沖縄県名護市辺野古沖で16日午前10時10分ごろ、「平和丸」と「不屈」の船2隻が転覆した。フジテレビ系のFNNプライムオンラインによると、不屈の船長である金井創(はじめ)氏(71)と、平和学習の一環で乗船していた高校2年の女子生徒1人が死亡した。
不屈は、日本基督教団佐敷教会(同県南城市)の牧師で、沖縄キリスト教学院沖縄キリスト教平和総合研究所(現在は活動休止)のコーディネーターを務めていた金井氏らが、同研究所を通じて募金を呼びかけ、辺野古の米軍基地建設に反対する抗議船として2014年に購入した。金井氏は同年から船長を務めていた。
琉球新報や沖縄タイムスなどの報道によると、平和丸(5トン未満)には12人、不屈(1・9トン)には9人の計21人が乗船していた。このうち18人は、研修旅行中だった同志社国際中学・高校(京都府)の高校2年の生徒らだった。2隻は普段、抗議船として使用されているが、事故当時は抗議活動を行っておらず、平和学習のために使用されていた。
FNNプライムオンラインによると、全員が救助されたものの、金井氏と女子生徒(17)が意識不明の状態で病院に運ばれ、その後死亡が確認された。
生徒18人はいずれも救命胴衣を着用しており、2隻とも定員内の乗船だったという。当時、名護市沿岸には波浪注意報が発表されていた。
沖縄タイムスのその後の報道によると、死亡した女子生徒は平和丸に乗船していた。引率の教員は、いずれの船にも乗船していなかったという。第11管区海上保安本部は、事故原因について「高波の影響を受けて転覆したとみられる」と説明しており、業務上過失往来危険と業務上過失致死傷の容疑で捜査する方針。

















