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ささきみつおの「ドント・ウォリー!」(32)…緊急事態に備える

2007年10月29日15時49分
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佐々木弁護士+
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 『どんなことにもくよくよするな!』(イーグレープ出版)の著者、佐々木満男弁護士のコラムを連載します。ラジオ大阪で現在放送中の人気番組「ささきみつおのドント・ウォリー!」(放送時間:毎週土曜日朝11:45〜、インターネットhttp://vip-hour.jp/で24時間無料配信中)でこれまでに放送された内容を振り返ります。「ミスター・ドント・ウォリー」こと佐々木弁護士が、ユニークな視点から人生のさまざまな問題解決のヒントを語ります。(Amazon:どんなことにもくよくよするな!)




◇



 「ウー、ウー、ウー!ただいま一階で火災が発生しました。館内の皆さんは全員ただちに非常階段から整然と避難してください!」。けたたましい警報サイレンとともに、ビル警備の大声の呼びかけがマイクから聞こえます。「避難訓練のための練習かな」と初めは思いましたが、その真摯に迫った警報を聞いているうちに、本当の火災であることがわかり、びっくりしました。



 ある日曜日の午後、雑務整理のために事務所に行った時のことでした。私の部屋は高層タワービルの37階にあり、重い書類を持って歩いて長い長い非常階段を降りることになったのです。汗だくになってなんとか無事ビルの外に出てみると、消防車やパトカーが並んで大勢の消防隊員や警察官が働いていました。一階のレストランの厨房で爆発事故が起こったのです。火災は小規模で、すぐにおさまりました。



 私はこの火災事故からいろいろなことを学びました。それは、「緊急事態に備える」ことの大切さということです。私の事務所のあるビルは41階建ての高層タワービルです。一部のレストランやカフェを除いて全館禁煙です。トイレで内緒でタバコを吸っても火災報知器が鳴るほどの徹底ぶりです。



 年に数回、全館の火災非難訓練が行われています。実際に火災が発生したのはこの時が初めてです。火災の現場に接してみると、訓練のときとは大きな違いがあることがわかりました。



1 まず、ビル管理側の報告の不徹底と指示誘導の不適切があげられます。何しろ初めての火災ということで、驚いたビル管理室があわててしまったのだと思います。「一階で火災が発生したのでただちに避難してください」と大声で連呼するのみでした。一階のどの部分にどの程度の火災が発生して、どのように拡がっているかの報告が全くないのです。一階に降りたら火災に巻き込まれてしまうことは想像できても、逃げる人たちは、「二階は大丈夫なのか、三階はどうなのか」と思いまどいました。もし火災が平日に起きたら、数千人が一勢に非常階段に駆け込んで大変な混乱になったのではないかと思います。



2 警報と避難要請の大声の連呼がつづいて、とんでもない大きな火災ではないかという恐怖心を大きくし、非常階段をころげ落ちるようにあわててかけ降りていく人たちもいました。大変危険なことです。ちょっところべば、自分だけでなくほかの人たちも将棋倒しになって大惨事になりかねません。



3 私は階段を降りていく途中で、下から火災の煙が上がってきたらどうしようと思いました。火で焼け死ぬよりも、煙を吸って一酸化炭素中毒で死ぬ人の方がはるかに多いことを思い出したのです。ところが、肝心の防煙マスクの入っている避難器具袋を自分の部屋から持ってくるのを忘れていました。今さら引き返すわけには行きませんでした。幸いにも煙にまきこまれることもなく外へ出ることができましたが。



 要するに、「訓練と実際とはかなり違うけれども、緊急事態に備えておくことは非常に大切だ」と思いました。緊急事態に備えて、ビル全体の管理体制を整えていたからこそ、大火災を防ぐことができました。常日頃避難訓練をしていたからこそ、いろいろな不備にもかかわらず全員無事に退去できたのです。



 将来起きるかも知れない大きな問題に備えて、普段から準備しておくことは大切なことなのですね。




◇




 佐々木満男(ささき・みつお):国際弁護士。宇宙開発、M&A、特許紛争、独禁法事件などなどさまざまな国際的ビジネスにかかわる法律問題に取り組む。また、顧問会社・顧問団体の役員を兼任する。東京大学法学部卒、モナシュ大学法科大学院卒、法学修士(LL.M)。

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