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百聞は一見にしかず、巡礼ツアーで感動を伝えたい ステラコーポレーション代表の小池さん

2007年3月19日07時51分
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小池俊子さん+
小池俊子さん

「私たちは多くの人々に感動を与えたい。巡礼旅行業とは感動的な場面を準備し、演出する黒子のような存在です。感動というのは真理。心に真理が入ってくるとすごく喜びを受けるのです。このすさんだ世の中において神さまの創造物である大自然に出会い、信仰生活を共にし、数々の芸術作品を鑑賞することで参加者たちが涙を流すくらいの感動を得ることができたなら、その巡礼旅行は大成功だと思います」

株式会社ステラコーポレーションの代表取締役小池俊子さんは、「巡礼ツアー」の醍醐味についてこう語った。現在は旅行業を営んでいる小池さんだが、以前は某修道院の修道女として神に仕えたほか、宣教師としてアフリカのナイジェリアやアメリカのロサンゼルスに渡った経歴を持っている。今回は小池さんへのインタビューの後半部分を紹介する。

米ロサンゼルスで2年の宣教期間を終えた後、小池さんは再び愛するナイジェリアに戻ることになった。2年前にナイジェリアを発ったときに、現地の人々と満足のいく別れができなかったから正直心境は複雑だった。しかしもう一度ナイジェリアに戻ることが出来る。愛する仲間たちと再会できる。そのことを思うだけで胸がいっぱいになった。現地に向かう途中の機内では、「またアフリカに戻ったら今度は何をするのかな」とドキドキしながら期待に胸を膨らませていた。

ところが、現地に到着して愕然とした。あの貧しかった修道会が総工費2億円規模の巨大な修道院を建設していたのである。関係者に聞いた話によると、組織の将来のために巨大な修道院を建設する必要があったのだという。

正直がっかりした。何か言葉を出そうとしても何も言えなかった。確かにこれだけ大きな修道院があれば、将来入会してくる修道志願者たちを大勢受け入れることができる。雨水を貯めるための大きな貯水池も確保することができる。しかし、貧しい人々の生活の中心にこのような近代的な建物を建てることが、果たして本当に必要だったのだろうか。そして自分が学生の頃に思い描いていた修道生活とは果たしてこのようなものだったのだろうか。自問自答してみたが答えは明らかに「ノー」だった。私が望んでいたのは、ただイエスの愛に根付いた貧しさから生まれてくる家族のように暖かい共同生活だったのに・・・。

その巨大な修道院のために小池さんを含めた宣教師一行は周囲の人々にとって「金持ち」の象徴になってしまった。ほんの2年前は、現地での生活に慣れていない海外の宣教師たちに喜んで水をわけてくれたり、野菜を分けてくれたり、生きたままの鶏をくれたりした彼らが、「あなたたち金持ちだったんだね」と冷ややかな目で見ながら自分たちと距離を置き、離れていった。たとえ貧しいとしても、たとえ不自由だとしても、「同じ釜の飯を食べ、同じ言葉を話し、同じ生活を営むこと」こそ、宣教師が最も大切にするべきことではなかったのか。建物の枠だけではなく心に枠が出来てしまったことを痛感した。「今までは私たちのことを仲間だと思って一生懸命にいろいろなものを下さっていたのに、そして一緒になってワーワー楽しくしていたのに、このようなことになってしまって・・・」。修道会の方針と自分の思いが次第にすれ違うようになったことを感じた。「彼らを裏切ってしまった」という罪悪感に襲われ、自虐した。悔しさと申しわけなさだけが残った。

「すまない」と思ったのは決してオニチャの人々に対してだけではない。海外で宣教師として奉仕している自分を金銭面で支援してくれていた大学同窓会の仲間たちに対しても申し訳ない思いでいっぱいになった。当時、アフリカのナイジェリアという地で宣教しているという便りを聞きつけた母校の同窓会のメンバーらが、「小池を助ける会」という後援会を設立してお金を援助してくれていたのだ。中には子育て真っ最中の人もいた。それでも彼らは、「小池はいま日本と比べて不自由な生活をしているだろう」と思ってお金を援助してくれていたのに、この「ゴージャス」な修道院を見たら彼らは果たして何と思うだろうか・・・。

問題は、この小さなオニチャの町に2億円という巨額を投資して修道院を作る必要が本当にあったのかということだ。修道院は5000万円くらいの規模のものでいいから残りのお金は学校に行けない子どもたちのための教育機関や、人々の経済的自立を助長するための職業訓練所などの建設費に当てるべきではなかったのか。「どうしてそのようなことができなかったのですか!」と修道会の責任者に訴えてもみた。しかし、彼らの答えはいつも「修道会としては将来のことを考えると今大きな建物が必要だった」という一点張りだった。「イエス様は建物を作るため、お金を集めるためにこれほどのエネルギーと時間をかけられるだろうか。時代が違ってきたから、やはりこのようなものが必要なのだろうか?」という疑問があった。

そもそも小池さんは大きな建物から始めようとする福音宣教のやり方に疑問を感じていたという。「まずは心。福音は建物を介しては絶対に伝わらない。心と心が通い合って福音は伝えられていく。足を使いながら狭い道を通って、キリストのような生活をして、その生き様を通して初めて伝わっていくものだと思う。それなのにどうしてまずこの形をつくらなければならないのか。貧しい人々の真ん中に、お金持ちの象徴ともなりかねないくらい立派な建物を作らなければならなかったのか。私の中で疑問が始まってしまいました」と小池さんは話す。「たとえ貧しくてもキリストのように生きたかった」という一心で修道院に入り、今こうしてアフリカで宣教に従事しているのに、目の前にしている現状は自分が目指してきたものとは違うものだった。

その後、ナイジェリアでの宣教生活に疑問を抱き始めた小池さんは帰国を決意した。帰国後も神さまの御前で祈り、これから自分がとるべき道に対する決断をゆだねた。神の御心は何であるかを知りたかった。結局明確な答えは見つからず、約18年間お世話になった修道院を出ることにした。実家に帰ってこれから何をしようかと色々考えた。しかし今まで20年近く修道院での奉仕活動に従事してきたから、それ以外の道など思い浮かぶはずもない。それでも、これからは自分の道を行かなければならないと思い、行く当てもないまま東京へ出て行った。

その後、大学の先輩にただで貸してもらった部屋に住みながら日々の生活を送った。嬉しかったことは、別の先輩がカトリック中央協議会の事務局長の秘書という仕事を紹介してくれたことだ。そうして社会経験のない元シスターのサラリーマン生活が、周囲の人々の暖かい愛に支えられながらよちよちと開始されることになった。

カトリック中央協議会で数年間仕事をする日々が続いた。しかし、かつて宣教地で教えていた過去を振り返りながら、「私は教壇に立って教えるのではなく、人々と直接触れ合って彼らの身体の痛みや心の痛みを癒してあげたい」という思いが次第に強くなった。そして鍼灸士を目指す決心をし、夜学の専門学校に通うようになった。学校の授業料を支払うために、昼間は知り合いの旅行会社で働くことにした。その旅行会社がたまたまキリスト教の巡礼旅行を扱う会社だった。

旅行会社で4年間くらい務めた後、旅行業のノウハウを身につけた小池さんはある人の勧めと協力もあってついに起業を決意する。そうして96年6月、株式会社ステラコーポレーションが設立された。最初は「小池の会社じゃ3年くらいでつぶれるわよ」と同級生にからかわれることもあった。しかし今10年が経ち、11年目に入ろうとしている。「とても奇跡。神さまが守ってくれた」と小池さんは話す。ツアーの参加者が少ない時は祈った。「祈ったら(お客が)来るんですか?」と社員に言われたこともあったが、「祈ろう。祈ろう」と励ましながらここまで来た。

「旅行業を通して本当にすごいことが出来ると思う。私はこの仕事を通して人々に福音を伝えたい」と小池さんは語る。旅行業で福音伝播ができるのかと思う人がいるかもしれない。しかし、「聖地巡礼は、イエス様が生まれて亡くなった場所を自分の目で見ることであり、イエス様が宣教したガリラヤやエルサレムの地に自分の足で赴くこと。そうすることでキリストが生きた当時の雰囲気を五感で感じることができる。それはその人たちの信仰をすごく強くする。帰ったらもう一度聖書を一生懸命に読もうとか、自分の信仰をもう一度見直そうという気持ちにさせる。未信者の方でも信者の方と一緒に祈っていると自然にそのような感情が生まれてくる」と、巡礼旅行の醍醐味について小池さんは証しする。

巡礼旅行では、神父の話を聞いたり、祈ったり、楽しく語り合ったり。おいしい海外の食事を共にしたり。朝から晩まで一緒に行動するから本当の家族のように一つになれるという。分かち合いが深くなって普段は語れないことまで打ち明けるようになり、旅行の過程を通してそれぞれの参加者がキリストにおける兄弟になっていく。「一つの神の家族になっていくような感じ。一人ひとりがもっと深く知り合える。普段は『おはよう、元気?』だけで終わってしまうくらいの関係なのに、こころのうちにあるものを隠しておけなくなる。良いところも悪いところも全て出てきて許せてしまう。だから旅行中はすばらしい福音宣教の場所になると思う。巡礼旅行を通して福音を宣(の)べ伝えることができる」と小池さん。

「百聞は一見にしかず」という言葉をよく耳にするが、まさに巡礼旅行がこれだ。いくらテレビで見たり、人から聞いたりしてもその臨場感が伝わらないことが多い。しかし現場へ行けば五感でキリストの生き様を感じ取ることができる。「神を賛美しよう」、「神に最高のものを捧げたい」という思いで作られた数々の芸術作品を見ることで、畏敬の念を持って神を崇めることに全力を尽くそうとした当時の人々の信仰に触れることが出来る。

「私たちは感動を与えたい。感動というのは真理。心に真理が入ってくると皆さんはすごく喜びを受ける。今のこのすさんだ世の中で、このような仕事を通して一人の人がワーと涙を流すことが出来るなら、その巡礼旅行は大成功だと思う。私たちは欠点だらけだし、不完全だし、いろいろな意味で他の大きな会社と比べて小さなもの。それでも真心と誠実さと生きる真剣さ、そしてキリストの愛を伝えていくことができれば、それはすごいと思う。生きる目的としてはいつもキリストに真っ直ぐ向かっていきたい」と小池さんは話す。まさに「感動」こそ旅行の醍醐味だ。そこにキリストの生きた証がある。真理が人の心を揺り動かすのだ。

小池さんは「巡礼旅行」という事業を通して、今日の暗闇の時代に光の福音を伝えようと日々仕事に励んでいる。ステラコーポレーションがこの社会にあって世の光、地の塩となり、神に栄光を帰する会社となるように祈りたい。

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