Skip to main content
2025年9月15日21時19分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム

【特集】韓国キリスト教とイスラムの衝突(12) 全浩鎭牧師

2008年4月7日21時34分
  • ツイート
印刷
全浩鎭牧師+
+

欧州と韓国で広がるイスラム恐怖症



 昨年のアフガン事件の際、韓国のムスリムはマスメディアを通じて、イスラムは平和と愛と寛容の宗教だと力説し、イスラムのイメージ回復に努めた。それが功を奏したのか、韓国のマスメディアではイスラムに対する否定的な報道はほとんどないと言う。小中高の社会教科書でも、イスラムに対する否定的な説明はすべて除去された。



 しかし現実はそうではない。欧州、アメリカ、韓国では、イスラム恐怖症(Islamophobia)か蔓延している。韓国教会も最近、イスラムに対する不安感を持ち始めた。先日ジュネーブで開かれたダボス会議では、欧州での「文化衝突」について深刻に議論が行われ、欧州の多くの人々がイスラムに対して不安感を持つという研究結果が発表された。ドイツの週刊誌デア・シュピーゲル(Der Spiegel 4/2008)は、「欧州で文化戦争が始まったのか」というタイトルで欧州とイスラムの関係を取り上げた。結論は、対話では有益な結論は出ず、衝突が不可避だというのだ。



 欧州の人々は、イスラムを欧州文化のアイデンティティに対する脅威だと考える。特に、イスラム国家から来る多くの移民に対して不安感を持っている。その理由は、欧州文化がイスラムに圧倒されて崩れるのではないかと憂慮するからだ。中には、ムスリムは劣等生の群れ、爆弾を持っている者たち、無知な人々などと過剰に非難する人々もいる。



 特に、イスラムやムハンマドを皮肉った風刺画に対して、暴力で抗議するような姿勢に不安を抱いている人々が多いようだ。風刺画家たちが殺害の危険に晒される中、このような葛藤はさらに増大している。



 一方、中東のイスラム諸国は、西洋の人々がイスラムに対して多くの偏見を持っていると非難する。ここに価値観の衝突が起きている。イスラム社会は、西欧社会とキリスト教が批判を通して発展してきた事実を全く理解しようとしない。批判はすなわちアラーへの挑戦だと思ってしまうからだ。.



 韓国もテロを警戒する国になった。2000年初めにイスラム過激派の団体が韓国の11の都市に支部を設置してテロを試みたが、2004年に韓国警察がこれらを検挙し、4人を国外へ強制退去させる事件があった。さらには現在も、タリバンの大物指導者が韓国で張り込みを続けているのではないかとの噂が広がっている。韓国には約10万人の外国人ムスリムがいるが、イスラムのテロ団体が韓国を資金洗浄の基地として利用しているとの噂もある。



 韓国教会がイスラム勢力を懸念する理由は、次に挙げる幾つかの事件でもわかる。先日、英国ある弁護士がイスラムを批判するセミナーを開いた。もちろん非公開だったが、韓国へ留学に来ているムスリムの学生ら20人余りが突然会場を訪れてセミナーに参加しようとした。主催側が説得し、その日は学生らに帰ってもらったが、ムスリムは韓国で反イスラム活動を見張り、情報を収集しているようだ。



 韓国の多くの教会は外国人労動者を助けている。教会は彼らのために集会場所と奉仕者を提供し、日曜日には昼食ももてなす。ムスリムは、教会の礼拝に出席し、洗礼まで受ける。そして多くのムスリムの青年は、親切にしてくれた教会の女性と結婚する。問題は、結婚後に再びモスクに戻り、イスラム式で結婚宣誓をしなければならないと強要することだ。



 あるムスリムは帰国の際、親切を尽くした牧師に次のような挨拶をしたと言うのだ。「牧師様、この度は親切にしていただきありがとうございます。またすぐ韓国に帰って来ます。その時はイスラム宣教師として、韓国教会で学んだ親切をそのまま行います」と。その牧師は大きな衝撃を受けてしまった。




【全浩鎭 (ジョン・ホジン)】 1940年、大阪生まれ。韓国・高神大学、同大学院卒業、米国・ウェストミンスター神学校神学修士課程修了、米国・フラー神学大学宣教学博士課程修了、英国国立ウェールズ大学哲学博士課程修了。その後、高神大学学長、平澤大学学長、亜細亜連合神学大学大学院院長、トーチ・トリニティー神学大学院教授などを歴任。現在は、イスラエル及びイスラムネットワーク会長、韓半島国際大学教授。著書に、「宣教学」(85年)、「宗教多元主義と他宗教宣教戦略」(92年)、「アジア・キリスト教とミッション」(95年)、「人種葛藤時代と未伝道種族ミッション」(00年)、「イスラム―宗教家イデオロギーか」(02年)、「文明衝突時代のミッション」(03年)、「転換点に立つ中東とイスラム」(05年)(いずれも韓国語)などがある。

  • ツイート

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 米保守派活動家で熱心なクリスチャンのチャーリー・カーク氏、イベント中に射殺される

  • キリスト教に回心したウィキペディア共同創設者、所属教会を発表

  • 主につながり、人々を主につなげよう 万代栄嗣

  • イエスの統治を祝う祭典「ジーザス・レインズ」が10周年 ラップ賛美など新しい試みも

  • 新しい発見 佐々木満男

  • 「聖書を読まなかったら、今の自分はない」 元ヤクザの進藤龍也氏と山崎純二氏が対談

  • ワールドミッションレポート(9月15日):アンギラ 静かなる島に迫る変化と教会の使命

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(12)「苦しみ」から「光」へ 三谷和司

  • シリア語の世界(32)シリア語聖書の人名・地名小辞典 川口一彦

  • コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(11)抗黙示思想と今この時のトーブ 臼田宣弘

  • 米保守派活動家で熱心なクリスチャンのチャーリー・カーク氏、イベント中に射殺される

  • 「世界で最も優しい裁判官」 フランク・カプリオさん死去、敬虔なカトリック信者

  • キリスト教に回心したウィキペディア共同創設者、所属教会を発表

  • 「聖書を読まなかったら、今の自分はない」 元ヤクザの進藤龍也氏と山崎純二氏が対談

  • 石破茂首相が退陣表明、15年ぶりのクリスチャン首相

  • イエスの統治を祝う祭典「ジーザス・レインズ」が10周年 ラップ賛美など新しい試みも

  • 「信教の自由を脅かす」 旧統一協会の解散命令巡り特別集会、西岡力氏らが登壇

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(12)「苦しみ」から「光」へ 三谷和司

  • 新しい発見 佐々木満男

  • ワールドミッションレポート(9月15日):アンギラ 静かなる島に迫る変化と教会の使命

  • 「世界で最も優しい裁判官」 フランク・カプリオさん死去、敬虔なカトリック信者

  • 米保守派活動家で熱心なクリスチャンのチャーリー・カーク氏、イベント中に射殺される

  • 石破茂首相が退陣表明、15年ぶりのクリスチャン首相

  • 「信教の自由を脅かす」 旧統一協会の解散命令巡り特別集会、西岡力氏らが登壇

  • 牧師を辞めた理由は? 元牧師730人を対象に調査 現役牧師や信徒へのアドバイスも

  • ウェールズ聖公会、首座主教にレズビアンの女性主教選出 保守派からは強い批判の声

  • 「聖書を読まなかったら、今の自分はない」 元ヤクザの進藤龍也氏と山崎純二氏が対談

  • 「信仰の実践としてのスピリチュアルケア」 オリブ山病院で第3回臨床牧会教育

  • キリスト教に回心したウィキペディア共同創設者、所属教会を発表

  • イエスの統治を祝う祭典「ジーザス・レインズ」が10周年 ラップ賛美など新しい試みも

編集部のおすすめ

  • 「20世紀のフランシスコ・ザビエル」 聖心女子大学で岩下壮一神父の特別展

  • 「罪のない赤ちゃんを殺さないで」 東京でマーチフォーライフ、中絶の問題を訴え

  • 教育改革が「日本のリバイバルにつながっていく」 牧師の金子道仁参院議員が講演

  • いのちの言葉聖書学校、日本語クラス2期生7人が卒業

  • 淀橋教会で新主管牧師就任式・祝賀会 金聖燮牧師が6代目に

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.