希望はわたしたちをあざむくことがありません。わたしたちに与えられた聖霊によって、神の愛がわたしたちの心に注がれているからです。ローマ5:5
希望は失望に終わることはない
私たちは日々の祈りの中で世界平和について祈る。自然災害や同時多発テロ、戦争のニュースが流れると、自然に祈らされる。祈りは確かに重要である。夏の暑い日、家の前や庭に水をまくが、すぐに乾いてしまう。しかし、神さまが一度夕立を降らせれば、あっという間に人間の手の届かない屋根の上や広い範囲をぬらしてよごれを洗い流してくれる。
人間のすることは小さいが、神のそれは、とてつもなく大きい。この神に、私たちは寄り頼み祈るしかない。が、それだけで全てが解決するかと言えばそうではない。むしろ、神は人間が祈ることを通して知恵と、行動する力を与えてくださる。キリストの平和を実現する道具として何をすればよいのかという道を示してくださる。
私が日本に始めてきたのは、1984年4月だった。その頃、外国人にとって指紋押捺と外国人登録証の常時携帯は当たり前であり、無くなるはずがないものだと思っていた。しかし、在日外国人とそれを支援する人々は希望を捨てず運動しつづけた。それは、遣わされた場で、一生懸命に生き、祈り、平和を願って小さいながらも活動を継続し、自分の務めを果たしつつ、神のみこころを待つ日々であった。やがてそれは社会を変える原動力となり、指紋押捺はすべての外国人から2000年4月に全廃された。今でも解決されていない様々な問題が残っているけれど、希望は決して失望に終わることはない。
朴寿吉(パクスキル)(在日大韓基督教会 総幹事)
ぱく・すきる=1956年韓国のャEル市生まれ。延世大学校卒、
関西学院大学大学院卒、アジア神学大学院卒。神学修士、牧会
学博士。
1984年4月に来日し、在日大韓基督教会の大阪教会、布施教会
、京都教会で牧師として牧会をしながら、2001年10月の第46
回期定期総会で総幹事に選出され、現在、在日大韓基督教会の
総幹事。
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