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ストレスの多い現代人に音楽で本当の癒しを 日比野音療研究所代表・日比野則彦さん

2009年9月28日19時11分
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日比野則彦さん(写真提供:HSTL)+
日比野則彦さん(写真:HSTL提供)

全世界で2200万本以上の売り上げを誇るコナミの人気タイトル「メタルギアソリッド」シリーズの音楽を01年から一貫して手がけるなど、作曲家として、また音楽プロデューサー、演奏家としても世界の第一線で活躍する日比野則彦さんは、音楽療法の新しい可能性を追求する「日比野音療研究所(HSTL)」を昨年12月に設立した。多くのストレスや悩みを抱える現代人の心に真の癒しを与えるため、技術面はもちろん、カウンセリングも取り入れた画期的な「音源療法」のあり方を提案している。

「人間の耳には聴こえない、感じることしかできない部分にこそ、音源療法の最大のポイントがあります」。ガラテヤ人への手紙5章には、愛、喜び、平和などに代表される「霊の結ぶ実」と、争い、怒り、利己心などの「肉の業」が対比されている。「そこにすべてが書かれています」と日比野さんは語る。

高い周波数には愛や喜びなど、人を幸せにするプラスのエネルギーがあり、それが低い周波数になるほど、人を不安にさせ、怒りや争いを引き起こさせるマイナスのエネルギーが生じるのではないかと仮説を立てた。実際、低周波音についての研究は、それが家屋や人体に悪影響を与えるとして公害問題の分野でも注目されている。

人の可聴域を越えた高い周波数の音は、通常の音響機材で再現することはできない。研究所では、録音から再生に至るまで、特別な機材を組み合わせて音源を作り出している。高周波の音は音楽CDに録音することはできないが、データとして持ち歩くことはできる。機材を整えれば、スタジオの外でも再生は可能だ。

目指すのは、「心療の現場で実践的に使用でき、かつ鑑賞にも耐えうる音」。ただ高周波の音を作り出すだけではない。ゲーム音楽業界の第一線で培った専門技術と環境を駆使し、これまでの癒し系・ヒーリング系音楽の製作では決して実現できなかった高い音楽性とコストパフォーマンスの両立を可能にした。

しかし、何よりも大切にしていることは、音を生み出す演奏者自身がそこにどのような思いを込めているのかという、数値では測れない領域だという。「すべてを愛と表現できるのかもしれない。優れた演奏家が自分のエゴや利己心を取り除いた領域で演奏するとき、そこから生み出される音はすごく深い。難しいことを話していると思うかもしれませんが、音にするととても明快です。そこを感じてほしい」

音源療法とは、「愛情の受容」だという。研究所を設立した当時、人間関係やビジネスで立て続けに大きなトラブルと挫折に直面した。そんな状況の中で、意識的に毎日聖書を読むようにしたという。すると、それまで思いもつかなかったようなアイデアが次々と生まれてきた。「自分がまず愛情で満たされなければ、決して人に愛情を与える存在にはなれません。まずは、音楽でその愛を受け入れる心の扉を開いてもらいたい」

HSTLが特に着目しているのは、身体的にも経済的にも十分恵まれているにもかかわらず、都会の真ん中で無力感や喪失感を感じている人々。「人間関係や争いの中で発生する悪いエネルギーに影響を受けてしまっているのです。このような人こそ、実は敏感な感性を持っていて、素晴らしい可能性を持っているのです」

今後のビジョンとして、音源療法と組み合わせるかたちで、従来の自己発見型のカウンセリングとは全く一線を画す、音楽と言葉を組み合わせたカウンセリングも行っていきたいという。

最高の愛情を受け、最高の録音状況で作られた音源を、最高の装置で、世間の喧噪から一切遮られた空間で楽しむ。そして、都市に住むストレスを抱える人が、愛情を素直に受け取ることのできない心の状態から解放され、他の人へ愛情を注げるような状態に変えられていく。これが、HSTLが世界へ広げようとしている新しい音源療法のあり方だ。「それが、都市の社会全体を、より自然なサイクルへと導いていくことになると信じます」

ひびの・のりひこ:1973年、兵庫生まれ。大阪大学人間科学部、バークリー音楽院ジャズ作編曲科卒。サックス奏者としてキャリアをスタートし、その後映画館のマネージャーを経て、ゲーム業界へ。05年に独立し、株式会社ジェム・インパクトを立ち上げ、Metal Gear Solidシリーズ等国内外のヒットタイトルの音楽を手掛けた。09年より日比野音療研究所を立ち上げ、音源療法の開発に尽力している。株式会社ジェム・インパクト代表取締役。

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