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ささきみつおの「ドント・ウォリー!」(45)・・・被害者意識を捨て去ろう

2008年3月18日18時12分
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佐々木満男弁護士+
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 『どんなことにもくよくよするな!』(イーグレープ出版)の著者、佐々木満男弁護士のコラムを連載します。ラジオ大阪で現在放送中の人気番組「ささきみつおのドント・ウォリー!」(放送時間:毎週土曜日朝11:45〜、インターネットhttp://vip-hour.jpで24時間無料配信中)でこれまでに放送された内容を振り返ります。「ミスター・ドント・ウォリー」こと佐々木弁護士が、ユニークな視点から人生のさまざまな問題解決のヒントを語ります。(Amazon:どんなことにもくよくよするな!)




◇



 私たちのほとんどは、なんらかの被害者意識を持っています。物事が自分の思い通りに行かなかったり、人間関係がうまく行かなくなったりすると、必ず被害感情を持つようになります。被害感情は、世の中が悪いんだ、相手が悪いんだと自分を正当化しようとします。そして、加害者である世の中や相手に対して復讐しないと気がすみません。



 ところが、復讐をすると、今度は復讐された世間や相手が、復讐した人に対して被害者意識を持つようになります。復讐した人は、またいつ仕返しされるかと恐れるようになります。



 また、世間や相手に復讐できないと、弱い人をいじめたり、おとなしい人に八つ当たりしたりして、うさを晴らすようになります。そこでまた新たな被害者意識が生み出されていきます。これはまさに、「被害者意識の悪循環」ですね。



 被害者意識のもう一つの重大な問題は、世の中を呪い、相手を恨んでいる限り、被害者本人の心が解放されないということです。絶えず否定的な思いで生活しなければなりません。その意味では、被害者意識を持ち続けている本人が一番かわいそうなのです。



 それでは被害者意識を断ち切って、慢性的な否定的な思いから解放されるためにはどうしたらいいのでしょうか。それは自分から被害者意識を捨て去ることです。意識して加害者を赦す努力をしていくことです。でも、加害者を赦すことはそう簡単ではありません。口先では赦したと言っても、心の底では赦すことができません。加害者から被害を受けた上に、さらに自分の被害者意識によって自分を傷つけ苦しめることは本当におろかなことなのです。



 しかし、「加害者のために加害者を赦す」のはむずかしいことであっても、「自分のために加害者を赦す」という気持ちになると、心から赦せるようになるのではないでしょうか。



 「心と体のヒーリングセミナ」に参加したことがあります。講師の先生がこう言いました。「今日まであなたを傷つけたすべての人たちを心から赦しましょう。被害者意識を持ち続けている苦しみから、あなたの心を解放し、あなたを自由にしてあげるためです。今、あなたが思い出すことのできるすべての加害者の名前を具体的にあげて、大きく声に出して、その人たちを赦しますと宣言してみましょう」。



 講師の導きに従って、参加者が「私は、・・さんを赦します。xxさんも赦します」と声に出して宣言し始めると、なんと数百名の参加者のほぼ全員が泣き出したのです。中には、会場の床に倒れて号泣する人もたくさんいました。驚くべき光景です。私も赦したつもりでいましたが、心からは赦していなかった何人かの方を思い出して、声に出して赦しを宣言しました。みんなが被害者意識に深く傷つき苦しんでいたのです。



 すべての加害者を赦す宣言をした後の気分は、ものすごく爽快になりました。おそらく参加者全員が解放されたのだと思います。その証拠に、体までいやされる人が続出しました。「病は気から」と言いますが、心と体は微妙に深く関連しているのです。



 加害者を自分のために赦すと、自分の心がいやされて解放されます。そうすると、体調まで良くなります。気分が良くなり、体調も良くなれば、対人関係も改善されていきます。こうして、さまざまな問題が解決していくのです。



 聖書には、「私に罪を犯した者を何度まで赦したらいいのでしょうか? 7回まででしょうか?」という質問に対して、イエス・キリストは「7回の70倍赦しなさい」と言っています。7回の70倍という意味は、490回まで赦しなさいということではなく、「何度でも何度でも限りなく赦し続けなさい。それは本当はあなたのためなのだよ」ということなのです。



 自分のために「被害者意識を捨て去る」ことが、あなたの問題解決にとってどれほど大切であるかを、いくら強調しても強調しすぎることはありません。




◇




 佐々木満男(ささき・みつお):国際弁護士。宇宙開発、M&A、特許紛争、独禁法事件などなどさまざまな国際的ビジネスにかかわる法律問題に取り組む。また、顧問会社・顧問団体の役員を兼任する。東京大学法学部卒、モナシュ大学法科大学院卒、法学修士(LL.M)。

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