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来年1月、日本初公演 21世紀のマタイ受難曲『マトフェイ受難曲』

2015年11月10日21時31分
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関連タグ:ロシア正教会
来年1月、日本初公演 21世紀のマタイ受難曲『マトフェイ受難曲』+

ロシア正教会の現役府主教が書いた21世紀のマタイ受難曲『マトフェイ受難曲』の演奏会が来年1月に浜離宮朝日ホール(東京都中央区)にて開催される。ロシア語による語り、独唱、合唱が織りなすオラトリオは、まさに現代のヒーリング音楽といえる。日本では初公演となる。

作曲者のイラリオン・アルフェーエフ氏は現在49歳。ロシア正教会のいわば「ナンバー2」である「府主教」の立場にありながら、並行して作曲活動も行うという異色の存在として知られる。今回演奏される『マトフェイ受難曲』は2006年に作曲され、ピュアで現代らしからぬ美しいハーモニーで書かれた作品は初演以降、ロシアや旧ソ連圏を中心に各地で演奏され、今ではすっかりメジャーになりつつある。

『マトフェイ受難曲』は、マタイによる福音書に題材をとる受難曲。「マトフェイ」とは、ロシア語・教会スラヴ語によるマタイの表記「Матфей」を転写したもので、マタイ受難曲とも表記される。『マタイ受難曲』といえばヨハン・セバスティアン・バッハ(1685-1750)によるものが有名だが、アルフェーエフ氏の『マトフェイ受難曲』は、合唱、ソリスト、福音記者役が歌い交わし、弦楽器によるフーガが各所に挿入される構成となっており、バッハのものとは違った構成となっている。

もともと正教会は西方教会とは異なる伝統を保ってきたため、聖歌・音楽伝統にも著しい違いがある。正教会の奉神礼に用いられる聖歌は無伴奏声楽が原則であるため、オーケストラによる伴奏が付いている『マトフェイ受難曲』も、あくまで演奏会を前提とした楽曲であって、実際の奉神礼で使用される聖歌ではない。しかし、誰にでも親しみやすい美しさと清らかさを兼ね備えたこの楽曲は、現在ロシアで最も歌われる合唱曲の一つだ。

来年開催される演奏会は、第11回ロシア文化フェスティバル2016 in JAPANの公式プログラムの一つとして行われる。モスクワ音楽院で指揮し、スウェーデンの作曲家アッテルベリ(1887-1974)の作品の普及にも取り組む渡辺新氏が指揮を務め、ロシア・北欧の音楽を主に演奏し紹介しているオーケストラ・ナデージダとナデージダ合唱団が演奏を行う。「ナデージダ」とはロシア語で「希望」という意味を持つ。

2016年1月30日(土)午後2時開演。入場料1500円(全席自由)。問い合わせは、メール([email protected])まで。

関連タグ:ロシア正教会
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