90歳男性と牧師2人、ホームレスに食事与え逮捕

2014年11月6日20時07分 翻訳者 : 木下優紀 印刷
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警官に連行されるアーノルド・アボット氏(写真:ユーチューブ)

米フロリダ州南東部フォートローダーデールで先週末、90歳の男性と2人の牧師が、ホームレスに食事を与えることを禁止する新しい条例に違反したとして、逮捕された。

逮捕されたのは、フォートローダーデールにあるザ・サンクチュアリ・チャーチのドウェイン・ブラック牧師と、同州コーラルスプリングスにある聖マリア・マグダレナ監督教会のマーク・シムズ牧師、そして90歳のアーノルド・アボット氏。3人は、市街にいる貧しい人やホームレス数百人に毎週食事を与えていた。しかし、報道によると、1日に警官が炊き出し所に現れ、アボット氏に、していることをやめ「今すぐその皿を下ろせ」と命令したという。

「この人たちは、貧しい人の中でも特に貧しいのです」とアボット氏。「彼らは何も持っていません。頭の上の屋根すらないのです。どうすれば彼らを追い払えますか。私はこの状況をわざと悪化させるようなことはしていません。この街と共に働こうとしているのです。どんな人でも、隣人を助ける権利を持っています」と語る。

アボット氏は、貧しい人に食事を与えるために絶えず闘ってきた運動家だ。1991年、海岸でホームレスに食事を与えることを禁止された後、フォートローダーデール市を告訴。炊き出しを禁止する条例に対し憲法違反判決が下り、アボット氏は勝訴した。しかし、先週同市で施行された新しい条例によって、炊き出し所は居住地から最低500フィート(約152メートル)離さなければならないことと、1ブロックにつき1つまでしか作れないという制限を受けた。

多くの人が、この条例が貧しい人とホームレスへの偏見からなっており、アボット氏らの食事を与えられるという基本的人権を否定していると批判している。アボット氏は、新しい条例を理由として市を再び告訴する計画を立てており、何度告発されたとしても自分が召されているこの働きを続けるつもりだという。

「世界がこの事件を見ており、米国人の意識と道徳観を測っているだろう」とアンディ・キャスターさんは、地元のニュースサイト「local10.com」に投稿した。「クリスチャンの中にも、その信念を実行に移している人がいて喜ばしい」と言う。

アボット氏と2人の牧師は、各々500ドル(約5万7千円)の罰金と最大60日間の収監に直面している。

※この記事はクリスチャンポストの記事を日本向けに翻訳・編集したものです。
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