Skip to main content
2025年9月16日11時38分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 論説・コラム
  3. コラム

申鉉錫牧師の「日本宣教の夢」(3)

2006年6月27日06時45分
  • ツイート
印刷
















申鉉錫(シン・ヒョンソク)牧師

 桜美林大学(obirin Univ.)の元人気講師、申鉉錫(シン・ヒョンソク)牧師のコラム第3回目です。 このコラムは、韓国オーマイニュース(http://ohmynews.com/)に掲載され、当時大きな反響を呼びました。在日韓国人牧師という立場から、同師が日本宣教への夢を語ります。


◆霊的後進性の認識


 日本はほとんどの面において世界の上位に立つ先進国である。だが一つの面、つまり霊的な面においては未だに後進国の地位を抜け出してはいないと、多くの人が認めている。伝統的な宗教は日本人の精神向上に大きな役割を果たしてきたが、現在裁判の真っ只中にあるオウム真理教を始め、幾つかの新興宗教の勃興は日本人にとって宗教アレルギーを起こし、宗教不信の風潮を作り出してきたことも否めない。


 このような状況の中で、キリスト教は日本社会において全力投球して宣教に力を注いできたが、一向にキリスト者が増える様子は見えないのである。


 以下において、1948年以来2003年までの日本のキリスト教人口の推移を見ることにする。


◆キリスト教人口の推移


 筆者は三十数年間日本で宣教してきたのだが、日本の宣教は我々の伝道者の認識を超えて非常に難しいという結論に至っている。前々回に日本宣教の困難さを幾つかあげたが、それだけではない。もっと大きな要因があるのだが、それは後で述べることにして、ここでは先ず、次のキリスト者人口の推移を見ることから始めよう。


 キリスト教年鑑2003年版によれば、ここ数十年間のキリスト者人口は余り増えていないのが分かる。過去1948年から2003年までの56年間のキリスト者人口の推移を見るとき、日本における救霊は空の星を取るに等しく難しい問題であると思う。


 ここにその推移を数字で示そう。1948年331,087人であったキリスト者が1968年には747,001人に、1970年818,833人であったキリスト者が1986年には954,232人になった。1988年に1,008,654人であったキリスト者が1997年に1,084,737人となり、1998年には1,088,169人となった。1998年から2003年まで増加したキリスト者は僅かに20,503人で、2003年のキリスト者総数は1,129,157である。また日本の総人口におけるキリスト者の比率では1998年度に0.867%であり、2003年には0.887%である。


 ところで総理府発表の2004年1月1日現在の推移月報によれば、日本総人口は12,750万人である。そこで日本の総人口の比率からすれば、1948年から2003年に至るまで日本のキリスト者人口はずっと1%を割っているのである。


 こんなにもキリスト者人口が増えない本当の理由はどこにあるのか。これを追求し解決していくのが我々キリスト者の使命である、と筆者は信じている。


◆日本における伝道者の孤独な戦い


 日本社会にあって、伝道者達は孤独な戦いをしている。特にプロテスタント教会においては、信徒500人以上の礼拝出席者を擁する教会は大教会と見ることができるのだが、そのような教会は数から見てそんなに多くない。ほとんどの教会が少人数(50人以下)の教会員を擁しているのが現状である。キリスト新聞2004年1月24日版によれば、「日本のプロテスタント教会の礼拝出席者は約19万人弱で伝道者の総計は9,500人。教会を実質的に支えているのは、これら出席者達と考えると、この数字からは、20人の教会員で1人の伝道者の家族の生活と、会堂の維持費、伝道費をやりくりする計算になる」と言っている。また日本の教会は高齢化現象で年金暮らしの方が多く、若年者層の受洗者が極端に減っているとも言う。現状では都会の一部の大教会は別として、今後ますます牧師家族の生活全てを教会員だけで支えていくことが難しくなると予測しているのである。このような現状では牧師は生活の為にどうしても働かざるをえないのである。


 韓国の教会においても同じような現象はあるものの、韓国の教会員の牧師に対する考え方は日本の教会員の考え方とは大いに違う面がある。韓国の教会員は牧師の世俗の働きを容認しようとしないのである。ゆえに牧師は伝道にのみ専念することになる。日本の教会の牧師も近い将来生活のことで働くことなく、牧会活動に専念する日が来ることを祈るものである。韓国の教会においても都会の大教会及び自立する教会は別として、特に農漁村の教会に仕える牧師の生活は言葉に言い尽くし得ない程の苦しみを担っている。日本と韓国の少人数の教会が、特に伝道者の孤独な戦いが両教会を真に支えていると思う。


◆おわりに

 日本の教会は眠っているのではない。悪の霊と戦っているのだ。戦ってはいるが悪の霊に勝利を収めているとは言えない。いまは負けているのだ。日本の教会が悪の力に打ち勝たない限り霊的後進性からの脱出とリバイバルの門は開かれないと思う。聖書の「主よ、今こそ彼らの脅かしに目を留め、あなたの僕たちが、思い切って大胆に御言葉を語ることができるようにしてください」(使徒言行録4:29)と祈った初代教会の使徒達の祈りを我々の祈りにしようではないか。

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
  • ツイート

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 米保守派活動家で熱心なクリスチャンのチャーリー・カーク氏、イベント中に射殺される

  • キリスト教に回心したウィキペディア共同創設者、所属教会を発表

  • イエスの統治を祝う祭典「ジーザス・レインズ」が10周年 ラップ賛美など新しい試みも

  • 「聖書を読まなかったら、今の自分はない」 元ヤクザの進藤龍也氏と山崎純二氏が対談

  • 今の自分のままで幸せだと気付こう 菅野直基

  • 篠原元のミニコラム・聖書をもっと!深く!!(244)聖書と考える「スティンガース 警視庁おとり捜査検証室」

  • 聖書のイエス(17)「わたしを見た者は、父を見たのです」 さとうまさこ

  • 主につながり、人々を主につなげよう 万代栄嗣

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(12)「苦しみ」から「光」へ 三谷和司

  • ワールドミッションレポート(9月16日):グアテマラ 子どもたちに広がる希望の連鎖

  • 米保守派活動家で熱心なクリスチャンのチャーリー・カーク氏、イベント中に射殺される

  • キリスト教に回心したウィキペディア共同創設者、所属教会を発表

  • 「世界で最も優しい裁判官」 フランク・カプリオさん死去、敬虔なカトリック信者

  • 「聖書を読まなかったら、今の自分はない」 元ヤクザの進藤龍也氏と山崎純二氏が対談

  • イエスの統治を祝う祭典「ジーザス・レインズ」が10周年 ラップ賛美など新しい試みも

  • 石破茂首相が退陣表明、15年ぶりのクリスチャン首相

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(12)「苦しみ」から「光」へ 三谷和司

  • 「信教の自由を脅かす」 旧統一協会の解散命令巡り特別集会、西岡力氏らが登壇

  • 新しい発見 佐々木満男

  • 主につながり、人々を主につなげよう 万代栄嗣

  • 「世界で最も優しい裁判官」 フランク・カプリオさん死去、敬虔なカトリック信者

  • 米保守派活動家で熱心なクリスチャンのチャーリー・カーク氏、イベント中に射殺される

  • 石破茂首相が退陣表明、15年ぶりのクリスチャン首相

  • 「信教の自由を脅かす」 旧統一協会の解散命令巡り特別集会、西岡力氏らが登壇

  • 牧師を辞めた理由は? 元牧師730人を対象に調査 現役牧師や信徒へのアドバイスも

  • 「聖書を読まなかったら、今の自分はない」 元ヤクザの進藤龍也氏と山崎純二氏が対談

  • キリスト教に回心したウィキペディア共同創設者、所属教会を発表

  • ウェールズ聖公会、首座主教にレズビアンの女性主教選出 保守派からは強い批判の声

  • イエスの統治を祝う祭典「ジーザス・レインズ」が10周年 ラップ賛美など新しい試みも

  • 「信仰の実践としてのスピリチュアルケア」 オリブ山病院で第3回臨床牧会教育

編集部のおすすめ

  • 「20世紀のフランシスコ・ザビエル」 聖心女子大学で岩下壮一神父の特別展

  • 「罪のない赤ちゃんを殺さないで」 東京でマーチフォーライフ、中絶の問題を訴え

  • 教育改革が「日本のリバイバルにつながっていく」 牧師の金子道仁参院議員が講演

  • いのちの言葉聖書学校、日本語クラス2期生7人が卒業

  • 淀橋教会で新主管牧師就任式・祝賀会 金聖燮牧師が6代目に

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.