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米牧師、迫害下の教会と一般教会の相違を指摘

2011年8月31日13時04分
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キリスト教宣教活動が認められていない北朝鮮の地下教会でキリスト教の信仰を信じるクリスチャンたちの信仰や結束は深く、彼らの信仰心から一般のクリスチャンが学ぶべき姿が多くあるという。米クリスチャン・ポスト(CP)が報じた。

10年間地下教会のキリスト教徒のための奉仕をしてきた米牧師のエリック・フォレイ氏は、北朝鮮地下教会のキリスト教徒らは、信仰を公に表せないものの、彼らの固い信仰の土台に立った生き方から、米国のキリスト教徒らが学ぶべきことがたくさんあるという。

同氏は「欧米諸国や韓国のようなキリスト教の信仰の表現が自由な世界での使徒訓練では、フルタイムで訓練された専門の牧師と有り余る教育資源に囲まれて信教の自由のある環境の中で使徒訓練を行います。しかし北朝鮮の地下教会のような迫害下にある教会では、そのような資源を得ることはできません」と述べた。

北朝鮮では、キリスト教徒であることが発覚した市民は同国の悪名高い強制労働収容所に無期限に収容されることになる。さらに収容所内でキリストの信仰を持つ者の一部は信仰のために公開処刑されることもある。アジア・ニュースによると、昨年5月には北朝鮮警察は平壌近郊にある家庭教会を襲撃し、キリスト教活動のために集まっていた23人を逮捕し、北朝鮮で3人の地下教会指導者が処刑された他、20人の地下教会信徒らが強制収容所に収容されたという。

AP通信によると、2009年には北朝鮮で聖書の配布活動を行い、外国のためのスパイ活動を行っていたとの容疑で拘束された33歳のクリスチャンの女性が北朝鮮国内で公開処刑されたという。キリスト教迫害監視団体オープン・ドアーズによると、北朝鮮は過去9年間連続で世界一のキリスト教迫害国にランクインしている。このような激しい迫害があるにもかかわらず、北朝鮮では現在10万人ほどのキリスト者が存在しているといわれている。

フォレイ牧師によると、これらの世界一のキリスト教迫害下にある北朝鮮地下教会キリスト者らの信仰からは、多くの学ぶべきことがあるという。北朝鮮地下教会のキリスト教徒らには、まず教会という建物がなく、牧師に支払う給与を賄うこともできず、さらに聖書の入手も困難な状態にある。

フォレイ氏は「欧米キリスト教会で、弟子教育を行うに不可欠といわれるものが、まさしく何もない状態です」と述べている。フォレイ氏は、平信徒が教会を成長させていくにはどうしたらよいかに関して説明するパンフレットを書いている。パンフレット内で、フォレイ氏は「聖書は信仰の未熟者がキリスト教のミニストリーに携わり、平信徒たちが教会を導こうとするのに役立つ」と指摘した。

一方でイエス・キリストとペテロ使徒はラビ(ユダヤ教の教師)として訓練されなかったものの教会を導いていったことを指摘した。フォレイ氏は、教会の目標は教会員らがキリストにあって完全にされることであり、教会は伝統神学を堅く保つ一方で、すべての可能な手段に対してオープンである必要があると指摘した。

その上で、米国や韓国で発展しているメガチャーチは有機的により少人数のコアグループに分かれていくことで、教会員らの信仰の訓練ができるように発展していけることを指摘した。

迫害下にある地下教会の信徒らは、あからさまな「教会」という建物内で互いに会うことはない。しかしながら、彼らは聖書は所持しているが、多くの米国のクリスチャンがするような形で聖書に常に依存しているわけではないという。聖書を読む代わりに、地下教会信徒らは人々を訓練させ、人々自身が「生きた聖書」となるようにしているという。聖書がなくても聖書の聖句を暗記できるようにさせ、御言葉によって生きることができることに焦点を当てているという。そして地下教会教会員のすべてが主日礼拝に交代で説教を行うという。説教者は聖書を見ずとも、心に暗記した聖句が自然に出てくるという。

そしてそのように教会員が互いに説教者となることで、主日礼拝のみが主たる礼拝ではなくなるという。それぞれの家庭が一つの教会のようになり、それぞれの家庭が毎日礼拝を行い、礼拝を導く担当者も、家族の中での両親、そして子どもたちと交代交代で担うようにしているという。そして各家庭教会で讃美歌を歌い、心に暗記している御言葉によって交わりを行っているという。

フォレイ氏はパンフレット内で、ある22歳のクリスチャンの女性は北朝鮮から亡命して4カ月ばかり経過して、再度北朝鮮に戻り、家族や友人と福音を共有する活動を行った話を取り上げている。彼女は北朝鮮に帰国後1年半で北朝鮮当局に聖書を配布していたところを見つかり、拘束された。その後24時間動くことなく座り続けることを命令されたという。その刑が終了したちょうど一日後にもうひとりの22歳の青年が中国から来た北朝鮮人のスパイである容疑で拘束され、彼女と同じ刑務所に送られたという。

新たに囚人となった青年は、22歳のクリスチャンの女性に対し、もし神様がおられるのならば、他人に対して行ったことを悔い改めるなら、神様はその人を赦されるのかを聞いてみたという。22歳のクリスチャンの女性は、中国でたったの4カ月半聖書の勉強をしただけであったが、彼女がその青年を見事キリストに導き、トイレットペーパーに鉛筆で聖句を10節書いて教えたという。

フォレイ氏は「米国のキリスト教徒は平均して9冊の聖書を保有しているといわれています。一方で北朝鮮地下教会で4カ月半聖書を学んだクリスチャンは、トイレットペーパーに10節の聖句を書くことができます。米国の平均的クリスチャンと、北朝鮮のクリスチャンはどちらがより効果的に御言葉を教えることができるといえるでしょうか?」とパンフレットで問いかけている。

フォレイ氏によると、北朝鮮の迫害下による地下教会の一般信徒による教会のコンセプトは「簡単に加わることができない」ことにあるという。フォレイ氏はCPの取材に対し、「自由な世界では、教会に興味のある人がすぐに教会に来ることができるように敷居をできるだけ低くできるように教会の目標が設定されています。とりあえず教会に来た後から弟子訓練が始まるという考えです。しかし迫害下にある教会では、このような戦略は致命的です。地下教会での礼拝に興味があると言って、入ってくる政府関係者もいるでしょうから。ですから迫害下の教会にあっては『敷居の低い教会』というものは現実化することができません。それが米国の現代教会の在り方と、迫害下にある北朝鮮地下教会の在り方に大きなコントラストを生み出しているといえます」と述べた。

フォレイ氏は「北朝鮮の地下教会と米国の一般教会の大きな違いは、北朝鮮の地下教会は家庭教会に根付いているということです。北朝鮮では家庭教会で行う礼拝を家庭の外で行う機会はめったにありません。そのため、それぞれの家庭教会の父親および母親は教会の聖職者と同様に、聖書の御言葉を教える重要な役割を担わざるを得なくなっています。私たち自由な世界にいる一般のキリスト教徒も、毎週午前11時の主日礼拝が主たる礼拝になるべきではなく、毎夜行われる家庭教会の礼拝が主な礼拝となるべきなのです。これこそが、欧米教会で見過ごされていた弟子訓練の重要な方法であることが分かりました。家庭教会を牧することで、家庭の両親は牧師が伝統教会でするべきすべての事を自然と学べるようになります」と述べている。

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