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カトリック劇作家・矢代静一作「天一坊十六番」 6月10日から青年座劇場で上演へ

2016年6月2日23時15分 記者 : 新庄れい麻
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関連タグ:遠藤周作
カトリック劇作家・矢代静一作「天一坊十六番」 6月10日から青年座劇場で上演へ+
劇団青年座第222回公演「天一坊十六番 僕の使徒行録」は、6月10日(金)から20日(月)まで、青年座劇場で上演される。

劇作家・矢代静一氏(1927~1998年)の作品「天一坊十六番―僕の使徒行録」が、劇団青年座の第222回公演として、6月10日(金)から20日(月)まで、青年座劇場(東京都渋谷区)で上演される。

1940年代から90年代にかけて活躍した矢代氏はカトリック信徒で、キリスト教信仰に裏打ちされた作品を数多く生み出した劇作家。本作も、歌舞伎や講談で有名な「天一坊事件」を下敷きに、主人公・天一坊をイエス・キリストに、他の登場人物をペトロやピラトなどに見立てて描き、聖書の御言葉が随所に散りばめられた戯曲となっている。

本作は、青年座劇場が現在の場所に劇場を建てた1969年に、こけら落しとして上演された作品。当時は「天一坊七十番」と題されていたが、その時のパンフレットに矢代氏が「もし、この世の終わりがくるまでに、再演、再再演されたら、その年の数字を記そうと考えたわけである」と書いていたことから、今回の題名は「天一坊十六番」に変更された。

この1969年は、20代の頃からカトリックに関心を抱いていた矢代が、ついにカトリック麹町聖イグナチオ教会にて洗礼を受けた年でもある。ちなみに、受洗に当たって代父を務めたのは、深い親交を結んでいた遠藤周作だった。

カトリック劇作家・矢代静一作「天一坊十六番」 6月10日から青年座劇場で上演へ
1940年代から90年代にかけて活躍した矢代静一氏(1927~1998年)はカトリック信徒で、キリスト教信仰に裏打ちされた作品を数多く生み出した劇作家(写真:矢代朝子さん提供)

この物語は女流作家が台本の第一幕を書いているところから始まる。その内容は、講談や歌舞伎の題材として知られる天一坊事件。徳川8代将軍吉宗の御落胤(ごらくいん)であると自称した修験者・天一坊が処刑された事件だ。

サブタイトルに「僕の使徒行録」とあるように、矢代氏はこの事件と新約聖書の世界を重ね合わせた。将軍の本物の御落胤としてあがめられたが、終わりには狂人として葬り去られる天一坊を、救い主としてこの世に生まれ、人類を罪から救うために身代りとなって十字架にかけられたイエス・キリストになぞらえ、漁師九助を使徒ペトロ、楓と椿姉妹をマリアとマルタ姉妹、天一坊を裁く大岡越前守をピラトに見立てている。

新約聖書の時代と、江戸時代がオーバーラップするだけでなく、本作は、作家が台本を書き進めながらそれらを俳優たちが演じていくという構成になっており、初演当時の1969年、そして今回は新たに2016年の現代という何重にも重なる時代が描かれる。

核兵器の乱造に伴う国際不安、人口の爆発的増加、食糧危機、公害などの問題から終末論への関心が持たれ始めた60年代終わりに、矢代氏は「現代の不安は天一坊的なイケニエがいればよくなるのではないか」との思いを込めて本作を執筆した。

カトリック劇作家・矢代静一作「天一坊十六番」 6月10日から青年座劇場で上演へ
「天一坊十六番」稽古場より。写真左から、女流作家役の津田真澄、大岡越前守役の山路和弘、天一坊役の横堀悦夫(写真:劇団青年座提供、撮影:飯田研紀)

東日本大震災・熊本地震などの天災、世界各地でのテロ行為、終わらない核実験―と尽きることのないさまざまな問題の中で、現代を生きる人々は初演時よりも多くの不安を抱えながら毎日を過ごしている。劇中では、天一坊が「あと1年足らずで死ぬ」と預言するが、「この言葉は現代の観客にこそ、より一層リアルに感じられるのではないか」と同劇団は期待する。

演出は本公演がデビュー作となる、新進の女流演出家・金澤菜乃英(かなざわ・ななえ)。出演は女流作家に津田真澄、天一坊に横堀悦夫、大岡越前守に山路和弘と、若き演出家の才能を開花させるべく青年座の実力派が集結した。

さらには、劇伴音楽を数多く手掛けてきた日高哲英のオリジナル曲が、ピアノ、サックス、ドラムからなるバンドの生演奏で舞台に花を添え、コンドルズの近藤良平が振り付けたコンテンポラリーダンスが、重なり合う時代、現実と虚構の世界をつなぐ役割を果たす。

劇団青年座第222回公演「天一坊十六番 僕の使徒行録」は、6月10日(金)から6月20日(月)まで、青年座劇場で上演される。詳細は、劇団青年座の公式ホームページまで。

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