Skip to main content
2026年7月21日17時38分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 論説・コラム
  3. コラム
宣教師C・L・ブラウンとその時代

宣教師C・L・ブラウンとその時代(13)―1922(大正11)年(8)

2012年5月22日18時12分
  • ツイート
印刷
+
【図2】ベテイ・マクランダール氏、2010.4月撮影(ELCA 、元リベリア婦人宣教師)+

第8節  ブラウンの死

妻への手紙と『ブラウン伝記』を追って、リベリアの奥地のコロジョまで来たが、最後にブラウンの死に触れておく。

「ブラウンとブッシュマンはコロジョから森林地帯を徒歩で二日半の旅をし、サノギ(Sanoghie)にたどり着いた時、そこで彼らの旅は終わった。ブッシュマンは11月25日に日射病で病没し、ブラウンは12月5日に合併症をともなう腸チフスにより病没した。婦人宣教師たちがモンロビア地区からフスゼック博士(Dr.Fuszek)を現地に派遣したが、彼の到着が余りにも遅かったので、病人に治療を施すことができなかった。」(「In Memoriam C.L.Brown」)

ブラウン自身、どのくらいの期間、体調を崩し、病床に伏したのか、『ブラウン伝記』だけではよくわからない。

ブッシュマンとブラウン、二人の死を補足する個所を、1922年1月26日に行われたボード会議の議事録から拾い上げてみると、すこし分かってくるので、そこから引用する。

「C・E・ブッシュマン夫人よりブッシュマンが1921年11月25日、サノギで日射病により死亡したことがボードに伝えられた。」(BMU,1922.1.26)

「リベリアのモンロビアより電報でブラウンの死が次のような文面でボード事務局に伝えられた。『ブラウンは、サノギで、1921年12月5日に死亡した。フスゼック博士が11月19日に派遣されたが、それは遅すぎた。ブッシュマンとほぼ同じ時期にブラウンも病に臥していた。』」(同上)

このボード議事録で記せられているように、ブラウンはブッシュマンと同じ時期に病に伏したと思われる。その時期は、フスゼック博士が現地に到着した11月19日以前であることは確かである。

「フスゼック博士の説明によると、ブッシュマンの死因は日射病である。ブラウンは、合併症をともなう腸チフスからの高熱による。」(同上)

フスゼック博士は二人が病の床で臥し、苦しんでいる時にサノギに到着したようである。けれども、極度の過労と体力低下により、治療の施しも効果かなかったのかもしれない。

ブッシュマンが死亡して、わずか10日後にブラウンも苦しみながら死を迎えた。それは、はからずも47才の誕生日を迎えた二日後であった。

「サノギに派遣されルツ・ロベソン看護婦と、彼女からの伝言を郵便配達人から知らされ、クポロスペル(Kpolopele)から急遽駆け付けたジェニー・ラルモンス看護婦がブラウンの最期を看取った。それに夫の死後、コオロジョを発って五日目にサノギに到着したC.E.ブッシュマン夫人と、さらに彼女に同行したマリー・マルテンズがその場に居合わせた。」(「In Memoriam C.L.Brown」)

ブラウンの最期の看病をしたルツ・ロベソン看護婦は、マリー・マルテンズと共に二年ほど前にC・H・ニールセン博士と一緒にペーベ病院の医療伝道に派遣された看護婦である。

「按手を受けた宣教師がその場に居合わせなかったので、現地人の伝道師であるロバート・ステワルト(Robert Stewart)が短い祈りを捧げて、葬儀が執り行われ、サノギに遺体は葬られた。彼らの死体は並べられ、彼らが命を捧げた土地と人々の心の中に眠りつづけた。」(「In Memoriam C.L.Brown」)

ブラウンとブッシュマンの、現地での二人の簡単な葬儀に関する決めてとなる資料が不足しているために、それが何日に行われたのか、残念ながら正確にはわからない。

1922年3月26日付のボード会議議事録の中に、ブラウンの遺品と彼の遺骸についての、つぎの数行が見える。

「ブロシュース氏(Mr.Brosius)から故ブラウンの遺品とその輸送に関して報告があった。これらの遺品は、ニューヨークからバルテイモアに送られ、現在、ブラウン夫人のところに戻ってきている、との報告であった。なお、故ブラウンの遺骸に関する輸送問題は、ブラウン夫人と話し合った結果、輸送を行わないことの承諾を得ている。」

このように、当初、ブラウンの遺骸をアメリカに輸送することも考えていたが、ボードとブラウン夫人の間での話し合いにより、リベリアの地に葬ることになった。そのような決断の背後には、輸送上の問題も含めて、それなりの理由が存在したのかもしれない。

こうして、ブラウンは西アフリカ、リベリアの地で伝道視察中に病に倒れ、去った。けれども、彼が情熱を傾けた伝道地の人々の心と福音宣教に生きる教会の歴史の中に今もなお永遠に生きつづけている。

補足として、リベリアのモンゴリア港に着いた後の、推測できるブラウンの旅程表とサノギにあるブラウンの墓碑をここに記しておく。

11月 5日(日)午後3時 気船にてリベリアのモンロビア
港に到着
7日(火)   セント・パウロ川をさかのぼる
午後7時半 ミィルズブルクに到着 
8日(水)      薬局、病院、男子校などを視察
9日(木)      女子校と病院を視察
14日(火)      奥地へ出発
15日(水)      コルジョに到着
16日(木)      コルジョからサギノへ
二日間の旅 
25日(土)      ブッシュマン、日射病にて死亡
12月 5日(火)      ブラウン、合併症を伴う腸チフス
にて死亡 

この墓碑【図2】には次の言葉が刻まれている。
「           
追 悼
チャールズ・ラファエット・ブラウン
1974年12月3日 誕生
1921年12月5日 死亡
日本伝道宣教師   海外伝道局幹事
ヨハネ福音書15章13節~14節
設  置
北米一致ルーテル教会海外伝道局  」



(本文は「教会と宣教 第17号」日本福音ルーテル教会東教区-宣教ビジョンセンター紀要-2011年から転載しています)

=============================================

青田勇(あおた・いさむ)氏略歴
1975年   日本ルーテル神学校卒業 
日本福音ルーテル教会牧師
1992年   本教会事務局・広報室長
1995年   本教会事務局長〔総会書記〕

2009年   日本福音ルーテル教会副議長

*画像は日本福音ルーテル教会のロゴ

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
  • ツイート

関連記事

  • 宣教師C・L・ブラウンとその時代(12)―1922(大正11)年(7)

  • 宣教師C・L・ブラウンとその時代(11)―1922(大正11)年(6)

  • 宣教師C・L・ブラウンとその時代(10)―1922(大正11)年(5)

  • 宣教師C・L・ブラウンとその時代(10)―1922(大正11)年(4)

  • 宣教師C・L・ブラウンとその時代(10)―1922(大正11)年(3)

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 【書評】ディートリヒ・ボンヘッファー著『キリストに従う』

  • ジャスティン・ビーバー、W杯決勝ハーフタイムショーで「エブリシング・ハレルヤ」熱唱

  • フランスで安楽死・自殺ほう助認める法案可決 福音主義協議会「深い悲しみと強い懸念」

  • ナイジェリア、6年間でキリスト教徒2万8千人超が殺害される フラニ系武装勢力が主因

  • アムネスティ、報告書でキリスト教団体などを「反人権的」 公表後に削除し「遺憾」表明

  • キリストの声を聞き分ける 穂森幸一

  • 中絶に反対、東京でマーチ・フォー・ライフ カトリック築地教会起点に7月20日

  • 聖書のイエス(37)神の「ことば」の力 さとうまさこ

  • ヨハネの黙示録(16)太陽は黒く月は赤くなった 岡田昌弘

  • 日本YMCA同盟、カリタスジャパン、日本基督教団 ベネズエラ地震の緊急支援募金開始

  • 中絶に反対、東京でマーチ・フォー・ライフ カトリック築地教会起点に7月20日

  • 米国のメガチャーチ、毎週の礼拝出席者は1000万人 コロナにも適応し予想上回る回復

  • アムネスティ、報告書でキリスト教団体などを「反人権的」 公表後に削除し「遺憾」表明

  • 【書評】ディートリヒ・ボンヘッファー著『キリストに従う』

  • 韓国異端「新天地」の李萬熙総会長を逮捕、信者5万6千人を政党に強制入党させた疑い

  • フランスで安楽死・自殺ほう助認める法案可決 福音主義協議会「深い悲しみと強い懸念」

  • キリストの声を聞き分ける 穂森幸一

  • ジャスティン・ビーバー、W杯決勝ハーフタイムショーで「エブリシング・ハレルヤ」熱唱

  • 日本キリスト教協議会、皇室典範改正案の衆院通過受け声明

  • 神学の限界と突破口(7)第1章 主な論争と解決─総括 三谷和司

  • ヘブライズムへの回帰は「第2の宗教改革」 川端光生牧師が講演

  • 日本キリスト教協議会、皇室典範改正案の衆院通過受け声明

  • バチカン、聖ピオ十世会の司教6人を破門 教皇の承認ない司教聖別で

  • 米国のメガチャーチ、毎週の礼拝出席者は1000万人 コロナにも適応し予想上回る回復

  • 米合同メソジスト教会、神学校4校を認可外に アズベリー神学校は同性愛巡る理由で

  • 日本カトリック司教協議会、聖ピオ十世会の司教破門巡り信徒に「お知らせ」

  • 救世軍清瀬病院が来年3月末で閉院、診療は今年11月下旬めどに終了

  • 中絶に反対、東京でマーチ・フォー・ライフ カトリック築地教会起点に7月20日

  • 「根拠に基づくスピリチュアルケア」 オックスフォード大でオリブ山病院の取り組み発表

  • ベネズエラ地震、日本のキリスト教支援団体も募金開始

編集部のおすすめ

  • ヘブライズムへの回帰は「第2の宗教改革」 川端光生牧師が講演

  • いのちの言葉聖書学校が卒業式、5人が新たな歩みへ

  • 「今、求められているのは、慰めと癒やし」 能登被災者支援でゴスペルコンサート

  • 「祈りなくしてリバイバルは起こらない」 日本リバイバル同盟が創立30周年

  • 芥川賞作家の鈴木結生氏らが登壇、青山学院大学で口語訳聖書刊行70周年記念講演会

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • Threads
  • RSS
Copyright © 2002-2026 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.