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「真実」な米キリスト教会は地下活動を余儀なくされる?

2011年12月24日01時36分
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 米国のキリスト教会が神や自らの信仰に忠実に従い続けようとするならば、間もなく地下に潜ることを強いられるだろうと保守派放送のコメンテーターは懸念を表明した。放送業界30年の経験をもつベテラン解説者のロングストリート氏は最近、ライト・サイド・ニュースで自身の見解を示し、最初に「真実」なキリスト教会が彼が予測した事態に直面するだろうと語った。

 「過去30年間で多くのキリスト教会は基本とすべき聖書からかけ離れており、非宗教主義や過激主義、政治的正義、世俗的な教義と左翼的思想を採用してきた。個人的に見て、これらの宗派はもはや『キリスト教』の教会とは言えない」と彼は述べた。

 数年前、米軍の退役軍人はこの理由から自身の宗派から脱退した。彼は自分を「他の信徒よりも良いクリスチャン」ではなかったと認めているが、今日の米国の主流教会が全国的フランチャイズをもった社交クラブにほかならないと感じたという。

 「牧師の『説教』は、環境や『社会的正義』のようなことについての素晴らしい『短いお説教』だと思える。私自身は、それはキリストに従うことを目的とする教会本来の使命ではないと理解した。実際、キリストは大宣教命令によって教会の使命を明確にしておられる」

 大宣教命令はマタイによる福音書28章の18節から同20節にこう記されている。「イエスは、近寄って来て言われた。『わたしは天と地の一切の権能を授かっている。だから、あなたがたは行って、すべての民をわたしの弟子にしなさい。彼らに父と子と聖霊の名によって洗礼を授け、あなたがたに命じておいたことをすべて守るように教えなさい。わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたと共にいる』」

 キリストからの委任こそが教会が今日まで存在している唯一の理由だとロングストリート氏は強調した。

 「その使命を果たすために、教会は聖書とキリストの教えの土台の上に堅く立っていなければならない。使命が委ねられており、指導者に強力な権限が与えられていると同時に、キリストは牧師が非常に正しく公的な説教をすることを義務付けている。もし教会がこれを嫌々行ったり、拒絶したりするならば、その時、教会はキリスト教会ではなくなると私は思う」

 保守的なコメンテーターは、米国の牧師が聖書による説教を恐れ、訴訟や中傷、教会の財政難などといったことばかりを気にしていると嘆いている。

 「これは特に米国の福音派教会にとっては本当に脅威だ。結果的に福音をもっている教会は、聖書勉強会や賛美礼拝、もしくは他の聖書を中心とした集会を密かに開かなければならなくなる」と彼は語った。

 彼はまた、米国政府さえ、聖書の説教を罪あるものとしており、このため何千もの教会および聖職者が罰せられる脅威を感じずに信仰を実行するのを妨げられたと非難した。

 「私は思います。米国のキリスト教会は世界中の他の国々でそうであるように、地下での活動を余儀なくされるだろう。さもなければ、多くのクリスチャンによって打ち立てられた堅い信仰はこの世に存在しなくなるだろう」とロングストリート氏は語り、「米国はもはやキリスト教国家ではない。ユダヤ教とキリスト教の聖書や信仰を基礎とした人々によって統治されてはいないのだから」と結論付けた。

 バイオラ大学の神学および法学の准教授ケビン・ルイス氏は、ロングストリート氏のいくつかの指摘に賛同を示し、米クリスチャンポスト紙に対して、「今日、福音は希薄化してきている。現在、福音派には『リベラル福音主義』『新福音主義』および『ポスト保守福音主義』が存在する。これらは教義や文化の問題についての古典的な福音派ではない」と語った。

 これまで多くの人々が誠実に神に仕えてきたが、それは少数派だった。ルイス氏は敬虔なクリスチャンの衰退や教会への迫害を機会とみなしている。

 「私はこれまでの歴史から見て、我々がより多くの敗北を経験するだろうと思う。しかし、反対勢力に直面する時、クリスチャンが目覚めて、新たなリーダーシップを求めることを我々は知っている。現在のリーダーシップは争いに勝つために必要な力をもっていない。過去のリーダーシップは失敗に終わっている」

 彼は、「新たな世代のキリスト教のリーダーシップを育てることが我々の任務であると私は信じており、教育に当たるリーダーたちを必要としている。それを行うためには聖書に基づくプロテスタント信仰に立ち返る多数の教会が必要だ。これは単純に教会の中だけでの働きではない」とし、「この見解は神の介入から離れていて暗いものに見えるかも知れないが、問題を解決する方法は確かにある」と語った。

 彼は、もしすぐにクリスチャンが行動を起こし、聖書に基づいた根本的なステップを踏むならば、神はこの世代の人々に道を示すと信じている。このステップには悔い改めと、リーダーシップの育成と実践が含まれており、それは「弁解なき聖書の優越性」という本質に立ち返ることだという。

 彼は語る。「そうしなければ、米国や英国、カナダでも我々の子どもや孫たちはクリスチャンとして迫害に直面することになるだろう」

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