女性と信仰(6)生きた信仰―「バランス」① 前田基子

2014年10月24日16時33分 執筆者 : 前田基子 印刷
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生駒聖書学院卒業後30数年働きを続け、多くの素敵な姉妹たちに出会ってきました。最近の姉妹たちの意識は、私の在学当時のそれとは随分変わったように思います。あらゆる面で兄弟と肩を並べ、それ以上をいこうというものです。

ややもすれば「才能・働き=その人」となる傾向に、私は憂いを覚えております。女性の活躍を嬉しく思いますが、一方に潜む「羨む」という感情が、どれほど豊かな人間性と賜物、主のご計画を妨げていることでしょう。「羨む」は、“羊は次、羊を二番手”にすることです。神の小羊であるイエス様を一番手とする女性でありたい。そこで「バランス」ということを考えてみましょう。

イエス様は、マルタとマリヤとラザロの姉弟をこよなく愛されました。マルタとマリヤは好対照の姉妹で、この日も、マルタはイエス様のおもてなしで大忙し。マリヤはイエス様の足元に座って、みことばに聞き入っています。

「主よ。・・・何ともお思いにならないのでしょうか」「マルタ、マルタ。あなたは、いろいろなことを心配して、気を使っています。しかし、どうしても必要なことはわずかです。いや、一つだけです。マリヤはその良いほうを選んだのです。彼女からそれを取り上げてはいけません」(ルカ10:40・42)

ここで注目したいのは、イエス様はマルタの働きぶりを評価しておられることです。マルタの気配りが嬉しいから、イエス様はいつも立ち寄って旅の疲れを癒しておられたのです。イエス様は、実際的であることを高く評価なさっていらっしゃいます。

しかし、イエス様は頭にきているマルタに、「彼女(マリヤ)からそれを取り上げてはいけません」と言われました。マリヤの最大関心事は、主のみこころを知ることでした。ですから、一言も聞き逃すまいと、主の足元で聞き入っていました。

「信仰は、聞くことから始まり、聞くことは、キリストについてのみことばによるのです」(ローマ10:17)

神の御子イエス様が、幼いころにはおしめをなさったことも、また大工をなさり、両親と弟妹たち家族と共に暮らしたことも、公生涯の歩みであった全てのことも、十字架の死と復活にリンクして、そして、永遠の救いで見事に完結、完了したのです。

最後に、サムエル・チャドウィックの祈りをご紹介しましょう。

“おお、主よ。私を極めて霊的な者としてください。しかし、私たちを完全に自然に、十分に実際的な者と保ってください”

前田基子(まえた・もとこ)

イエス・キリスト緑の牧場教会(東京)で救われ、玉野聖約基督教会(岡山)から献身。生駒聖書学院卒。生駒聖書学院副院長。エリムキリスト教会牧師。ABCラジオ放送「希望の声」・テレホンメッセージ「希望の声」(074・373・3740:ゼロナシ・ミナサン・ミナヨレ)牧師。

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