Skip to main content
2025年12月20日17時16分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 教育

豪州公立大学教授、キリスト教学校に抱く懸念を指摘

2012年5月31日14時49分
  • ツイート
印刷
+
 豪州公立大学の教授が、キリスト教学校の存在が社会の危険要素となっていると指摘した。豪州公立大学のマッコーリー大学教授で社会的一体性の研究ディレクターを務めるマリオン・マドックス氏は、キリスト教学校は包括的な教育を提供し損ねているだけではなく、オーストラリア政府が支持している世俗の価値観の一部に対しても反対する価値観を伝えているのではないかと指摘した。30日、米クリスチャンポスト(CP)が報じた。

 一方、豪州では過去10年間において私立キリスト教学校へ通う生徒数は常時増加傾向にあり、キリスト教学校が選択して伝えている価値観が受け入れられていることが暗に示されている。豪州ブリスベン・タイムズは「最近の豪州統計局(ABS)の報告によると、豪州国民の40パーセントは私立の中学校に通っているという」と伝えている。

 一方マッドクス氏は、豪州公立学校の「キリスト教化」の受容は懸念されるものがあると指摘している。同氏は「オーストラリア国家が認めている平等やその他の価値観を一方的に否定する価値観が公立学校がキリスト教化することで教えられていくのは懸念されることです」と述べている。

 一方私立キリスト教学校広報担当者らは、両親が子どもを私立のキリスト教学校へ入学させることを選び、その価値観を支持しているのであり、キリスト教学校に通う学生が増加することは何ら懸念されることではないと述べている。

 しかしマドックス氏は「キリスト教学校の教師がキリスト教学校の価値観に反したことで解雇されたり、生徒が追放される例が多々見られています。理由はキリスト教の価値観で認められていない性的行為であったり、性的嗜好が原因であったりしています。もしこのような学校が公立学校となれば、政府から支援を受け、宗教の自由を提唱しつつも、その実は違うことをしていることになります。こうしたことはあまり公的な議論にもなりません」と述べている。

 マドックス氏は豪州キリスト教学校のサンシャイン・クリスチャンカレッジにおいて、同校の「生活スタイル同意書」に違反したとして、正式に結婚しないまま妊娠に至った同校女性教師が解雇された例を指摘した。一方サンシャイン・クリスチャンカレッジは同件について「キリスト教学校として、私たちはすべての教職員が本校で教えているキリスト教の信条に一致した信仰と生活スタイルを維持し、キリスト教の信条に一致した言動を行うことを要求しています」と伝えている。同校で雇用される教職員はすべて同校の価値観に同意する同意書に同意した上で勤務しており、雇用の前に同意書に書かれている要求に対してすべての教職員が理解した上で雇用契約がなされているという。

 一方マドックス氏はキリスト教の価値観という統一された価値観の中においてなされる教育は、偏った教育に陥ると指摘している。マドックス氏は私立キリスト教学校に通う学生は「創造論」が正しいと教えられながらも、「進化論」を支持する人々が根拠とする科学的な要素を十分に教えられずにいるのではないかと指摘している。マドックス氏はキリスト教学校に通う学生に対して「とりまく社会の環境を理解し、十分に進化論支持者と議論できるような科学的な語彙力を身につける必要があるのではないか」と指摘した。

 さらにマドックス氏は「キリスト教学校は国家の法律に対抗する価値観を伝える危険性がある」と指摘し、「キリスト教学校は市民権について、社会で定められた法律よりも神の法の方が重要であるという普通ではないアプローチをしています」と述べた。

 一方でマドックス氏は私立キリスト教学校が「制服をきちんと着こなし、規律に沿って誰とでも親切に会話できる姿勢が促進されていること」については評価した。カトリック教育局広報担当者のジョン・フェラン氏は、マドックス氏の主張に対し「キリスト教学校で学生は公立学校よりも多くの教育を受けています。カトリックの学校が社会で必要とされている要素の一部を教えていないと思われがちですが、私たちは社会で要求されているカリキュラムを教えつつ、さらにそれに追加する形でキリスト教の価値観を教育しています」と伝えている。

  • ツイート

関連記事

  • 英公立学校、キリスト教と並立して邪教、魔術も

  • プール学院大、4月から教養学科新設

  • この国の若い女性達に 新渡戸稲造と女子教育

  • 新井奥邃と野の教育(1)

  • 進化論、仮説に過ぎない 地質学者が指摘

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • ニカラグア、入国者の聖書の持ち込みを禁止

  • 『幸福論』 カール・ヒルティが贈る聖書を土台とした人生論

  • 英聖公会の聖職者ら約700人がカトリックに、この30年余りで 女性司祭導入後に急増

  • ワールドミッションレポート(12月20日):ガザ 憎しみの英才教育―ハマス創設者の娘が語る真実(5)

  • 綱渡りのような人生 菅野直基

  • キリストの死によって与えられる新しいいのち 万代栄嗣

  • ワールドミッションレポート(12月17日):ガザ 憎しみの英才教育―ハマス創設者の娘が語る真実(3)

  • 聖心女子大学と鹿児島純心女子中学・高校が協定締結 共にカトリック系

  • 第4回ローザンヌ世界宣教会議で発表の「ソウル声明」 日本語版が公開

  • ワールドミッションレポート(12月15日):ガザ 憎しみの英才教育―ハマス創設者の娘が語る真実(2)

  • 2025年に最も人気のあった聖句はイザヤ書41章10節 この6年で4回目

  • 英聖公会の聖職者ら約700人がカトリックに、この30年余りで 女性司祭導入後に急増

  • 給食で子どもたちに笑顔と教育の機会を 最貧国マラウイを支援する「せいぼじゃぱん」

  • 聖なる励まし 穂森幸一

  • 綱渡りのような人生 菅野直基

  • 『幸福論』 カール・ヒルティが贈る聖書を土台とした人生論

  • 第4回ローザンヌ世界宣教会議で発表の「ソウル声明」 日本語版が公開

  • 元阪神マートンさんが来日ツアー「クリスマスの贈り物」 関西学院大でトークイベントも

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(237)聖霊による傾聴活動は日本社会を覚醒する(後編) 広田信也

  • キリストの死によって与えられる新しいいのち 万代栄嗣

  • 元阪神マートンさんが来日ツアー「クリスマスの贈り物」 関西学院大でトークイベントも

  • 2025年に最も人気のあった聖句はイザヤ書41章10節 この6年で4回目

  • 英聖公会の聖職者ら約700人がカトリックに、この30年余りで 女性司祭導入後に急増

  • 「神の霊によって、主はこの国を造り替えられる」 日本リバイバル同盟が「祈りの祭典」

  • 【書評】鶴見太郎著『ユダヤ人の歴史―古代の興亡から離散、ホロコースト、シオニズムまで』

  • 日本聖書協会が恒例のクリスマス礼拝、聖書普及事業150年を感謝しコンサートも

  • 英国で「路傍伝道者憲章」 相次ぐ街頭説教中の逮捕受け

  • 京都ノートルダム女子大学、次期学長に酒井久美子氏 学生募集停止の来年4月から

  • 東洋英和女学院大学、次期学長に藁谷友紀氏

  • ニカイア公会議1700周年を記念、開催の地で一致求め祈る 教皇や全地総主教らが参加

編集部のおすすめ

  • 「神の霊によって、主はこの国を造り替えられる」 日本リバイバル同盟が「祈りの祭典」

  • 15人の演者でマルコ福音書を再現、観客をイエスの物語に引き込む「マルコドラマ」

  • 全ての人に福音伝えるための「イエスのモデル」 WEA総会でリック・ウォレン氏が講演

  • 「神の言葉を全ての人に」 日本の聖書普及事業150年で記念式典・レセプション

  • 教団・教派超えて神の平和求める 戦後80年で「日本国際朝餐祈祷会」初開催

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.