【CJC=東京】米教会協議会のマイケル・キンナモン総幹事(63)が健康上の理由で、4年間の任期更新を待たず辞任する。
「即時、はっきりと」活動を止めなければならない、特に総幹事のような仕事で必要な絶え間ない旅行などはいけない、と心臓医に指示されている、と同氏は常置委員会に明らかにした。RNS通信が報じた。
ディサイプル派「クリスチャン教会」牧師のキンナモン氏は、NCCが財政難から職員の一時解雇など予算削減を迫られる中、2007年に総幹事に就任した。
ペグ・チェンバリン議長は「キンナモン氏の発表は、NCCの存続自体が問われている時に行なわれたが、この重要な変革期に共に働きたいと思ってくれていることには勇気づけられる」と、声明で明らかにした。キンナモン氏は、健康問題が明らかになる前は、引き続き4年間、総幹事を務めることに同意していた。
NCCを構成している主流プロテスタント教会の財務事情と信徒数は低下しており、NCC自身がプログラムやスタッフ削減に追い込まれている。キンナモン総幹事の下、NCCは2008年の620万ドル(約4億7900万円)の予算を昨年には540万ドル(約4億1700万円)にまで削減している。分担金などの収入が540万ドルから510万ドル(約3億9100万円)に減少していることに対応したもの。
キンナモン氏の在任中、NCCは平和、貧困者援助、移住改革などを推進するなど、進歩的方策に立ってきた。
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