Skip to main content
2025年12月14日19時27分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 論説・コラム
  3. コラム
ルカの福音書身読の手引き

ルカの福音書身読の手引き(14) 宮村武夫牧師

2013年6月18日09時08分
  • ツイート
印刷
関連タグ:宮村武夫
宮村武夫牧師+

ことばに権威
ルカの福音書4章31節~37節

[1]序

今回は、ルカの福音書4章31~37節の箇所を味わいます。この箇所全体として、第一に心に刻みたいことは、主イエスの教え(31、32節)と行為(奇跡を含めて、33~37節)を切り離し得ない事実です。主イエスの教えは行為を通して現実に現されています。また行為は教えを通してその意味を明らかにされています。

[2]宣教の広がり

(1)ガリラヤの町カペナウムでの宣教
31、32節には、カペナウムでの宣教活動を要約しています。この地における宣教活動の記述は、前後の他の地域における宣教活動についての記述と重なり、主イエスの宣教の広がりを明らかにしています。

①ナザレにおける宣教(16~30節、特に16節)

②ガリラヤの町カペナウムにおける宣教(31節)

③カペナウムの回りの地方至る所へのニュースの広がり(37節)

④ユダヤの諸会堂での宣教(44節)

(2)「ことばに権威」
主イエスの宣教活動の特徴を一言で言えば、「人々は、その教えに驚いた。そのことばに権威があったからである」(32節)とまとめられているように、主イエスのことばに権威がある事実です。

マルコの福音書1章22節、「人々は、その教えに驚いた。それはイエスが、律法学者たちのようにではなく、権威ある者のように教えられたからである」参照。

[3]汚れた悪霊につかれた人のいやし

(1)汚れた悪霊につかれた人の状態、抵抗
①「大声でわめいた」、マルコの福音書5章2節以下(他の人々との交わりが断たれ、自分自身を傷付ける)参照。

②34節のことば。主イエスを認める、自分がどうなるかを恐れ抵抗。

(2)主イエスの命令
①「黙れ」、悪霊の発言や意図を禁じる。

②「その人から出て行け」、悪霊の圧政から人々を解放、神の統治を明らかにする。

(3)結果、いやし
男を地面に投げ倒して乱暴に悪霊が出ていく。しかし、「その人は別に何の害も受けなかった」(35節)。18節に見る、イザヤ書61章1節、「捕われ人には赦免」とのことばが現実となっています。主イエス・キリストの解き放ち・いやしの力を見ます。

[4]結び

(1)主イエスのことばは聖霊ご自身に導かれ権威に満ちています。ことばと行為を通して、ご自身の権威を示されています。

主イエス・キリストを伝える弟子たちの宣教についても、「私たちの福音があなたがたに伝えられたのは、ことばだけによったのではなく、力と聖霊と強い確信とによったからです」(Ⅰテサロニケ1章5節)と明確です。

(2)人々は、主イエスのことばと行為に驚きました。しかし、彼らはただそこにとどまり続けてはならず、絶えず前進する必要があります。たとえば、「あなたがたも、多くの苦難の中で、聖霊による喜びをもってみことばを受け入れ、私たちと主とにならう者になりました」(Ⅰテサロニケ1章6節)と伝えられている、テサロニケの教会の人々のように。

◇


宮村武夫(みやむら・たけお)

1939年東京生まれ。日本クリスチャン・カレッジ、ゴードン神学院、ハーバード大学(新約聖書学)、上智大学神学部修了(組織神学)。現在、日本センド派遣会総主事。

主な著訳書に、編著『存在の喜び―もみの木の十年』真文舎、『申命記 新聖書講解シリーズ旧約4』、『コリント人への手紙 第一 新聖書注解 新約2』、『テサロニケ人への手紙 第一、二 新聖書注解 新約3』、『ガラテヤ人への手紙 新実用聖書注解』以上いのちのことば社、F・F・ブルース『ヘブル人への手紙』聖書図書刊行会、他。

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
関連タグ:宮村武夫
  • ツイート

関連記事

  • ルカの福音書身読の手引き(16) 宮村武夫牧師

  • ルカの福音書身読の手引き(15) 宮村武夫牧師

  • ルカの福音書身読の手引き(13) 宮村武夫牧師

  • ルカの福音書身読の手引き(12) 宮村武夫牧師

  • ルカの福音書身読の手引き(11) 宮村武夫牧師

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 2025年に最も人気のあった聖句はイザヤ書41章10節 この6年で4回目

  • ワールドミッションレポート(12月14日):ガザ 憎しみの英才教育―ハマス創設者の娘が語る真実(1)

  • 【書評】鶴見太郎著『ユダヤ人の歴史―古代の興亡から離散、ホロコースト、シオニズムまで』

  • 希望に生きる 佐々木満男

  • ワールドミッションレポート(12月8日):ウクライナ 砲火のとどろく中で、福音は止まらない(3)

  • ワールドミッションレポート(12月9日):ウクライナ 砲火のとどろく中で、福音は止まらない(4)

  • ワールドミッションレポート(12月11日):ウズベキスタン シルクロードの青き都に注がれる命の水

  • ワールドミッションレポート(12月12日):タイ 人知を越えたキリストの平安

  • コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(17)「制御不能な突然の出来事」 臼田宣弘

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(237)聖霊による傾聴活動は日本社会を覚醒する(後編) 広田信也

  • 元阪神マートンさんが来日ツアー「クリスマスの贈り物」 関西学院大でトークイベントも

  • 日本聖書協会が恒例のクリスマス礼拝、聖書普及事業150年を感謝しコンサートも

  • 【書評】鶴見太郎著『ユダヤ人の歴史―古代の興亡から離散、ホロコースト、シオニズムまで』

  • 映画「ボンヘッファー ヒトラーを暗殺しようとした牧師」 「信仰と抵抗」の生涯描く

  • 2025年に最も人気のあった聖句はイザヤ書41章10節 この6年で4回目

  • 旧統一協会の田中富広会長、道義的責任など理由に辞任 「謝罪の意を込めおわび」

  • 南・東南アジア各国で洪水・土砂崩れ、1700以上人が死亡 キリスト教団体が緊急支援

  • 京都ノートルダム女子大学、次期学長に酒井久美子氏 学生募集停止の来年4月から

  • サンタ・クロースと呼ばれた人―聖ニコラスの生涯(34)教会も、町も生まれ変わる

  • 希望に生きる 佐々木満男

  • 元阪神マートンさんが来日ツアー「クリスマスの贈り物」 関西学院大でトークイベントも

  • 映画「ボンヘッファー ヒトラーを暗殺しようとした牧師」 「信仰と抵抗」の生涯描く

  • 「神の霊によって、主はこの国を造り替えられる」 日本リバイバル同盟が「祈りの祭典」

  • 2025年に最も人気のあった聖句はイザヤ書41章10節 この6年で4回目

  • 日本聖書協会が恒例のクリスマス礼拝、聖書普及事業150年を感謝しコンサートも

  • 英国で「路傍伝道者憲章」 相次ぐ街頭説教中の逮捕受け

  • 京都ノートルダム女子大学、次期学長に酒井久美子氏 学生募集停止の来年4月から

  • ニカイア公会議1700周年を記念、開催の地で一致求め祈る 教皇や全地総主教らが参加

  • 【書評】鶴見太郎著『ユダヤ人の歴史―古代の興亡から離散、ホロコースト、シオニズムまで』

  • 東洋英和女学院大学、次期学長に藁谷友紀氏

編集部のおすすめ

  • 15人の演者でマルコ福音書を再現、観客をイエスの物語に引き込む「マルコドラマ」

  • 全ての人に福音伝えるための「イエスのモデル」 WEA総会でリック・ウォレン氏が講演

  • 「神の言葉を全ての人に」 日本の聖書普及事業150年で記念式典・レセプション

  • 教団・教派超えて神の平和求める 戦後80年で「日本国際朝餐祈祷会」初開催

  • イエスの統治を祝う祭典「ジーザス・レインズ」が10周年 ラップ賛美など新しい試みも

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.