Skip to main content
2025年9月18日19時20分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 教会

古民家で教会カフェ・イベント「イースターの夕べ」 キリスト教会の雰囲気を体験的に再現

2014年4月28日13時03分 記者 : 佐藤憲一
  • ツイート
印刷
関連タグ:カフェ・オラトリオイースター(復活祭)
古民家で教会カフェ・イベント「イースターの夕べ」 キリスト教会の雰囲気を体験的に再現+
日没の時を待って灯火の受け渡しが始まった。会場は画家のアトリエだった古民家をそのまま利用したアートギャラリー「赤猫工房」。老朽化のため5月に取り壊されるという。

「主の平和」――口々にそう言い、隣り合わせた見知らぬ人たちと挨拶を交わす。日の暮れゆくなか、手にした蝋燭(ろうそく)から蝋燭へと灯し火が移されていく。厳かな雰囲気と祈りの言葉。教会のようで教会ではなく、しかし教会さながらの儀式が静かに行われていた。

26日、東京・世田谷にある古民家アートギャラリーで開かれた、教会カフェ・イベント「イースターの夕べ」での光景だ。主催したのは「教会かふぇ『カフェ・オラトリオ』準備会」。聖公会信徒のトリニタスさんと、牧師を目指す植田真理子さんが連携し、間もなく取り壊される一軒家で一夜限りの試みが実現した。

お茶とワイン、軽食付きで、参加費は一人1500円。「イースターのお祭りを楽しく体験してみませんか?」という、ツイッターやフェイスブックでの呼びかけに、二十数人の男女が集まった。一人で来るシングル客が多い。若い女性の姿が目立つが、50代らしき男性たちもいる。用意された椅子と座布団がほぼ埋まった。

1週間遅れのイースター・イベントとしてプログラムが組まれていた。テゼやグレゴリオの聖歌を全員で斉唱し、聖書の詩篇が朗読された。キリストの受難と復活の短劇が続き、最後はイースターのお菓子とワインを供した和やかな歓談タイムに。部屋の一角ではリコーダーと古琴の即興演奏も始まった。

初対面の人たちがリコーダーやプサルテリなどでセッションを始めた。

来会者に話を聞いてみると、キリスト教になんとなく興味があって来たという人、スピリチュアル系らしき人、聖歌や中世ヨーロッパ音楽が好きな人、その古楽器の演奏者など、さまざまな立場の人がいる。「クリスチャンの人は?」という記者からの問いには、7人が手を挙げた。

司会を務めたトリニタスさんは、「全体を劇として観てもらえれば幸いです」と話す。教会が正式に支援しているわけではない、いわば未公認の「教会カフェ」だが、イベント開催については所属教会に知らせて祝福してもらっているという。

トリニタス(三位一体のラテン語)は洗礼名だ。「聖歌や復活劇で、癒しのひとときを提供したい。教会に敷居の高さを覚えて近づけずにいるけれどキリスト教の聖歌や音楽には惹かれるという人たちに、典礼の雰囲気も体験して味わってほしいのです」

もう一人の植田真理子さんは、自らが店主と牧師を兼ねたリアルな「教会カフェ」設立を準備中。年内にも開業したい考えだ。「既存の教会への懐疑的な思いから、自前の教会を作りたいという願いを持つようになりました」と語る。

植田さんはかつて国語教師をしていた元男性で、今は戸籍上も女性となったトランスジェンダー。保守的な教会から辛辣な対応を受けてきた経験を持つ。「キリスト教は愛の宗教と言いながら毒の部分があるのだとしたら、それを乗り越えるキリスト教の将来に責任を持つ一員になりたいと思ったのです」

教会カフェは日没から開催され、21時を過ぎても音楽セッションと歓談が続いた。「楽しかった」「またやってください」そう言いながら帰途につく人たちを見送る主催者に、安堵と喜びが広がる。「本物の教会を知る人たちからの批判や違和感」は杞憂に終わったようだ。

神奈川県から来たプロテスタント教会所属の男性は「まったくの教会未経験者には、ここで体験する意味があったのではないか」と話す。海外の留学先では教会をよく訪ねていたが「今よく行くのは神社です」と微笑む20代の女性も、「点でしか知らなかった聖書の受難と復活の話が、一つの線につながって理解できた」と感想を語った。

キリストの名のもとに、音楽、みことば、聖書劇、祈り、それらの力がすべて一つになって、人々の心に何かを残した。それはもう「教会」と呼んでもいいのかもしれない。同様の教会カフェ・イベントは、今後も不定期で開催される予定。

■ 教会かふぇ「カフェ・オラトリオ」
https://www.facebook.com/caffeoratorio
https://twitter.com/caffeoratorio

関連タグ:カフェ・オラトリオイースター(復活祭)
  • ツイート

関連記事

  • 聖書で読み解く映画カフェ、次回は『エデンの東』を上映(動画あり)

  • 「お茶の水メディカル・カフェ in Occ」、2月と3月に開催

  • 英クリスチャンカフェ、聖句の表示禁止される

  • パーパス・ドリブンカフェサイトオープン

  • ゴスペル・カフェ、被災地支援ライブ開催

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 「日本イスラエル・クリスチャン交流会」が発足、世界62カ国に広がる議員ネットワーク

  • 後藤文雄神父死去、96歳 カンボジア難民の子ども育て、学校建設に尽力

  • 花嫁(33)愛には恐れがない 星野ひかり

  • 右も左もわきまえないやから 穂森幸一

  • キリスト教に回心したウィキペディア共同創設者、所属教会を発表

  • イエスの統治を祝う祭典「ジーザス・レインズ」が10周年 ラップ賛美など新しい試みも

  • サンタ・クロースと呼ばれた人―聖ニコラスの生涯(28)ニコラス司教逮捕される

  • キリストの心と思いが与えられている恵み(3)神の御霊と一つ 加治太郎

  • ワールドミッションレポート(9月18日):パプアニューギニア イースターは1日じゃない、1カ月続くリバイバルだ

  • 主につながり、人々を主につなげよう 万代栄嗣

  • 「日本イスラエル・クリスチャン交流会」が発足、世界62カ国に広がる議員ネットワーク

  • 米保守派活動家で熱心なクリスチャンのチャーリー・カーク氏、イベント中に射殺される

  • キリスト教に回心したウィキペディア共同創設者、所属教会を発表

  • 「世界で最も優しい裁判官」 フランク・カプリオさん死去、敬虔なカトリック信者

  • 「聖書を読まなかったら、今の自分はない」 元ヤクザの進藤龍也氏と山崎純二氏が対談

  • イエスの統治を祝う祭典「ジーザス・レインズ」が10周年 ラップ賛美など新しい試みも

  • 後藤文雄神父死去、96歳 カンボジア難民の子ども育て、学校建設に尽力

  • 石破茂首相が退陣表明、15年ぶりのクリスチャン首相

  • 「信教の自由を脅かす」 旧統一協会の解散命令巡り特別集会、西岡力氏らが登壇

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(12)「苦しみ」から「光」へ 三谷和司

  • 「日本イスラエル・クリスチャン交流会」が発足、世界62カ国に広がる議員ネットワーク

  • 「世界で最も優しい裁判官」 フランク・カプリオさん死去、敬虔なカトリック信者

  • 米保守派活動家で熱心なクリスチャンのチャーリー・カーク氏、イベント中に射殺される

  • 石破茂首相が退陣表明、15年ぶりのクリスチャン首相

  • 「信教の自由を脅かす」 旧統一協会の解散命令巡り特別集会、西岡力氏らが登壇

  • 牧師を辞めた理由は? 元牧師730人を対象に調査 現役牧師や信徒へのアドバイスも

  • キリスト教に回心したウィキペディア共同創設者、所属教会を発表

  • 「聖書を読まなかったら、今の自分はない」 元ヤクザの進藤龍也氏と山崎純二氏が対談

  • イエスの統治を祝う祭典「ジーザス・レインズ」が10周年 ラップ賛美など新しい試みも

  • ウェールズ聖公会、首座主教にレズビアンの女性主教選出 保守派からは強い批判の声

編集部のおすすめ

  • 「20世紀のフランシスコ・ザビエル」 聖心女子大学で岩下壮一神父の特別展

  • 「罪のない赤ちゃんを殺さないで」 東京でマーチフォーライフ、中絶の問題を訴え

  • 教育改革が「日本のリバイバルにつながっていく」 牧師の金子道仁参院議員が講演

  • いのちの言葉聖書学校、日本語クラス2期生7人が卒業

  • 淀橋教会で新主管牧師就任式・祝賀会 金聖燮牧師が6代目に

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.