信仰に焦点当てた映画『アンブロークン』特別版、キリスト教市場向けにリリース

2015年4月5日23時45分 翻訳者 : 小又香織 印刷
+信仰に焦点当てた映画『アンブロークン』特別版、キリスト教市場向けにリリース
(写真:映画『アンブロークン(UNBROKEN、原題)』の公式フェイスブックより)

米映画製作会社ユニバーサル・ピクチャーズは、高い評価を受けたアンジェリーナ・ジョリー監督の映画『アンブロークン(UNBROKEN、原題)』(2014年)に、特別映像「信仰の遺産(Legacy of Faith)」を付けたスペシャル・エディションのDVD・ブルーレイを、キリスト教市場向けにリリースする。

この映画は、第二次世界大戦中、飛行機事故に遭うも生き伸び、太平洋上で47日間漂流したあと、日本軍の捕虜となり、新潟県の捕虜収容所などで拷問を受けたというルイス・ザンペリーニ(1917〜2014)の「信じがたい本当の話」を映画化したもの。戦後、ザンペリーニはクリスチャンとなり、自身を捕えた人々を赦し、素晴らしい説教者となった。しかし映画では、彼のキリスト教信仰についてあまり触れられていないと、一部から批判を受けていた。

映画の原作であるローラ・ヒレンブランドによるザンペリーニの伝記小説(2010年)では、ザンペリーニの回心や信仰が中心的につづられている。

ザンペリーニは、過去のつらい経験によりトラウマを抱えていたが、1949年に妻と一緒に参加したビリー・グラハムの伝道集会で、キリストを自身の人生に受け入れた。これがきっかけで、信仰により自身を捕えた日本兵たちを赦し、彼らと福音を共有することができるまでに至った。

ザンペリーニの息子のルークは、「私はこの映画をとても楽しみました。美しいと同時に、残酷でした。アンジー(アンジェリーナ監督)は、全てのシーンを正しく描写したと思います。しかし、われわれが受けた最大の批判は、原作を読んでいて、かつキリスト教信仰を持つ人々からのもので、『ビリー・グラハムのシーンが全部省略されていますね』というものでした」と、米ハリウッド・レポーター誌に語った。

映画の公開時点で、ジョリー監督は、映画をキリスト教色の薄いものにすると決めたわけではないと語っていた。「私たちは、映画を一宗教に固執せず、普遍的なものに作り上げました。それは、ルイスさんも承知してくれたことです」。ザンペリーニは、映画が多くの人の元に届くこと、信仰と赦しが普遍的なものとなるように願っていたと、ジョリー監督は付け加えた。

そのような中でこの程、ユニバーサル・ピクチャーズのホーム・ビデオ部門は、「ルイス・ザンペリーニの物語は、信仰を持つ数千万の人たちに新たな気づきを与えています。そして、ユニバーサル・ピクチャーズ・ホーム・エンターテイメントは皆様のご意見に応答すべく、彼の人生と証しを祝って、特別版ボーナスディスクを作りました」と発表した。

このスペシャル・エディションに付属するDVDは90分に及び、映画の舞台裏や、ザンペリーニが信仰を得たいきさつ、またザンペリーニとビリー・グラハムが共に映るドキュメンタリー映像も収録されている。

特別映像「信仰の遺産」付きの映画『アンブロークン』スペシャル・エディションDVD・ブルーレイは、キリスト教書店などで購入できる。

※この記事は英国クリスチャントゥデイの記事を日本向けに翻訳・編集したものです。一部、加筆・省略など、変更している部分があります。

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