Skip to main content
2025年8月22日17時34分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 文化

【インタビュー】21世紀のマタイ受難曲『マトフェイ受難曲』日本初公演の指揮者、渡辺新氏に聞く

2015年12月29日19時55分
  • ツイート
印刷
関連タグ:ロシア正教会
【インタビュー】21世紀のマタイ受難曲『マトフェイ受難曲』日本初公演の指揮者、渡辺新氏に聞く+
『マトフェイ受難曲』の日本初公演を指揮する渡辺新氏=11月18日、東京都千代田区の東京復活大聖堂教会(ニコライ堂)で

ロシア正教会の現役府主教が書いた21世紀のマタイ受難曲『マトフェイ受難曲』の演奏会が来年1月30日、浜離宮朝日ホール(東京都中央区)で開催される。日本では初公演となる演奏会の指揮を務めるオーケストラ・ナデージダの指揮兼監督の渡辺新氏に、『マトフェィ受難曲』の魅力と演奏会での聞きどころを聞いた。

渡辺氏が率いる「オーケストラ・ナデージダ」は、ロシア・北欧の音楽を主に演奏する、日本でも珍しいオーケストラだ。渡辺氏がクラッシク音楽を始めたのは中学2年生の時。きっかけは「リストの『ラ・カンパネラ』が弾きたい」との思いからだったという。その後、音楽への関心は作曲にも向かい、桐朋学園大学の先生に付いて専門的に作曲の勉強を始め、高校卒業後は迷うことなく同大作曲科に進んだ。

学生の頃から第2外国語としてロシア語を選択するなど、文学、食文化、政治に至るまでロシアに深い興味を抱いていた渡辺氏は、モスクワ音楽学院に留学し、そこで指揮を学んだ。それからしばらくして、今回指揮する作曲者イラリオン・アルフェーエフによる『マトフェイ受難曲』のライブCDを偶然見つけたことで、すぐ手に取って聞いたところ、一目ぼれならぬ「一聞きぼれ」をしたのだという。それ以来、「こういう作品がもっと日本で演奏されればいいのに」と思い続けて今回の演奏会につながった。

『マトフェイ受難曲』は、合唱、ソリスト、福音記者役が歌い交わし、弦楽器によるフーガが各所に挿入される構成となっており、歌詞は全てロシア語による。それらの歌詞は、ロシア正教会の礼拝で使用される祈祷文や聖歌に出てくるものだが、この楽曲はあくまで演奏会を前提としたものだ。というのも、一般にロシア正教の礼拝での聖歌は「祈りの言葉」であって、男性のみの合唱で器楽は一切使われないことになっている。作曲者イラリオン・アルフェーエフ氏はロシア正教会の府主教だが、この楽曲は純粋に音楽作品を念頭に作られている。だからこそ、「楽曲が持つ美しさと清らかさをロシア正教徒だけにとどめず、世界中で分かち合うことができた」と渡辺氏は話す。

渡辺氏が『マトフェイ受難曲』を知ったのは2010年。すぐにロシアのアルフェーエフ氏の事務所に問い合わせ、楽譜を送ってもらったという。その後5年間演奏の機会を待ち、今年1月にオーケストラ・ナデージダで演奏することを決めた。ソロ歌手や福音記者役の協力をお願いしたところ、すぐに了解も得られ、合唱団ナデージダも結成。その後はトントン拍子に準備が進み、第11回ロシア文化フェスティバル2016 in JAPANの公式プログラムの一つとして行われることになった。

渡辺氏は正教徒ではないが、ロシアやウクライナに行くといつも教会を訪れ、そこでいつも何かを感じ、心が動かされるという。「教会空間、建築、装飾といったものが、唱えられる聖歌と一体となって静かに心に迫ってくる。ロシア人にとっては、教会で聞く無伴奏の聖歌は、広く彼らの生活の一部でもあり、ただ受け身として聞くものではないのだろう」と話す。一方、オーケストラが入る『マトフェイ受難曲』は、一教会単位ではなく、大きなホールで自由に演奏することができ、聞き手のターゲットをより広げることができるのはとても意義があると語った。

渡辺氏は今回、ロシア正教会と関わりの深い楽曲を演奏するにあたり、「ロシア正教会や、日本に住むロシア人たちに何か役に立ちたいと思っている」と話した。ロシアに住んでいたときには、ロシア人の優しさに大いに助けられた。そのことに対するお返しの気持ちもあるという。

「今回は、ただ演奏会をするのとは違う。純粋に音楽が好きだというより先に、宗教というものがある。そこに音楽が近づくことで、人々の生活に密着し、より意義深いものになればと思う。音楽芸術の枠にとどまらず、これぞ市民レベルでの旬のロシア、というように、ロシアの雰囲気を感じ取れる演奏ができれば」と話した。

演奏会に関する問い合わせは、オーケストラ・ナデージダ(メール:[email protected]、ウェブサイト)まで。

関連タグ:ロシア正教会
  • ツイート

関連記事

  • 来年1月、日本初公演 21世紀のマタイ受難曲『マトフェイ受難曲』

  • 100年後の復活上演 J・Sバッハ「マタイ受難曲」をめぐる不思議な導き

  • チャイコフスキー生誕175年・戦勝70年記念し、救世主ハリスト大聖堂前でコンサート

  • ロシア正教会のイラリオン府主教「私たちの一つ一つの歩みにおいて神の御旨による導きを」

  • 埋もれた歴史資料から 日本初のオラトリオ「ヨブ」、40年ぶりの全曲演奏

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 牧師を辞めた理由は? 元牧師730人を対象に調査 現役牧師や信徒へのアドバイスも

  • 福音派増えるベネズエラ、大統領が「マーチ・フォー・ジーザスの日」制定 全国で行進

  • サンタ・クロースと呼ばれた人―聖ニコラスの生涯(26)故郷の没落

  • 世界福音同盟、新総主事にアラブ系イスラエル人弁護士を選出

  • 花嫁(31)神に従う者の道 星野ひかり

  • 米韓政府の政策で対北朝鮮ラジオ放送が80%減少、キリスト教迫害監視団体が懸念

  • ワールドミッションレポート(8月22日):コンゴのレンドゥ族のために祈ろう

  • ワールドミッションレポート(8月21日):オランダ ペルシャ語教会の静かなるリバイバル(4)

  • 私の名を使って(その2) マルコ福音書9章38~41節

  • 篠原元のミニコラム・聖書をもっと!深く!!(240)聖書と考える「レプリカ 元妻の復讐」

  • 福音派増えるベネズエラ、大統領が「マーチ・フォー・ジーザスの日」制定 全国で行進

  • N・T・ライト著『わたしの聖書物語』が大賞 キリスト教書店大賞2025

  • 世界福音同盟、新総主事にアラブ系イスラエル人弁護士を選出

  • 新約聖書学者の田川建三氏死去、89歳 新約聖書の個人全訳を出版

  • 米韓政府の政策で対北朝鮮ラジオ放送が80%減少、キリスト教迫害監視団体が懸念

  • 牧師を辞めた理由は? 元牧師730人を対象に調査 現役牧師や信徒へのアドバイスも

  • 嫌いと無関心 菅野直基

  • いのちの書に名を記される幸い 万代栄嗣

  • 篠原元のミニコラム・聖書をもっと!深く!!(240)聖書と考える「レプリカ 元妻の復讐」

  • 主は生きておられる(240)黒い雨 平林けい子

  • 新約聖書学者の田川建三氏死去、89歳 新約聖書の個人全訳を出版

  • キリスト教徒が人口の過半数を占める国・地域、この10年で減少 米ピュー研究所

  • N・T・ライト著『わたしの聖書物語』が大賞 キリスト教書店大賞2025

  • 「20世紀のフランシスコ・ザビエル」 聖心女子大学で岩下壮一神父の特別展

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(10)「苦しみ」から「苦しみ」へ 三谷和司

  • 日本キリスト教協議会、戦後80年の平和メッセージ キリスト者の戦争加担にも言及

  • 日本基督教団、戦後80年で「平和を求める祈り」 在日大韓基督教会と平和メッセージも

  • コンゴで教会襲撃、子ども含む43人死亡 徹夜の祈祷会中に

  • 福音派増えるベネズエラ、大統領が「マーチ・フォー・ジーザスの日」制定 全国で行進

  • ドイツで神学生が大幅に減少、5年前の3分の2に

編集部のおすすめ

  • 「罪のない赤ちゃんを殺さないで」 東京でマーチフォーライフ、中絶の問題を訴え

  • 教育改革が「日本のリバイバルにつながっていく」 牧師の金子道仁参院議員が講演

  • いのちの言葉聖書学校、日本語クラス2期生7人が卒業

  • 淀橋教会で新主管牧師就任式・祝賀会 金聖燮牧師が6代目に

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.