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湯木洋一先生との出会い 朴寿吉

2004年2月18日10時02分
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私は韓国のソウルで生まれ、延世大学神学部でキリスト教教育学を専攻して1984年4月、在日大韓基督教会大阪教会に伝道師として来日した。来日すると同時に、西宮市にある関西学院大学神学部で学ぶ機会を得、そこで、実践神学とキリスト教教育を担当しておられた湯木洋一先生に出会った。私は湯木先生との出会いによって、真実なキリスト者の姿を見ると同時に本当の教育とは何かということを学んだ。

湯木先生は第2次世界大戦時には中学生であった。学校では教育勅令と大東亜共栄圏という名のもとでアジアに侵略しながら大勢の尊い命を奪っている現実を美化して生徒に軍国主義を教えていた教師がおり、先生はその教師を信じていた。しかし戦争に負けた時、その教師が教室に入るや否や「実は私は民主主義者であった」と言った。先生はこのことに失望してしまわれたのである。このような経験を通して先生は、真の教育とは何かということを生涯一貫して研究されたのである。先生の語られる本当の教育とは、教師が多くの知識を教え込むだけが教育なのではなく、生徒が自ら考え主体的にやるべき課題を見つけて真剣に自分の問題として捉え、それを生活化して行くようにすることなのである。

さらに、湯木先生は、人権・人間尊厳への取り組みに基づいてキリスト教教育を考える姿勢をご自分の生活を通して示して下さり、また、痛みをかかえて自分に訪れる人の痛みを共有できる先生であった。特に先生は、私が在日大韓基督教会に所属している事を真摯に受け止めて下さって、加害者としての日本の立場を深く痛まれ、在日韓国・朝鮮人の人権教育を幅広く配慮して下さった事は今でも忘れることができない。

この様な湯木先生の人格に触れていくうちに、自分自身の価値観や最大の関心事にパラダイムの転換がゆっくりと起きていたのである。韓国にいた時の私の信仰のスタイルは「聖書のみ、信仰のみ」であった。しかし先生との出会いを通して、聖書と信仰に基づき、社会的な人間の実存的問題としての人権の問題にも取り組んでいくことが真のキリスト者としての姿であることに気付いた。今後は、歴史を正しく把握した上で、宣教と教育を生活に結び付ける姿勢を持ちたいと思う。また、先生との出会いを通してこのように成長させて下さった神様に感謝するものである。

在日大韓基督教会 総幹事 朴寿吉牧師

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