Skip to main content
2025年6月15日20時35分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 教会

「扉の先に、神様は必ず道を用意してくださる」 元シアトル日本人バプテスト教会牧師・崎山幸男氏

2017年4月6日06時54分
  • ツイート
印刷
関連タグ:マザーハウス
「扉の先に、神様は必ず道を用意してくださる」 元シアトル日本人バプテスト教会牧師、崎山幸男氏+
元シアトル日本人バプテスト教会牧師の崎山幸男氏

シアトル日本人バプテスト教会の牧師を退いて最近帰国したばかりの崎山幸男氏。16歳で受洗して以来、「門をたたきなさい。そうすれば、開かれる」(マタイ7:7)の御言葉を信じて、71歳になる現在まで歩んできた。「扉を開けると、また別の扉が用意してある。その扉をまたたたくと、イエスさまがそれを開いてくださる。そんな人生だったように思う」と半生を振り返る。

崎山氏は1946年、大分県に生まれた。海軍出身で、戦後、自衛官になった厳格な父、教育者であった母のもとで育った。成績は常に優秀で、中学、高校は、鹿児島の超難関校ラ・サール学園に進む。その時のことを、「頑張ることによって、皆の期待に応えたいと思っていた」と語る。

転機は高校1年生の時。突然、学習意欲を失った。何もやる気が起きない。教師に反発するようになり、成績も急激に下がって、下から数えた方が早いような順位にまでなってしまった。驚いた担任が両親を学校に呼び、三者面談が開かれたが、原因を突き止めることはできず、「自分でも何が起こったのか、よく分からなかった」と崎山氏。

高校2年生の時、寮の友人に誘われ、近くの教会で行われた特別伝道集会へ。そこでイエス・キリストに出会い、友人と共に洗礼を受けた。キリストは、頑張らなくても自分を愛し、ありのままの自分を受け入れてくれる存在だと知ったのだ。それ以降の高校生活は、それまでの人生の中で一番楽しかった。

東京教育大学に進み、卒業後に千葉県で教職に就いたものの、当時の中学義務教育のあり方に疑問を持ち、仕事に情熱を持つことができず、2年で退職。父親が19歳のとき、海軍の練習艦隊で米国に訪問した経験があり、崎山氏もその影響で子どもの頃から「いつか米国に行きたい」と考えていた。その夢を実現するため6回転職し、7回目の転職先だった自動車部品製造会社から、米国オハイオ州に新設された工場に派遣されたのが1999年、崎山氏43歳の秋だった。

オハイオでの生活が10年たった頃、崎山氏に転機が訪れた。米国で大学教育を受けていた子どもたちが日本に帰国したのを機に、日系企業勤務に終止符を打ち、現地で購入していた土地家屋を売却して、ワシントン州シアトルに向かう。きっかけは、日系米国人牧師との出会いだった。

恒久的な仕事に就けず、貯金も底を尽きそうなある日、見ず知らずの崎山氏を快く受け入れてくれたその牧師は、崎山夫妻のために住む家を用意してくれた上に、「神様は君たちのために何か道を用意している」と励まし、さまざまな面で力になってくれた。

ところが、この牧師が心臓血管バイパス手術後の経過が思わしくなく、急逝。信徒として何度か説教奉仕をしていた崎山氏に、彼の牧会を引き継がないかとの打診があったが、自分には召命がないといったんは断った。

その数カ月後、やっと再就職を果たした有名IT企業で大規模なレイオフがあり、失職。教会から再度の招聘(しょうへい)を受け、また主任牧師から「1年試してみれば、召命の有無が明らかになるはず」と説得されて、家族の祈りの支えも受けつつ信徒牧師としての第1歩を踏み出した。55歳の時だった。

シアトル大学神学部修士課程に、「日本人宣教のため」として75パーセントの奨学金付きで入学を許された。牧会をしながら神学校の勉強を続けることは決してたやすいことではなかったが、7年をかけて62歳で無事に卒業。「毎週の礼拝で語るべき言葉がその間も与えられてきたことが、私の『召命』だったのだと思う」と崎山氏は話す。

2013年には96歳で父が召天。それまで一切弱いところを見せなかった母が「いつ日本に帰ってきてくれるの」と崎山氏に訴えた。他にもさまざまな要素が重なり、14年近くの牧会に終止符を打つ時が来たことを悟ったという。

2015年春に帰国して母と一緒に住むことになった。現在は市川大野キリスト教会の協力牧師として奉仕している。

帰国後にもう1つ扉が用意されていた。娘の結婚だった。相手は受刑歴のある男性。「そのことをメールで知らされたとき、葛藤はなかったのか」と尋ねると、穏やかな口調で「あんまりないね。娘が選んだ男性だから。前科があるとかないとかよりも、クリスチャンの男性を選んでくれたのは何よりもうれしい」と話す。

異国の地で多くの経験を積んできた崎山氏は言う。

「すべてのことは、神様がいつも備えてくださっていた。つらい時もあったが、求め、探し、たたくと、いつも最善が用意されていた」

崎山氏は8日、「当事者の父親となって―放蕩(ほうとう)息子のたとえ」と題して講演会(NPO法人マザーハウス主催)を行う。詳細はホームページを。

関連タグ:マザーハウス
  • ツイート

関連記事

  • 日本人海外宣教に新しい流れ 伝道の秘訣を宮本俊一宣教師夫妻に聞く

  • 世界に届け!日本のクリスチャンマンガ!  マンガミニストリーのケリー篠沢さん

  • “神の息”が吹き込まれた御言葉クッキー ニューヨークで日本人夫妻が製造

  • アートで福音を世界中の子どもたちへ カナダ在住のデザイナー堀江正さん

  • クリスチャン都道府県人会、「海外の集い」設立 シンガポールJCF牧師「日本の教会と一緒に網を引き上げていきたい」

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(5)時の賛歌 臼田宣弘

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • ワールドミッションレポート(6月14日):スイス 信仰で買ったトラクター、ローレン・カニングハムとYWAMに託された農場の奇跡

  • ワールドミッションレポート(6月15日):ベラルーシのために祈ろう

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(224)音楽が支える聖霊による祈り 広田信也

  • 戦時下でも福音は止まらない ウクライナの伝道者が欧州伝道会議で講演

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • ワールドミッションレポート(6月12日):ベルギーのために祈ろう

  • ワールドミッションレポート(6月9日):カンボジア ポル・ポトの迫害を乗り越えた西チャム族のために祈ろう

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • ウォルター・ブルッゲマン氏死去、92歳 現代米国を代表する旧約聖書学者

  • 戦時下でも福音は止まらない ウクライナの伝道者が欧州伝道会議で講演

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • フランクリン・グラハム氏、ゼレンスキー大統領と面会 和平求め祈り

  • 淀橋教会、峯野龍弘主管牧師が引退し元老牧師に 新主管牧師は金聖燮副牧師

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • ウォルター・ブルッゲマン氏死去、92歳 現代米国を代表する旧約聖書学者

編集部のおすすめ

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • イースターは「揺るぎない希望」 第62回首都圏イースターのつどい

  • 2026年に東京のスタジアムで伝道集会開催へ 「過去に見たことのないリバイバルを」

  • 「山田火砂子監督、さようなら」 教会でお別れの会、親交あった俳優らが思い出語る

  • 日本は性的人身取引が「野放し」 支援団体代表者らが院内集会で報告、法規制強化を要請

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.