Skip to main content
2022年8月17日22時30分更新
Go to homepage
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 論説・コラム
  3. コラム

包み込む愛 穂森幸一(68)

2016年12月30日19時02分 コラムニスト : 穂森幸一
  • ツイート
印刷
関連タグ:穂森幸一

クリスマスとか正月は、パーティーや贈り物、あるいは家族の団らん、ごちそうなど楽しいイベントをイメージさせますが、どうやって年越しをしようか思案している中小零細業者や一人暮らしの人々にとっては一年で一番厳しいときともいわれます。

この世で一番苦しんでいる人々、貧しい人々、誰からも相手にされない寂しい人々のために、救い主キリストは誕生されました。ベツレヘムの野原で羊飼いたちは寒さに凍えながら、羊の世話をしていました。羊飼いという職業は、当時の社会では最下層だったともいわれます。そこに天使が訪れて来ます。

「さて、この土地に、羊飼いたちが、野宿で夜番をしながら羊の群れを見守っていた。すると、主の使いが彼らのところに来て、主の栄光が回りを照らしたので、彼らはひどく恐れた。御使いは彼らに言った。『恐れることはありません。今、私はこの民全体のためのすばらしい喜びを知らせに来たのです。きょうダビデの町で、あなたがたのために、救い主がお生まれになりました。この方こそ主キリストです』」(ルカ2:8~11)

「主の栄光が回りを照らした」という表現がありますが、どのような光だったのか、私は勝手に推測してみました。サーチライトのようにただ眩(まぶ)しいだけの光ではなく、温かく包み込むような光だったのではないかと思います。クリスマスは、神の包み込んでくださる愛を体験するときではないでしょうか。

「主は心の打ち砕かれた者をいやし 彼らの傷を包む」(詩編147:3)

「主がその民の傷を包み、その打たれた傷をいやされる日に、月の光は日の光のようになり、日の光は七倍になって、七つの日の光のようになる」(イザヤ書30:26)

私たちの体に傷があるときは、手当てし、包帯で優しく包み込みます。心に傷があるときは、どんな言葉をかけてもらうより、優しくハグされることで癒やされることがあります。

希望が見いだせず、気持ちが萎えているときに、神の光に包み込まれたらどんなに慰めになりますでしょうか。

先日のNHKのファミリーヒストリーに、脚本家の倉本聰さんが出演しておられました。倉本さんのお父さんは若い頃は柔道家として活躍しますが、病気のために柔道を断念されます。しかし、その苦しみの中で、信仰が与えられ、キリスト信徒になります。

病気から回復され、サラリーマンになりますが、父親の病気のため、父親の会社を引き継ぎます。社会情勢や環境の悪化なども重なり、会社を潰してしまい、借金が残ってしまいます。

「彼は事業家ではなかった。彼は自分の子どもに財産は残せなかった。しかし、知識と知恵という素晴らしい生前分与があったのに、倉本さんは気付いた」というナレーションがありました。私は自分自身を顧みて、子どもたちに何も残す財産がないと思って落ち込んでいたのですが、このナレーションを聞いたときにとても励まされました。

また、別のテレビ番組で、悲惨な生活を送っているというスポーツ選手が紹介されていました。国際大会で栄誉に輝き、オリンピックでメダルをもらうと2年間くらいはテレビに出演したりして、ちやほやされるが、やがて忘れられてしまうという話でした。

その競技のために、全てを投げ打って生きているので、生きる術がなかなか分からないということです。たまに愛好家の方に講演に招いてもらうが、あとはほとんどお金にならないことばかりなので、コンビニのサラダしか食べられないという話でした。

人生は、順調な時だけではありません。山もあれば谷もあります。幸せの絶頂から谷底に突き落とされるような経験をなさっていらっしゃる方もあります。愛する家族を病気のために天に送り、言葉に表現できない寂しさを味わっていらっしゃる方もいます。慰めを求める全ての人に、神の愛の光が届きますようにお祈りします。

「さあ、主に立ち返ろう。主は私たちを引き裂いたが、また、いやし、私たちを打ったが、また、包んでくださるからだ」(ホセア書6:1)

<<前回へ     次回へ>>

◇

穂森幸一

穂森幸一

(ほもり・こういち)

1973年、大阪聖書学院卒業。75年から96年まで鹿児島キリストの教会牧師。88年から鹿児島県内のホテル、結婚式場でチャペル結婚式の司式に従事する。2007年、株式会社カナルファを設立。09年には鹿児島県知事より、「花と音楽に包まれて故人を送り出すキリスト教葬儀の企画、施工」というテーマにより経営革新計画の承認を受ける。著書に『備えてくださる神さま』(1975年、いのちのことば社)、『よりよい夫婦関係を築くために―聖書に学ぶ結婚カウンセリング』(2002年、イーグレープ)。

株式会社カナルファホームページ
穂森幸一牧師のFacebook

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
関連タグ:穂森幸一
  • ツイート
▼関連記事を見る  ▼クリスチャントゥデイからのお願い

関連記事

  • 主を待ち望む者は幸いです 穂森幸一(67)

  • 志を堅固に保ちなさい 穂森幸一(66)

  • 平和を楽しむ国民 穂森幸一(65)

  • 指導がないことによって民は倒れ 穂森幸一(64)

  • 逆転の人生は、復活信仰からくる 穂森幸一(63)

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 天城山荘の売却決まる、9月末に感謝礼拝 68年間で延べ174万人が利用

  • 聖書は性差別的? 米牧師が語る、聖書に女性が「弱い」と記されている理由

  • カイロ近郊のコプト正教会で礼拝中に火災、司祭と子ども含む41人が死亡

  • ルカ福音書を読む(19)「山の上と山の下の出来事」―明るい真夜中と暗い昼間― 臼田宣弘

  • 殺人罪で33年服役、獄中で救われ受刑者数百人をキリストに導く人に

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(153)神様などいないと誰が教えたのか 広田信也

  • 福音歌手の森祐理さん、ウクライナなどで慰問演奏へ ハンガーゼロが派遣

  • 自らの愚かさを忘れない 万代栄嗣

  • やぶをつついて蛇を出せ 安食弘幸

  • 世界教会協議会の代表団がウクライナ訪問、2つのウクライナ正教会トップと会談

  • 聖書は性差別的? 米牧師が語る、聖書に女性が「弱い」と記されている理由

  • 殺人罪で33年服役、獄中で救われ受刑者数百人をキリストに導く人に

  • 天城山荘の売却決まる、9月末に感謝礼拝 68年間で延べ174万人が利用

  • ジーザス・レインズ・ジャパン、終戦記念日の8月15日に全国7カ所で同時開催

  • 福音歌手の森祐理さん、ウクライナなどで慰問演奏へ ハンガーゼロが派遣

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(153)神様などいないと誰が教えたのか 広田信也

  • メタバースの教会に行って感じたこと 仮想空間で与えられた思わぬ証しの機会

  • 自らの愚かさを忘れない 万代栄嗣

  • 「性の聖書的理解ネットワーク」設立 ナッシュビル宣言の日本語訳作成、署名呼びかけ

  • 22世紀のキリスト教界を考えるために、今こそ読むべき一冊! 成田悠輔著『22世紀の民主主義』

  • 安倍元首相の国葬「反対」「撤回求める」 日本基督教団社会委とカトリック正平協が声明

  • メタバースの教会に行って感じたこと 仮想空間で与えられた思わぬ証しの機会

  • 宗教は現代社会で何を求められているのか 芦名定道・関西学院大学神学部教授が講演

  • 22世紀のキリスト教界を考えるために、今こそ読むべき一冊! 成田悠輔著『22世紀の民主主義』

  • 聖書は性差別的? 米牧師が語る、聖書に女性が「弱い」と記されている理由

  • ジーザス・レインズ・ジャパン、終戦記念日の8月15日に全国7カ所で同時開催

  • 殺人罪で33年服役、獄中で救われ受刑者数百人をキリストに導く人に

  • 義弟が明かすエルビス・プレスリーの信仰 「助けが必要なときはいつも神に頼っていた」

  • ニューヨーク便り(9)米国の病院のイメージが変わった! 思わぬけがで救急病院を体験

  • 日本のクリスチャンに必要な「意識改革」とは? ワーシップ!ジャパンがカンファレンス

編集部のお勧め

  • 宗教は現代社会で何を求められているのか 芦名定道・関西学院大学神学部教授が講演

  • 日本のクリスチャンに必要な「意識改革」とは? ワーシップ!ジャパンがカンファレンス

  • 中絶を選択しない「いのちの文化」を マーチフォーライフ2022

  • 被災者には「長い1年」 支援者ら、土石流被害の熱海のために祈りささげる

  • ロシアのウクライナ侵攻は「時のしるし」 レムナント出版代表の久保有政氏が講演

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 論説委員・編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • Twitter
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2022 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.