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世界自転車旅行記

イスラエル自転車旅行記(1) 木下滋雄

2014年7月17日17時27分 記者 : 木下滋雄
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関連タグ:木下滋雄
イスラエル自転車旅行記(1) 木下滋雄+
オリーブ山から眺めたエルサレム(写真:木下滋雄撮影)

50回目の誕生日である4月25日にツーリング50カ国目となるイスラエルに旅立った。危険な場所というイメージがあり、なかなか走ろうと思わなかったが、いつか聖地を走りたいと思っていた。

4月26日の0時30分にテルアビブ空港着、4時頃まで空港で過ごして走り出した。イスラエルを時計回りにほぼ一周する計画だ。

街へ出て、まず腹ごしらえにとカフェに入り、サンドイッチとコーヒーを頼むと1200円以上もする。物価は高いと知ってはいたが、思った以上だ。

地中海沿いに北上し、カイザリア遺跡を見てハイファという街の入口にある宿に寄ってみた。普通の宿は大体1万円くらいする。宿の主人に頂いたサンドイッチを食べながら、地中海を望む贅沢な時間を過ごす。ここでは主人に気に入られて、夜は街の見える高台、次の日の午前中も街を案内してくれた。こんな出会いがあるのも自転車ならではかもしれない。

午後からは半日で着く場所としてイエス様の育ったナザレで泊まる事にした。丘の頂上付近の斜面に広がる活気のある街だが、中心部は歩いてもすぐに巡れる大きさで、二千年前はど田舎だったのだろうなと想像できる。

ナザレからガリラヤ湖へ向かう辺りは、イエス様がよく歩いた所だろう。道路沿いには最初に奇跡を行ったカナの婚礼教会もある。標高2、3百メートルのなだらかな土地が続き、ガリラヤ湖へは残り5キロほどになってから一気に海面下200メートルまで下る。この湖は大地の溝の底にあるのがよく分かる。

イスラエル自転車旅行記(1) 木下滋雄
ガリラヤ湖(写真:木下滋雄撮影)

湖の西側、ティベリアの街から湖北部のペテロたちが弟子となったカペナウム、そして非武装地帯(DMZ)であるヨルダン川を越えて占領地に入ったところで、湖を離れてゴラン高原の街へと向かうことにした。この地名を聞くと中東戦争を思い出す。途中道の両側には有刺鉄線の柵に「危険・地雷」の標識が続く。そんな地雷原を行ったところに入植地である街が姿を現した。街の中は周りとは別世界のように整然としている。

高原からヨルダン川へ下り、再びガリラヤ湖へ出て、残りを巡って湖を一周した。

ガリラヤ湖から南下するとだんだん砂漠地帯になり、地溝帯の底は昼間暑い。ヨルダン川西岸地区へ入る検問では入念なパスポートのチェックがあった。検査官はコーラをくれた。また道沿いのパレスチナ人の野菜売りの人たちからは大好物のスイカをもらった。そんな事も自転車旅行していて喜ばしい事の一つだ。エリコの街には聖書にある昔の街の名残は殆どない。海面下300メートルのこの街からは海抜800メートルのエルサレムへと一気に上る。

エルサレム旧市街(写真:木下滋雄撮影)
エルサレム旧市街(写真:木下滋雄撮影)

途中セントジョージという、渓谷の崖に張り付くように建てられた修道院を見るため、幹線道路ではなく脇道を行く。よきサマリア人の例え話にあるようにエルサレム・エリコ間は、昔は寂しい道で山賊が良く出たそうだが、この道は当時を偲ばせる様な細道だ。そこから幹線道路へ出たところには、その名も「よきサマリア人の宿」という、周辺の古い教会にあったモザイクを展示する博物館がある。

エルサレムの旧市街へ入ってみるとちょうどイエス様が十字架を背負って歩いた道ヴィアドロローサであった。ここへはまた戻って来る事にしてベツレヘムへ向かった。途中パレスチナ自治区の境には巨大な壁と検問所が立ちはだかる。銃を構える人たちの横を通るのはあまり気持ちのよいものではない。

ベツレヘムの教会にはイエス様の生まれた場所というのがあり、その場で拝もうとする人たちでごった返している。エルサレムの十字架に掛かった場所ですらはっきりしていないが、生まれた場所の根拠は何もない。場所は重要ではなく、キリストが私たちのために生まれ死んで下さった事実が重要なのだと思う。しかしそうは言ってもどういうところか見てみたのだが。(続く:イスラエル自転車旅行記(2))

イスラエル自転車旅行記(1) 木下滋雄
ベツレヘムの降誕教会(写真:木下滋雄撮影)

■ イスラエル自転車旅行記:(1)(2)

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◇

木下滋雄

木下滋雄

(きのした・しげお)

1964年横浜生まれ。フォト・サイクリスト。高校時代に自転車旅行と写真を開始し、30歳で五大陸走破を達成。これまでに60カ国延べ6万3千キロを走破している。現在はパラグライダーも楽しむ。ぺトラ建築設計一級建築士事務所主宰。

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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