ナイジェリアの米国大使館は、同国首都アブジャにおいてテロ攻撃の可能性があるとの警告を発表した。アブジャにおける教会、ホテル、その他地域が今後テロ攻撃の標的となる可能性があるという。
ナイジェリア米大使館によると、ナイジェリア北東部ボルノ、ヨベ両州で4日から5日にわたって、イスラム過激派「ボコ・ハラム」およびナイジェリアタリバン武装勢力による警察や軍の施設などを狙ったテロ攻撃が続発しており、米大使館はボコ・ハラムが今後アブジャの複数の拠点・ホテルを攻撃する計画をもっている可能性があるとの情報を受けたという。
特にテロの標的とされる可能性が高いのは西欧人が頻繁に利用するアブジャにある高級ホテルであるという。米大使館ではアブジャ内の高級ホテルの利用を避けるように呼びかけている。アブジャの高級ホテルで企画されていた催しもテロを警戒してキャンセルされたという。その他ナイジェリア政府施設、集会場所、ショッピングモールや教会などもテロの標的になる可能性があるという。
4日と5日の両州におけるテロ攻撃では、100人以上が死亡しており、国連潘基文事務総長および安全保障理事会が非難声明を発表している。国連によると、テロ攻撃では警察本部、教会、モスクなどが標的とされたという。国連安保理は声明文で「国連安全保障理事会加盟各国はあらゆる形でのテロ攻撃は犯罪であると見なし、その動機がいかなる動機であろうと正当化できるものではないと見なします」との声明文を発表している。
ボコ・ハラムは「西欧主義に反対する」という意味で、イスラムシャリア法の厳守を強要しようとする動きを見せている。アルジャジーラによると、ボコ・ハラムは今後さらなる攻撃を行うことを誓約しているという。
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