」と語った。

「聖霊様は、そういうことにうんざりしておられます」「福音は売り物ではありません」とヒン氏は語り、聴衆から拍手喝采を浴びた。

「これは残念な話ですが、繁栄の福音は少しおかしなところに行ってしまいました。私は自分の神学を修正中で、皆さんはそれを知っておく必要があります。もはや私は、20年前と同じ目で聖書を読んではいません」

「(献金として一人当たり)千ドルささげるように言うことは、主に対する侮辱だと思います。福音に値段を付けることは聖霊に対する侮辱だと思います。私はそういうことをやめました。千ドルささげるよう皆さんにお願いすることは、もう二度とありません。聖霊様は、そういうことにうんざりしておられると思うからです」

そのような教えは「福音を傷つける」とヒン氏は語り、高額の献金をささげる人は祝福されると牧師らが教えた場合、その牧師らを「叱責する」とまで言い放った。

「そういうことは福音を傷つけると思います。ですから私は生涯初めて、このような声明を発表しているのです。率直に言って、人が私をどう思おうと私は気にしません」

「彼らが私を献金集めのテレビ番組に招待しても、彼らは私を煙たがると思います。千ドル献金して負債を取り戻しましょうと誰かが言うのをもう一度耳にしたら、私は彼らを叱責します」

「そういうことは、福音を金で買うことだと思います。そういうことは、祝福を金で買うことです。そうすることは聖霊を悲しませています。もしあなたがイエス様を愛していて、献金しないのなら、無理にささげる必要はありません」

「献金は、巧みなからくりになってしまっていると思います。私はそのことにうんざりしています」

ヒン氏は昨年もフェイスブックのライブ放送で、年齢を重ねるとともに自身の聖書解釈が変化していると語っていた。

「私たちは繁栄を語ると批判されます。しかし、それは聖書に書かれています。しかし悲しいことに、一部の人は極端になってしまったと思います。その教えは神の言葉ではありません。私も他の者たちと同罪だと思います。時として人は不必要に行き過ぎてしまうのですが、神様は後に正常な現実に戻してくださるのです」

「若い頃の私は、思うがままに何でも教える説教者の影響を受けていました。でも年齢を重ねるにつれ、私は思うようになりました。『ちょっと待てよ。これは聖書とまったくかみ合わないし、現実とも適合しないじゃないか』。それなら繁栄とは何だろう。不足がないことです。これは前にも言ったことがあります」

「預言者エリヤは車を所有していたでしょうか。いいえ。自転車さえ持っていませんでした。それでも彼は不足していませんでした。イエス様は車を運転したり、豪邸で暮らしたりしていたでしょうか。いいえ。主には不足はありませんでした。使徒たちはどうでしょうか。彼らの中にも不足する者は一人もいませんでした。しかし、現代の繁栄とは富むことであり、豪華な家や車や銀行口座です。その視点は間違っています。全然違います」

ヒン氏の考えに変化が現れてきたのは、ヒン氏の教えを公に批判している、おいのコスティ・ヒン氏の影響が考えられる。

コスティ氏は7月に、著書『神と貪欲と(繁栄の)福音:偽りの上に築かれた真実がいかに人生をのみ込むか』(英語)を出版した。コスティ氏はその中で「神にささげることは自分の夢を実現する秘訣でした」などと記し、彼の家族は金銭と引き換えに富と成功を手にする約束を広めたと述べている。

「それ(献金すること)は仕事で昇進するための秘訣でした。神の銀行口座からお金を引き出すことでした。私はおじ(ベニー・ヒン氏)からよくこの話を聞きました。いかに信仰というシステムを用いて、負債から抜け出したかという話を。負債をなくすためには、神に払う必要がありました。ベニーは銀行口座を空にしてミニストリーに献金すると、さまざまなところからお金が集まり始めたと説明しました」

※この記事は英国クリスチャントゥデイの記事を日本向けに翻訳・編集したものです。

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