Skip to main content
2025年6月30日09時21分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 論説・コラム
  3. コラム

「教会へようこそ」は、言うは易く行うは難し?

2017年8月22日23時32分 翻訳者 : 小又香織
  • ツイート
印刷
関連タグ:マーク・ウッズ
「教会へようこそ」は言うは易く行うは難し?+
(写真:Pixabay)

「私たちの教会へようこそ」。これは、クリスチャンのお決まりのフレーズであり、確かにどの集会や礼拝においても、そうでなければならない。しかし、特に今日、人々に教会に来てもらうことはちょっと大変である。

この言葉の意味を真剣に考えるなら、実際に行うのは簡単なことではないことが分かる。

英語で「歓迎する」という意味の「welcome」は、古英語では「wilcuma(ウィルクマ)」であり、来るのに喜ばしい訪問者(ゲスト)を意味する。元の意味は、招く人(ホスト)の態度ではなく、招かれる人(ゲスト)の資質を表していた。

感じの良いゲストである「wilcuma」は、ある種の良い地位にある人であるため、ホストに名誉を与える。彼らは立ち居振る舞いを知っている。彼らは興味や生い立ちなどを共有してくれるので、話をしやすい。彼らはすぐに打ち解け、周りの人々を幸せにするため、彼らの訪問は楽しいものとなる。

では実際、訪問して来る人があまり心地良くないような人である場合はどうなるだろうか? それは教会の「歓迎」が試される時だ。「歓迎」という言葉が、その教会でどのような意味を持っているかが分かる時なのである。

例えば、大人向けの学び会やグループに、手に負えない小さな子どもを連れた家族が毎回参加すれば、どうなるだろうか?

同棲しているが結婚していないという、聖書的には非標準的なカップルがやって来たらどうするか?

ゲイの人が来たらどうするだろうか?

最初は教会に対して好意的な態度の人が、突然、口論を起こし失礼なことばかりするようになったらどうだろうか?

また、とても不潔な人が来た場合はどうだろうか?

自由な見解を持つ人が、保守的な集会に来た場合は? またその逆ではどうなるだろうか?

世代や人種、階級などがまったく違えばどうなるだろうか?

説教の賜物がある女性が、女性は奉仕できないという伝統や理念のある教会に加われば、この人は女性であるために説教することができないのだろうか?

正直なところ、「どなたでも歓迎します」という言葉には、通常「彼らが私たちのような者であれば」という暗黙の了解がある。ゲストが「wilcuma」、つまり「来る人が(私たちにとって)喜ばしい人」なら、私たちは安心なのだ。

しかし、イエスは言われた。「自分を愛してくれる人を愛したところで、あなたがたにどんな恵みがあろうか。罪人でも、愛してくれる人を愛している」(ルカ6:32)。イエスは、敵を愛し、彼らを大切にするようにと語るのだ。

喜ばしくない訪問者は私たちの敵ではない。しかし、彼らがそうであるかのように私たちの方が振る舞うことは簡単である。私たちがそうするとき、彼らは隅に追いやられ、決して教会に居場所を見つけることはないだろう。彼らの声は聞かれず、遅かれ早かれ、彼らは教会で話すことをやめるだろう。やがて、イエスが弟子たちに言われたように、足の埃(ほこり)を払い落として、どこか他の所へ行ってしまうかもしれない(マタイ10:14)。

「歓迎」することは難しい。これには、自己吟味と自己否定を要する。これは私たちが以前と同じままではいられないということを意味する。これは霊的訓練である。そしてこれは、私たちに危険を冒すことや攻撃されることを恐れず、変化するようにと呼び掛けるものである。これは、見知らぬ人の声の中にイエスの御声を聞いて、パンを割き、イエスの存在を認めることを意味しているのだ。

「私たちの教会へようこそ」は単なる礼儀的な言葉ではない。それは、大変な努力を要する弟子訓練への呼び掛けである。なぜなら、最終的には「私たちの」教会ではないのだ。教会はキリストのものであり、キリストは徴税人や罪人、そしてあなたと私と一緒に食事を共にしたのである。

◇

マーク・ウッズ(Mark Woods)

マーク・ウッズ(Mark Woods)

バプテスト派牧師。ジャーナリスト。英ブリストル大学、英ブリストル・バプテスト大学卒業。2つの教会で牧会し、英国バプテスト連盟のニュースサイト「バプテスト・タイムズ」で7年間編集を担当。その後、英国のメソジスト系週刊紙「メソジスト・レコーダー」で編集顧問を務め、現在、英国クリスチャントゥデイ編集幹事。

※ この記事は、英国クリスチャントゥデイの記事を日本向けに翻訳・編集したものです。一部、加筆・省略など、変更している部分があります。
※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
関連タグ:マーク・ウッズ
  • ツイート

関連記事

  • 信仰を失ってしまう人々をどのようにすれば食い止められるか?

  • 聖書に出てくる5組の夫婦から学ぶ聖書的結婚とは?

  • 聖書に描かれているレイプや殺人が教えていること

  • この夏、子どもたちが神と出会うのを手助けする7つの方法

  • 伝道を取り戻せ キリストへの情熱を回復すべき理由

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 全ての人の主イエス・キリスト 万代栄嗣

  • 米国の福音派牧師は半数近くが兼業している 調査で判明

  • ワールドミッションレポート(6月30日):インドネシア 静かに進む魂の変革

  • ヨハネの黙示録(4)死とハデスの鍵 岡田昌弘

  • 花嫁(28)伝道の思い 星野ひかり

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(225)エンディングを伴走して日本宣教を進めよう! 広田信也

  • シリア首都で教会狙った自爆テロ、25人死亡 現地のキリスト教徒ら、さらなる暴力懸念

  • 賢い時間の使い方「ゆっくり、今すぐに」 菅野直基

  • ワールドミッションレポート(6月29日):北朝鮮 大胆な一歩、北朝鮮で執り行われた秘密の洗礼式(3)

  • 米国の福音派牧師は半数近くが兼業している 調査で判明

  • 花嫁(28)伝道の思い 星野ひかり

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(225)エンディングを伴走して日本宣教を進めよう! 広田信也

  • ヨハネの黙示録(4)死とハデスの鍵 岡田昌弘

  • シリア首都で教会狙った自爆テロ、25人死亡 現地のキリスト教徒ら、さらなる暴力懸念

  • 全ての人の主イエス・キリスト 万代栄嗣

  • ワールドミッションレポート(6月29日):北朝鮮 大胆な一歩、北朝鮮で執り行われた秘密の洗礼式(3)

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(7)人は「単独者」である 三谷和司

  • 日本キリスト教協議会、米軍によるイラン核施設攻撃に抗議

  • ワールドミッションレポート(6月30日):インドネシア 静かに進む魂の変革

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • 米国の福音派牧師は半数近くが兼業している 調査で判明

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 日本福音同盟、戦後80年で声明 日本の教会が戦時下に犯した罪の歴史と悔い改めを確認

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • リック・ウォレン牧師、カトリックのイベントで講演 宣教による一致を語る

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • 日本キリスト教協議会、米軍によるイラン核施設攻撃に抗議

編集部のおすすめ

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • イースターは「揺るぎない希望」 第62回首都圏イースターのつどい

  • 2026年に東京のスタジアムで伝道集会開催へ 「過去に見たことのないリバイバルを」

  • 「山田火砂子監督、さようなら」 教会でお別れの会、親交あった俳優らが思い出語る

  • 日本は性的人身取引が「野放し」 支援団体代表者らが院内集会で報告、法規制強化を要請

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.