Skip to main content
2025年6月15日20時35分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 宣教

「伝道する説教になっていないのが問題」 幻を語る会で加藤常昭氏

2008年8月30日01時33分
  • ツイート
印刷
関連タグ:日本伝道の幻を語る会加藤常昭
講演する加藤常昭氏=25日、山崎製パン企業年金基金会館(千葉県市川市)で+
講演する加藤常昭氏=25日、山崎製パン企業年金基金会館(千葉県市川市)で

日本宣教の活性化について語り合う「第40回日本伝道の幻を語る会」(日本キリスト伝道会=原登会長主催)で25日、「説教塾」で有名な加藤常昭牧師が講演し、「(牧師の語る)説教が伝道する説教になっていない」ことが日本のプロテスタント教会の最も大きな問題だと語った。

加藤氏が牧師の聖書勉強会「説教塾」を始めたのは今から20年前。これまでに20を超える教団教派から牧師が参加し、今も200人前後の牧師たちが全国各地で学んでいる。

「説教が狂っていれば、力がなかったら伝道はできません」と加藤氏。神学的に完璧に近い説教でも、「肝心なことは、これで伝道できるのか。新しく教会に来られた人が驚きをもって聴けるものなのか。この説教が福音を語っているのかどうか」、それこそが重要だと講演で語った。

加藤氏は、今の教会が抱える問題について、「『伝道、伝道』と口では言っているが、今の状況に満足していること」と鋭く指摘する。中には「新しい顔がわずらわしい」「教会員が増える」とつぶやきを言う信徒たちも教会にいるかもしれない。「それは(信徒が)自分について『幻』(ビジョン)を持っていないから」と加藤氏は語る。つまり、教会が伝道で成長し、新しい神の家族が増えてくることを喜ばない、ということだ。

加藤氏の牧会した日本基督教団・鎌倉雪ノ下教会では、加藤氏の呼びかけで教会の信徒ら全員が胸に名札を付けるようになった。それは名札を付ける自分のためではなく、新しく教会に来る人々のため。名札をつけることで、新しい人が集会に来ることをいつも待ち望む、そのような思いが信徒の中にも生まれてくるのではないかと加藤氏は見ている。

加藤氏が金沢で伝道しているときのこと。何とか教会に人を増やそうと、加藤氏はまず教会の玄関の戸をいつも開け放しておいた。すると、夫婦喧嘩で家を飛び出してきた女性や酔っ払いなど地域に住む様々な人が教会を訪ねるようになった。だが、それだけでは教会の信徒数はあまり増えなかった。

「戸を開いて待っているだけではだめ。出て行かなければならない」。そう決心した加藤氏は、教会員の友人や家族を足がかりに、牧師の話を聴きたい人がいれば自らそこに出かけて行き、聖書を教えた。それを数ヶ月続けるうちに、1人から始まったお話会が5人、10人と増えていき、それらが次々と家庭集会になっていったのだ。

「伝道とは人を教会の集会に呼んでくることか。それでは金沢で伝道はできなかった」と加藤氏は振り返る。加藤氏の伝道した地域では、日曜日午前10時半からの礼拝に出席できる環境にいる人自体がごく限られていた。「『日曜10時半に来なさい』ではできない。その人が思うところに行って、語らなければならない。それこそ使徒言行録にある伝道の姿」と説いた。

また、日本では「キリスト教」といえば外国の宗教というイメージが強い。しかし、「説教で『キリスト教』の話はしない」のだと加藤氏。「私は生きておられるイエス・キリストに捕まった。キリスト教ではなく、キリストそのものを信じている」と信仰の本質を強調した。教会ではいつも、「自分たちを(外国語の)『クリスチャン』ではなく、(日本語の)『キリスト者』と呼ぼう」と信徒らに呼びかけていたという。

牧師が説教で何を語るべきかについて加藤氏は、「十字架につけられているイエス・キリスト、これが(会衆に)見えなければ」と強調。「私たちのすることは、主イエスを紹介すること」「説教を聴いて、今キリストが生きておられる、(会衆が)キリストと抱き合うこと。そこに愛が生まれる」と語った。

また、教会が行うことは「人の罪と正面から向き合うこと」であり、それは人を裁くためではなく、「キリストの十字架によってしか贖うことができない世界」を知らせるためであることを強調。そして、「我々が伝道するのは、私が罪人だから」「神の憐れみを受ける見本」だからだと説いた。

最後に加藤氏は、「裁きのあるところに福音の伝道はない」「十字架の恵みの中に深く根ざすものであるように」と述べ、教会のあるべき姿を示した。

関連タグ:日本伝道の幻を語る会加藤常昭
  • ツイート

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(224)音楽が支える聖霊による祈り 広田信也

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(5)時の賛歌 臼田宣弘

  • ワールドミッションレポート(6月14日):スイス 信仰で買ったトラクター、ローレン・カニングハムとYWAMに託された農場の奇跡

  • ワールドミッションレポート(6月11日):キリスト教信仰が最も急速に成長している国々

  • ウォルター・ブルッゲマン氏死去、92歳 現代米国を代表する旧約聖書学者

  • ワールドミッションレポート(6月15日):ベラルーシのために祈ろう

  • 篠原元のミニコラム・聖書をもっと!深く!!(230)聖書と考える「あなたを奪ったその日から」

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • ウォルター・ブルッゲマン氏死去、92歳 現代米国を代表する旧約聖書学者

  • 戦時下でも福音は止まらない ウクライナの伝道者が欧州伝道会議で講演

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • フランクリン・グラハム氏、ゼレンスキー大統領と面会 和平求め祈り

  • 淀橋教会、峯野龍弘主管牧師が引退し元老牧師に 新主管牧師は金聖燮副牧師

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • ウォルター・ブルッゲマン氏死去、92歳 現代米国を代表する旧約聖書学者

編集部のおすすめ

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • イースターは「揺るぎない希望」 第62回首都圏イースターのつどい

  • 2026年に東京のスタジアムで伝道集会開催へ 「過去に見たことのないリバイバルを」

  • 「山田火砂子監督、さようなら」 教会でお別れの会、親交あった俳優らが思い出語る

  • 日本は性的人身取引が「野放し」 支援団体代表者らが院内集会で報告、法規制強化を要請

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.