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映画を通し愛と平和考える 日本カトリック映画賞・シグニス平和賞授賞式

2015年5月7日14時42分
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関連タグ:シグニスジャパン(カトリックメディア協議会)日本カトリック映画賞シグニス平和賞
映画を通し愛と平和考える 日本カトリック映画賞・シグニス平和賞授賞式+
この日会場を訪れた多くの人が映画を鑑賞し、受賞監督たちの話に耳を傾けた=5日、なかのZERO小ホール(東京都中野区)で

カトリックの世界観と価値観に適う作品に贈られる第39回日本カトリック映画賞に選ばれた『谷川さん、詩をひとつ作ってください』(杉本信昭監督)の授賞式と上映会が5日、なかのZERO小ホール(東京都中野区)で行われた。SIGNIS JAPAN(カトリックメディア協議会)の主催。

『谷川さん、詩をひとつ作ってください』は、詩人の谷川俊太郎氏が東日本大震災について書いた詩「言葉」を入り口にして、さまざまな土地で暮らす人々が発する言葉を追い、そこに潜む喜びや悲しみから谷川氏の詩が再び生まれるまでを描いたドキュメンタリー映画。授賞式には杉本監督と小松原時夫プロデューサー、SIGNIS JAPAN顧問司祭でカトリック多摩教会主任司祭でもある晴佐久(はれさく)昌英神父が出席した。

あいさつに立った杉本監督は、当初、谷川氏の詩が生まれる瞬間を撮影するつもりだったが、谷川氏自身から内面を撮影することは無理だと言われたため、出演者に自らの言葉を語らせ、そこから谷川氏が新たな詩を作るという新しい形式のドキュメンタリー映画となった経緯を説明した。作品の意図については、「今の時代、与えられた言葉を使っていたほうが生きやすい。しかし、与えられた言葉しか使わないのは、自分の言葉の使い道を誰かに委ねているのと同じことだ。自分の言葉を使って話す人たちと谷川氏の詩は同じ地平にあり、この見えない関係を映画で見えるようにしたかった」と語った。

映画を通し愛と平和考える 日本カトリック映画賞・シグニス平和賞授賞式
第39回日本カトリック映画賞を受賞した『谷川さん、詩をひとつ作ってください』の杉本信昭監督

晴佐久神父は、「全ての人に愛の言葉を伝えたいと願うカトリック教会にとってまさにふさわしい映画だ」と絶賛。ヨハネによる福音書1章1節の「初めに言(ことば)があった。言は神と共にあった。言は神であった」の聖句を掲げ、「普通の人が発した言葉の向こうに愛を感じさせ、谷川氏の言葉が温かく人と人を結び付けていく。言葉を大切にすることは争いや諍(いさか)いをなくすこと。言葉の愛を感じることができる映画だ」と、同作品を今年のカトリック映画賞に選定した理由を語った。

映画の上映後には杉本監督、小松原プロデューサー、晴佐久神父の3氏による鼎談(ていだん)が行われ、冒頭、谷川氏からのビデオレターがスクリーンに映し出された。会場の人たちに対してメッセージを促されると、会場にいる一人ひとりから映画の感想を聞き、どうしてそう思うのかを聞いてみたいと思いを伝えた。

鼎談の中で、カトリック映画賞という、いわば宗教団体からの賞を授賞したことをどのように受け止めたのか聞かれた杉本監督は、「びっくりした。そういうつもりで作っているわけではなかった」と率直な感想を口にした。もっともそう言った後、「この映画に出ている人たちは、思ったことをすぐに言葉にして発することなく、むしろ普段はしゃべらずためているような人たち。彼らは、いつかしゃべる時のために沈黙しているのかもしれないと感じた。そういう感情を描いたことが受賞につながったのかもしれない」と、言葉をかみしめるように話した。

映画を通し愛と平和考える 日本カトリック映画賞・シグニス平和賞授賞式
『谷川さん、詩をひとつ作ってください』の上映後に行われた鼎談(ていだん)。左から晴佐久(はれさく)昌英神父、杉本信昭監督、小松原時夫プロデューサー。

また小松原プロデューサーは、谷川氏のこの映画を見ての第一声が「これはおもしろい」で、それが素直に嬉しかったことを述懐。映画にナレーションをあえて入れなかったことや、挿入音楽を極力少なくしたことなどを説明した上で、「谷川氏や、撮影で出会った人たちに助けられ、励まされてできた映画。これができたことは自分の日常にも影響を及ぼすところが大いにあり、そこに導いてくれた谷川氏はすごい詩人だと思う」と語った。

SIGNIS JAPANでは今年、カトリック映画賞に加え、新たに真の平和に向かって一歩を踏み出す勇気を与えてくれる映画を応援することを目的に、「シグニス平和賞」も創設。第1回には、ベトナム戦争中米軍の従軍カメラマンだった石川文洋氏が、ベトナムと沖縄を旅し、生い立ちと青春とを見つめるドキュメンタリー『石川文洋を旅する』(大宮浩一監督)が選ばれ、同日、授賞式が行われた。

映画を通し愛と平和考える 日本カトリック映画賞・シグニス平和賞授賞式
第1回シグニス平和賞を受賞した『石川文洋を旅する』の大宮浩一監督

式に臨んだ大宮監督は、壇上、フリージャーナリストの後藤健二氏が殺害されたその日に受賞の知らせを聞いたことを告白。「いまだに後藤氏が旅を続けているように思える」と、複雑な胸中を語った。その上で、「軍隊が戦争の抑止力になることは絶対にありえず、むしろ逆に軍隊が来ると戦争が起こることは沖縄で経験済みだ」と強調し、「賞をもらったことに責任を感じつつ、戦争の対局にある穏やかさについて真剣に考え、映画を撮り続けたい」と意欲を示した。

授賞式に立ち会ったカトリック東京教区の幸田和生補佐司教は、「この映画(『石川文洋を旅する』)を通して、戦争と平和、時代と人生ということを多くの人と共感したい」と話し、「個人でも団体でも構いません。自主上映会の開催をぜひ検討してもらいたい」と強く呼び掛けた。

第40回の節目を前に、「記念すべき40回目にふさわしい映画を見つけたい」(晴佐久神父)と、SIGNIS JAPANの日本カトリック映画賞への意気込みは強い。第40回の授賞上映日は来年5月5日、場所はなかのZERO大ホールで行われることが決まっている。

なお、『石川文洋を旅する』の自主上映会についての問い合わせは、SIGNIS JAPAN(メール:[email protected]、ウエブサイト)まで。

関連タグ:シグニスジャパン(カトリックメディア協議会)日本カトリック映画賞シグニス平和賞
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