Skip to main content
2025年9月15日21時19分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム

榮義之牧師「天の虫けら」(最終回)・・・祝福のあかし

2008年6月26日22時06分
  • ツイート
印刷
榮義之+
+

 斧健司兄は福井県で高校生の時クリスチャンになり、現在女子高の英語の教師をしている。スキーが得意で、いつも合宿担当だった。



 ある年の春、スキー場で転んでしまった。先生が転んだと女生徒たちははやしたてた。学校に帰っても頭が重く、少し様子がおかしい。同僚の教師たちの勧めもあり、北野病院に検査に行ったところ、脳に小さな腫瘍が見つかった。スキーで転ばなければ気づかないほどに小さなものだった。医師は「すぐ入院してください。緊急に手術が必要です」と、有無を言わせず入院させた。いつもなら空きベッドのない病院で、脳腫瘍の手術も順番待ちなのに、この時はすべてが備えられていた。



 わずか三週間で退院した。学校はそれまでの忠実な勤務に一年の特別休暇を提供した。イガグリ頭で礼拝に出席した斧兄弟の姿を懐かしく思い出す。



 井上資朗兄は、富雄団地に住んでいた時、会社の帰りに教会案内をもらい、その夜の集会でイエス・キリストを信じた。



 何回もお見合いしたが決まらず、母親は「お前は頑固者だから教会にでも行かなければ救われない」と言った。天理教信者だった母親は天理教の教会のつもりで話したのだが、彼はキリスト教会のことだと思いこんでいた。聖なる勘違いでクリスチャンになり、最初のお見合いで結婚が決まった。



 今も忠実に家族で礼拝に出席し、主の祝福を豊かに受けている。



 山口暁生兄は、小学一年生の時、お姉さんといっしょに日曜学校に来た。親はクリスチャンではなかったが、いっしょに出かける用事があっても、日曜学校が終わるまでは外で待っていた。とにかく一度も休まず、礼拝に出席した。試験中も休まない。高校受験の時も大学受験の時も休まなかった。忠実に教会に出席し、クリスチャンとして揺るぎなく歩み続けている。現在は礼拝で賛美をリードし、神の栄光のために生きる好青年である。



 この本は、彼の協力で出版できるようになった。



 イエス・キリストを信じて救われた教会員のことを書けば、いくらページがあっても書ききれないほどの祝福のあかしがある。そして今、イエス・キリストを信じる人々が、毎日のように救われ続けている。



 あの少年の日、「ああ、麗しいかな、良きおとずれを告げる者の足は」との聖書のことばで、牧師となることを決心した。父の家を出て、種子島に別れを告げて幾星霜、祝福を受け継ぐ者として、今日も生きる恵みが与えられていることを感謝する。



 兄弟たち、あなたがたの召しのことを考えてごらんなさい。この世の知者は多くはなく、権力者も多くはなく、身分の高い者も多くはありません。

 しかし神は、知恵ある者をはずかしめるために、この世の愚かな者を選び、強い者をはずかしめるために、この世の弱い者を選ばれたのです

 また、この世の取るに足らない者や見下されている者を、神は選ばれました。すなわち、有る者をない者のようにするため、無に等しい者を選ばれたのです。

 これは神の御前でだれをも誇らせないためです。

 しかし、あなたがたは、神によってキリスト・イエスのうちにあるのです。キリストは、私たちにとって、神の知恵となり、また、義と聖めと、購いとになられました。

 まさしく、「誇る者は主にあって誇れ。」と書かれているとおりになるためです。(一コリント1:26〜31)



 イエス・キリストが再び来られる日まで、世界の宣教と日本のリバイバルを求めて、誇るものの何一つない者が、主の恵みによって、今の私になったことを感謝し、主を誇れる幸いを喜ぶものである。願うことはいつも主とともに歩み、祝福を与える者として、進み続けることのみである。



 読んでいただいたことを感謝し、心から祝福をお祈りする次第である。



 ハレルヤ! アーメン!



(C)マルコーシュ・パブリケーション




◇



榮義之(さかえ・よしゆき)



 1941年鹿児島県西之表市(種子島)生まれ。生駒聖書学院院長。現在、35年以上続いている朝日放送のラジオ番組「希望の声」(1008khz、毎週水曜日朝4:35放送)、8つの教会の主任牧師、アフリカ・ケニアでの孤児支援など幅広い宣教活動を展開している。



 このコラムで紹介する著書『天の虫けら』(マルコーシュ・パブリケーション)は、98年に出版された同師の自叙伝。高校生で洗礼を受けてから世界宣教に至るまでの、自身の信仰の歩みを振り返る。(Amazon:天の虫けら)



  • ツイート

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • キリスト教に回心したウィキペディア共同創設者、所属教会を発表

  • 米保守派活動家で熱心なクリスチャンのチャーリー・カーク氏、イベント中に射殺される

  • 主につながり、人々を主につなげよう 万代栄嗣

  • ワールドミッションレポート(9月15日):アンギラ 静かなる島に迫る変化と教会の使命

  • 「聖書を読まなかったら、今の自分はない」 元ヤクザの進藤龍也氏と山崎純二氏が対談

  • 新しい発見 佐々木満男

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(12)「苦しみ」から「光」へ 三谷和司

  • イエスの統治を祝う祭典「ジーザス・レインズ」が10周年 ラップ賛美など新しい試みも

  • ワールドミッションレポート(9月14日):タイのリス族のために祈ろう

  • 米保守派活動家で熱心なクリスチャンのチャーリー・カーク氏、イベント中に射殺される

  • 「世界で最も優しい裁判官」 フランク・カプリオさん死去、敬虔なカトリック信者

  • キリスト教に回心したウィキペディア共同創設者、所属教会を発表

  • 「聖書を読まなかったら、今の自分はない」 元ヤクザの進藤龍也氏と山崎純二氏が対談

  • 石破茂首相が退陣表明、15年ぶりのクリスチャン首相

  • イエスの統治を祝う祭典「ジーザス・レインズ」が10周年 ラップ賛美など新しい試みも

  • 「信教の自由を脅かす」 旧統一協会の解散命令巡り特別集会、西岡力氏らが登壇

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(12)「苦しみ」から「光」へ 三谷和司

  • 新しい発見 佐々木満男

  • ワールドミッションレポート(9月15日):アンギラ 静かなる島に迫る変化と教会の使命

  • 「世界で最も優しい裁判官」 フランク・カプリオさん死去、敬虔なカトリック信者

  • 米保守派活動家で熱心なクリスチャンのチャーリー・カーク氏、イベント中に射殺される

  • 石破茂首相が退陣表明、15年ぶりのクリスチャン首相

  • 「信教の自由を脅かす」 旧統一協会の解散命令巡り特別集会、西岡力氏らが登壇

  • 牧師を辞めた理由は? 元牧師730人を対象に調査 現役牧師や信徒へのアドバイスも

  • ウェールズ聖公会、首座主教にレズビアンの女性主教選出 保守派からは強い批判の声

  • 「聖書を読まなかったら、今の自分はない」 元ヤクザの進藤龍也氏と山崎純二氏が対談

  • 「信仰の実践としてのスピリチュアルケア」 オリブ山病院で第3回臨床牧会教育

  • キリスト教に回心したウィキペディア共同創設者、所属教会を発表

  • 花嫁(32)愛というレンズで 星野ひかり

編集部のおすすめ

  • 「20世紀のフランシスコ・ザビエル」 聖心女子大学で岩下壮一神父の特別展

  • 「罪のない赤ちゃんを殺さないで」 東京でマーチフォーライフ、中絶の問題を訴え

  • 教育改革が「日本のリバイバルにつながっていく」 牧師の金子道仁参院議員が講演

  • いのちの言葉聖書学校、日本語クラス2期生7人が卒業

  • 淀橋教会で新主管牧師就任式・祝賀会 金聖燮牧師が6代目に

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.