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開拓伝道の新しいかたち、教会増殖ネットワーク

2007年3月26日09時15分
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 設立40周年を迎えるアジアンアクセスは24日から29日まで、マレーシアのポートディクソンで記念集会を開催する。アジアンアクセスとは リーダー育成を通して、アジア全域に教会を増やしている、教派を越えた宣教活動を展開する団体。日本ではJCGIネットワークとして「教会増殖ネットワーク」と呼ばれる開拓伝道を行っている。



 今回はその一例としてある地区の働きを一部紹介する。



 「ネットワークに参加したのは2つの理由からです。JCGIの先生方のすすめと、もう1つ、教会から車で1時間もかけてくる人たちがいたからです」と地区のバルナバ役が話した。会社を退職してから5年ほどたった夫とその妻( 以下、A夫妻 )からの「教会まで車でくるのが大変になったため教会を近くに」との願いだった。



 その県には保守バプテストの教会が幾つかあり、ネットワークを行う以前にも今まで3箇所の開拓が行われていた。会堂を用意し、専門の教職者を招いた。そうして開拓伝道をおこなったものの、次第に問題が生じてきた。期限を5年から10年と決めて成長を願っていたが、期限が重荷となり、徐々に窮屈になった。宣教に自由さがなくなり、会堂をどう維持していくか、経済的な問題が大きくのしかかった。



 「教会を近くに建ててほしい」という夫妻の願いに対し、地区協議会は新たな開拓伝道になかなか腰があげられなかった。ちょうどそのとき、このJCGIの開拓伝道が目に止まった。形にとらわれず、負担がないという利点が決め手となり、取り入れを決めた。



 A夫妻は特別な開拓訓練を受けたわけでも、神学校を出たわけでもない。教会が行う弟子訓練プログラムに参加していただけだが、今では生き生きと楽しく伝道活動をしている。



 現在、同県では他にも3箇所で開拓が進められている。もう一組もまた、教会と離れたところに住んでいて、車で30分かけて礼拝に参加する夫妻( 以下、B夫妻)だ。B夫妻は兼業で農業を営む。会社員の夫は「体力のある内に開拓をしたい」と、早くに会社を辞め、今は比較的時間を自由に持てる行商をしながら宣教活動を行っている。行く先々で人間関係を作り上げ、これまでに2名が受洗した。他にも2名が洗礼準備中で、礼拝の参加者は10名ほど。確実な成長が見える。



 もう一組は、主の言葉に従って群れを導いてみたいという思いが与えられて開拓伝道を決意した夫妻 (以下、C夫妻)。妻が学校の先生で、夫は2年制の神学校を卒業し牧会の道へ進んだ。去年、伝道の為に新たに家を建築。会堂用に広くし、集会を持つことが出来るように設計をした。現在、家族あわせて10名前後が集会に参加している。



 この開拓は、すでにある自分の家を用いるために特別な準備が要らないというメリットがある。また、教会に行くという事に抵抗感を持つ多くの人々に対して、より気軽に、効果的に福音を伝えることができる。



 田舎の場合は、総人口自体が少ないという点から、「人を集める難しさ」という新たな問題がある。しかしこの地区では、10年以上前に韓国サラン教会の弟子訓練を取り入れてから、毎年3−4人が参加し、着実に信徒が成長している。個人の霊的な成長が基盤となり、訓練を受けたものがリーダーとなって小グループをうまく形成している。「以前は牧師が信徒全部をケアしていたが随分助けられるようになった」とバルナバ役が話した。



 だが、弟子訓練の効果が、「開拓伝道のために派遣されていく」という成果に必ずしも直結しなかった。教会は整えられたが、派遣がなかなか出来ない。「新たに教会を建て、新規の開拓を」となると、計画、予算、場所、人と多くの時間と手間がかかる。日本の伝道の形を考えたときに、「一人ひとりが今現在いる場所で証ししていくことが最も適したスタイルの伝道ではないか」と考え JCGIネットワークによる開拓伝道にたどり着いた。



 教会では祈りのグループをつくり、開拓伝道の場に行って祈ったり、毎週の祈祷会では開拓地から届いた祈祷課題を祈る。パウロとの手紙のやりとりで地方教会が力を受けたように、開拓地から報告を受け取ることで、みなが宣教の意識を共有することが出来る。



 現在、日曜礼拝は中心教会に集まって捧げている。田舎ということもあり、参加人数は極端な右肩あがりにはならないが、毎年少しずつ確実に増えてきており、ネットワークに参加しているメンバーは「指導を受けて、自分自身の考え方が変わった」と話す。まずは考え方を変えることに焦点を合わせて行う開拓伝道のスタイルが着実に根付いていることを表している。



 バルナバ役の牧師は「これまで、教会の運営や戦略など、教職者一人に頼ってしまうことが多く「牧師先生が来てもらわなくては何も決められない」という意識を植えつけてきた部分がありました。上に立てられた者に対する敬意が、逆に自由に出来ない雰囲気を生んでいました。そのため自分が背負うという意識がなく、開拓について意見をまとめることができませんでした」と話した。



 また、初代教会でパウロは手紙などで諸教会を指導はするが、後は弟子に任せていたと語り「信徒は教会で花開くのではなくて、信徒は住んでいるところで花開く、そのように導くのが教会の役割だと思います」と話し、固定化した教職者制度が自由を奪っていたことに対して新しい意識を望んだ。



 バルナバ役は「失敗してもいい、神さまの手の中に全てまかせます」と語り「以前は伝道をしなければならないという意識があったが、誰から言われてやるものではなく、無理やりやるものではない」と告げた。



 今、新しく他教団も含めたネットワークを計画中だ。3年周期で区切りを持ち、常に新しい意識をもってやっている。今月から月に一回、日曜礼拝を自分達の教会で捧げることに決めた。バルナバ役は「なにもかも自分達がではなく、もう自分達でやっていいという考えがあればでていきます。子ども達がそろそろ自立したいとなったら、親である教会は励まし助け、バルナバ関係をずっともっていきます」「イエスキリストによる一つの体として、共に手を携えながらの宣教を行う」と話した。



 終わりに「自分のスタイルで神さまの導きの中でやっていっていい、数字とかで現れなくてもいいから、自由の福音を伝えていきたい」と、伝えるものがまずはじめに福音の解放を受け、形式に縛られない意識をもっていくことが大切だと語った。

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