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榮義之牧師「天の虫けら」(最終回)・・・祝福のあかし

2008年6月26日22時06分
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榮義之+
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 斧健司兄は福井県で高校生の時クリスチャンになり、現在女子高の英語の教師をしている。スキーが得意で、いつも合宿担当だった。



 ある年の春、スキー場で転んでしまった。先生が転んだと女生徒たちははやしたてた。学校に帰っても頭が重く、少し様子がおかしい。同僚の教師たちの勧めもあり、北野病院に検査に行ったところ、脳に小さな腫瘍が見つかった。スキーで転ばなければ気づかないほどに小さなものだった。医師は「すぐ入院してください。緊急に手術が必要です」と、有無を言わせず入院させた。いつもなら空きベッドのない病院で、脳腫瘍の手術も順番待ちなのに、この時はすべてが備えられていた。



 わずか三週間で退院した。学校はそれまでの忠実な勤務に一年の特別休暇を提供した。イガグリ頭で礼拝に出席した斧兄弟の姿を懐かしく思い出す。



 井上資朗兄は、富雄団地に住んでいた時、会社の帰りに教会案内をもらい、その夜の集会でイエス・キリストを信じた。



 何回もお見合いしたが決まらず、母親は「お前は頑固者だから教会にでも行かなければ救われない」と言った。天理教信者だった母親は天理教の教会のつもりで話したのだが、彼はキリスト教会のことだと思いこんでいた。聖なる勘違いでクリスチャンになり、最初のお見合いで結婚が決まった。



 今も忠実に家族で礼拝に出席し、主の祝福を豊かに受けている。



 山口暁生兄は、小学一年生の時、お姉さんといっしょに日曜学校に来た。親はクリスチャンではなかったが、いっしょに出かける用事があっても、日曜学校が終わるまでは外で待っていた。とにかく一度も休まず、礼拝に出席した。試験中も休まない。高校受験の時も大学受験の時も休まなかった。忠実に教会に出席し、クリスチャンとして揺るぎなく歩み続けている。現在は礼拝で賛美をリードし、神の栄光のために生きる好青年である。



 この本は、彼の協力で出版できるようになった。



 イエス・キリストを信じて救われた教会員のことを書けば、いくらページがあっても書ききれないほどの祝福のあかしがある。そして今、イエス・キリストを信じる人々が、毎日のように救われ続けている。



 あの少年の日、「ああ、麗しいかな、良きおとずれを告げる者の足は」との聖書のことばで、牧師となることを決心した。父の家を出て、種子島に別れを告げて幾星霜、祝福を受け継ぐ者として、今日も生きる恵みが与えられていることを感謝する。



 兄弟たち、あなたがたの召しのことを考えてごらんなさい。この世の知者は多くはなく、権力者も多くはなく、身分の高い者も多くはありません。

 しかし神は、知恵ある者をはずかしめるために、この世の愚かな者を選び、強い者をはずかしめるために、この世の弱い者を選ばれたのです

 また、この世の取るに足らない者や見下されている者を、神は選ばれました。すなわち、有る者をない者のようにするため、無に等しい者を選ばれたのです。

 これは神の御前でだれをも誇らせないためです。

 しかし、あなたがたは、神によってキリスト・イエスのうちにあるのです。キリストは、私たちにとって、神の知恵となり、また、義と聖めと、購いとになられました。

 まさしく、「誇る者は主にあって誇れ。」と書かれているとおりになるためです。(一コリント1:26〜31)



 イエス・キリストが再び来られる日まで、世界の宣教と日本のリバイバルを求めて、誇るものの何一つない者が、主の恵みによって、今の私になったことを感謝し、主を誇れる幸いを喜ぶものである。願うことはいつも主とともに歩み、祝福を与える者として、進み続けることのみである。



 読んでいただいたことを感謝し、心から祝福をお祈りする次第である。



 ハレルヤ! アーメン!



(C)マルコーシュ・パブリケーション




◇



榮義之(さかえ・よしゆき)



 1941年鹿児島県西之表市(種子島)生まれ。生駒聖書学院院長。現在、35年以上続いている朝日放送のラジオ番組「希望の声」(1008khz、毎週水曜日朝4:35放送)、8つの教会の主任牧師、アフリカ・ケニアでの孤児支援など幅広い宣教活動を展開している。



 このコラムで紹介する著書『天の虫けら』(マルコーシュ・パブリケーション)は、98年に出版された同師の自叙伝。高校生で洗礼を受けてから世界宣教に至るまでの、自身の信仰の歩みを振り返る。(Amazon:天の虫けら)



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