世界アングリカンコミュニオンの霊的指導者である英国国教会ローワン・ウィリアムズカンタベリー大主教は、今年度で任期を終え、来年から英キリスト教支援団体クリスチャン・エイド評議員会議長となる予定である。12日、英クリスチャントゥデイが報じた。
クリスチャンエイドディレクターのロレッタ・ミンゲル氏は、「ウィリアムズ大主教は貧困の原因や貧困から生じる問題を解決するための熱い情熱をもっておられます。さらに経済、政治指導者、諸教会の社会正義、および環境問題に関して神学的な深い理解と経験を有しておられます。私達にとってもすばらしい朗報です」と述べている。
ウィリアムズ博士は12月末でカンタベリー大主教を退任後、ケンブリッジのモードリン・カレッジ長にも就任する予定である。
ウィリアムズ博士は来年度からクリスチャンエイド議長になることについて「クリスチャンエイドの議長にお招きされたことを大変な栄誉と感じています。これからも継続的に国際的な正義、発展のにおける問題について支援活動やアドボカシー運動に関わっていきたいと願っておりました。議長になることで、そのようなお役目により関与することが出来るようになると思います。聖公会tクリスチャンエイドとは長年協力して活動してきました。その経験から質の高いキリスト教支援をされてきたことを知っています。個人的には議長としていただくことで、開発問題に今後も国際的に関わっていくことができることを嬉しく思います」と述べた。
クリスチャンエイド評議員会議長代理のクマール・ジェイコブ氏は「ウィリアムズ博士はこれまで世界の貧困問題を撲滅するために諸教会が果たす役割や国際的な開発問題についてすばらしいリーダーシップを発揮されてこられました。これからウィリアムズ博士が議長となられることで、イギリス、アイルランドの諸教会が貧困問題に取り組むための大きな役割を果たしていかれることでしょう」と述べている。
ジェイコブ氏はウィリアムズ博士が来年5月に議長に就任するまでの期間、議長代理を務めるという。
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